2017親爺のずぼら絵日記(秋)    さていよいよ長月となりました。これより先は秋山と、
                                                      親爺が勝手にそう決めております。で、項を改めました。・・・9/1



11/30
 寒々とした霜月最終日だ。
 気温は6~7℃程もあるのだが、居間にストーブと床暖は欠かせない。いよいよ冬の到来で、親爺とオカカは冬籠り
に入る。
 とは云え、冬籠り中でも食事はせねばならず、食料の買い出しやら孫の顔を見にやらと、それなりの外出があり、
その移動手段は確保しておかねばなるまい。で、オカカのプリウスも、親爺の軽4WD もスノータイヤをはいて、準備は
出来ている。
 その他の冬支度と云えば二カ所ある家の雨戸を閉めるだけで、昔の様な雪囲いはしない。これは融雪装置を炊くの
で屋根の雪下ろしをせぬから、雪がさほどうずたかく家を覆う事は無いからだ。
 それにしても冬ともなれば、車庫前の除雪や、玄関先の除雪だけでも大きな負担となるので、雪など降らぬに限るが、
その雪を待っている人たちも多いので、雪よ降るなとも言えないのだ。


 手をしゃぶることを覚えた孫だが、これも成長のあかしなのだそうだ。オカカは今年も団子を焼き始めた・・・・・。
 


11/29
 暖かいが曇天の、昨日とは真逆の空模様の今朝だ。
 昨日かオカカと二人孫の顔を見に、新米ママ宅に出かけたが、近々引越予定で、細々したものの片づけをしたいと云っ
ていたので、その間リンカの子守をするつもりだったが、おりこうさん過ぎてスヤスヤと寝てばかり。たまに目覚めて抱っこ
したり、ミルクを飲ませたり、お話をしたりと楽しんだが、、少し物足りない程・・・。
 夕刻、余り薄暗くならぬうちに帰路に就く。
 夕日がまぶしく閉口したが、真っ白な峰々が夕日に映え奇麗だった。
 これは往路、「レイルウエイズ」のモデルになった富山地方鉄道の電車が雪の立山を背に走っていた。


 帰路の、夕日射す剱。


 帰宅後、物乾場に塩漬けした鶏肉をつるし、風乾しする。スモークチキンの仕込み、第1ステップだ・・・。


11/28
 寒いが晴れた山里の今朝。我が家の向かいにあるイッチャンとオトシサンの家には大きな薪ストーブがあり、大屋根
の煙突からは、寒い期間はいつも煙がもくもくと出ている。
 我が山里では一時期薪ストーブが流行り、今でも何軒かは薪ストーブを炊いているが、これは暖房としても調理器として
も最高のものだが、燃料の薪を調達し、長い一冬の薪を家の手近なところにプールするのが大変だ。
 とは言え、親爺が子供の頃の昭和30年代が薪ストーブの全盛期で、我が山里ではどこもかしこも薪ストーブを炊いてい
たものだ。殆どがブリキのルンペンストーブだったが、暖かく、煮炊きも出来て実に重宝なものだった。
 昭和40年代に入り、薪ストーブは急速に石油ストーブにその座を奪われ、現在も流行っているとはいえ少数派である。
 しかも今やルンペンストーブを使っているものはおらず、立派な鋳物の舶来ストーブで、しかも煙突も燃焼効率の高い、
施工に数十万もかかる立派なものだ。薪は村内ならどこでも調達できるが、その加工、集積が大変だ。だから親爺は薪
ストーブ派ではなく、石油ストーブを使っているが、反射式ストーブの燃費などたかが知れている。
 でも本当は薪ストーブにあこがれており、オカカの手綱で辛うじて思いとどまっているのが本当のところである。


 今朝の大日は新雪に厚く覆われていた。


11/27
 楽しみにしていた大相撲九州場所も昨日で終わった。結果はがっくりだ。
 40回と云う優勝記録を打ち立てた白鵬は、確かに強い横綱だが、好きな力士ではない。日の下開山とも言われる力士
の頂点に立つ存在が横綱なのだが、心技体の三つがそろっていなければならず、しかも最初に上げられる心が最も重要
とされるのだが、白鳳に一番欠けるのはその心ではないかと思われる。
 これまで幾度も幾度も指摘されてきたことを、ここに細々と書き綴ることも無いが、今回の慢心から来るとしか思えぬ無
様な、自分の勝負への物言いアピール、優勝インタビューでの日馬富士暴行事件への口出し、遂には万歳三唱・・・・・。
 言語道断、傍若無人な振る舞いとしか思えない。
 相撲の心とは古来より培われて来た、武道精神であろう。日々鍛錬、心を練り、技を磨き、体を調え、勝負に在っては勝
って奢らず、負けて悔やまず、常に相手への敬意を失わず、日々行いを慎む。親爺にはどの一つも出来そうにないが、そ
れ故の横綱である。
 完璧にとは言わぬが、せめてその態度と口を慎め白鵬と言いたい親爺だ。
 白鳳の対極の世界的アスリートとして、人格者、王貞治氏を思い浮かべる親爺である。
 玄関先にいつの間にか飾られたスノーマン。何とはなしにクリスマスである。


 昨日、妹の孫センリが我が家に来た。6か月であるが、2か月の我が孫リンカと比べると大きくしっかりしていて表情も
豊かだった。この時期の4か月は随分違うものだ。そのころ、リンカは某スタジオで写真撮影中だったが、オネムな様子。
 


11/26
 静かな山里の朝だ。昨日一昨日とかなり寒さがきつかったが、今朝は曇天ながら寒さも緩んでいる。
 親爺とオカカ二人だけの暮らしに戻って、かなり生活のペースも取り戻せたが、時折たまらなく孫の顔が見たくなってし
まう。
 山里の事とて、10月末から5月いっぱい我が家の居間にはストーブが欠かせぬ。その用途はもちろん暖房ではあるが
湯を沸かしたり、鍋をかけて煮込み料理をしたりも出来るわけで、こんな重宝なものはない。
 今朝もオカカが風呂吹き大根を仕込み、鍋がコトコト鳴っている。


 昨日の午後からは、土鍋がかかっていて昨夜はみそおでんの夕食だった。これが美味かった・・・。


 窓の外にはこんな景色が広がる今日の山里だ。冬間近、又白いものに覆われる日々が来る。


11/25
 今朝もどんよりと曇った薄暗い朝だ。
 この時期になると親爺は、自分でも気づかぬまま、ベーコンやスモークサーモンなどの燻製づくりに励みだす。ここ何
年かは比較的手抜きの土鍋スモークが多かったが、今シーズンは一寸本格的なスモークの仕方に戻り、数年前の誕生
日に子供たちからプレゼントされたステンレス製のスモーカーを引っ張り出し、時間をかけて丁寧にスモークをしている。
 もちろん家でやるわけにはゆかぬので、車庫の裏にある、亡き爺様の隠居場を改築したスペースで、現親爺の雑庫
を兼ねている作業場での仕事だ。
 流石に手抜きせず、じっくり時間をかけたものは見栄えも違うし、美味い。
 今度は、今まで手掛けたことのないソーセージにもトライしようかと考えている親爺だが・・・。
 これがステンレス製のスモーカーだ。この時はスモークチキンで、音訓だったので熱源には電熱器を使っている。


 家庭用のサイズなので、そんなに大量には出来ないが、やり始めると面白い。良い具合にスモークが終わった鶏もも肉。
 

 今朝もこんな天気なので、今日はベーコンを燻そうかと思っている。


 昨日は孫の子守に出かけていた。孫の家(長女の家)は虹をくぐった海辺にある。ジジババに見守られよく遊び、良く寝た。
 


11/23
 暖かい朝だが薄暗くて、外はモノクロの世界。
 今日は親爺もオカカも特別な用事もなく、親爺はこの後車庫の作業場で、スモークチキンをいぶし、その合間にミートパ
イを焼こうと思っている。オカカはオカカで、前回好評だったポトフを作るとの事。
 こんな調子で時間がゆっくり流れているが、慌ただしくとも孫に振り回されていた日々が懐かしい?
 オカカの曰く「爺のリンカロス」状態。成程そうかもしれぬ・・・。
 気を取り直して窓外に目をやれば、こんな景色の今朝である。


 辛うじて閻魔堂石段わきのもみじの赤が色をそえているが、不動山などまるっきりモノクロームの世界だ。
 


11/22
 今日も大日はすっきり見えている。
 立山も結構な雪で、室堂ではもう2m程も降っている様だ。
 昨日孫が帰ったので、親爺とオカカに日常は静かで寂しいものになったが、反面自由時間がたっぷりと出来て、気まま
にウロツクこともできるようになった。で、親爺もこのあとちょっと、昔の猟場を軽4WDで回ってこようか等と考えている。
 心平の師匠のSさんが鉄砲をやめることになった。高齢でこれ以上所持できぬとの事。考えてみれば我が母と同い年だ
から何と米寿の年である。
 で、不要になった銃を形見分けしたいらしいが、これは許可がいる代物で、勝手にやり取りは出来ず、数年前にすべて
の銃を返納してしまった親爺に、もう一度許可を取れよとの誘いがあった。
 で、親爺も、昨今の害獣どもの傍若無人ぶりに業を煮やし、せめて空気銃だけでも所持したいと考えていた矢先なので
Sさんの形見分け云々は別として、ちょっと真剣に考えている。


 昨日可愛い孫が自宅に帰った。オカカも暖かい衣装を着せて別れを惜しむ。
 


11/21
 今朝は寒かった。戸外は凍りついていたが、快晴の山里だ。
 低いながらも眩しい陽が射すので、屋根の雪や木立の雪がぽたぽたと滴を落とし、雪はやがて落ちてしまうか溶け
てしまうだろうが、気温は7~8℃で決して暖かくはない。
 今日は昼過ぎに娘と孫を送って町場に出る。ついでに又当座の買い物などをして帰ってくる予定だが、又オカカと
親爺の二人だけの生活に戻るので少し寂しいが、ここらで少し孫を離れ自分の趣味等に戻ることも必要だろう。どう
にも最近の親爺もオカカも”孫依存症?”気味であるから・・・。
 と云いながら、傍らに寝息を立てている孫ばかり見ている親爺である。
 大日が白くまばゆい。


 屋根から雪解けの滴がしたたり落ちる山里だ。          今日、パパの待つ家へママと一緒に帰る孫が愛おしい。
 


11/20
 霜月も早や半ばを過ぎて、山里もすっかり雪景色の今朝だが、道路などは未だノーマルタイヤでも慎重に運転しさ
えすれば、さほど問題なく走れる状態だ。今積もっている雪は又一度奇麗に解け切るだろう。
 長女と孫も今日まで泊まるが、明日には自宅に帰るので、親爺もオカカもちょっと寂しくなるだろう。
 で、今日は親爺張り切って、朝から鶏のトマト煮込みを仕込んだり、アップルパイを焼く準備をしたりと、体力勝負の
新米ママに美味しいものを食べさせようと頑張っている。
 不動山もきれいに粉砂糖をかぶったようになった今朝だ。


 親爺が抱っこするとよく眠る。 今朝は用事できた近所のクマリオバチャンが抱っこしてくれた。
 


11/19
 昨夜寝しなに霙が降り出していたが、今朝は今季2回目の雪景色が広がっていた山里だ。
 孫がママに抱かれ起きてきて、にこにこ機嫌よく、時に声を上げて周りに愛嬌を振りまく。おっぱいを飲んだ後だか
らご機嫌なのだ。おくるみに包んだまま、オカカが抱っこし、カーテンを開けて外を見せた。生後2か月に満たぬ孫に
は初めての雪である。が、眩しいらしくくて目を閉じたそうな・・・。
 室温は床暖と、ストーブで20℃前後にキープしているが、ヨータローのお古の貫頭衣状の厚手のロングベストを孫
に着せて防寒服にした。背中から足元までと、胸元から足元までを柏餅の様に挟み、実に暖かそうだ。
 外は白く寒々としているが、孫と過ごす今は実に暖かい。


 ママが、「緑姉ちゃん」にこれは便利だよと、いただいた貫頭衣状防寒ベストを婆ちゃんに着せて
もらって暖かそうな孫。ヨータローもこれを着て大きくなった。リンカもヨータローお兄ちゃんの様に
元気ですくすく育てよ、と、爺は祈る。


11/18
 折角の土曜日だが空模様は生憎で、今にも雨が落ちそうな曇り空だ。
 昨夕から我家には、一週間ぶりで娘と孫が帰って来たし、山岳警備隊員を志し、今、警察学校で訓練を受けている、
山の知人の孫にあたるS君が休暇中で、我が家へ居候に来ている。S君は愛知県出身、実家が遠くそうそうは帰宅
出来ぬので、我が家に来るのだ。
 で、我家の今日は天候が悪くても娘や孫や若者が賑やかで明るい。
 今オカカが一寸買物で出かけ、ママたる長女は、孫が眠らず昨晩全く眠れなかっという事で寝かせている。で、親爺と
子守には全く戦力になりそうもないSと二人で、今のところスヤスヤ寝ている孫の子守だが、どうにかもうしばらく寝てい
て欲しいと祈っている・・・。
 そんな長閑な土曜日、ゆったりと時が流れてゆく。
 昨日の大日。新雪で雪衣が少し厚くなっていた。


 1週間ぶりに里帰りした孫に、メロメロなのは親爺だけではない。オカカも一緒だ。
 

 Sも19歳。身分は富山県警の巡査であるが、まだひよこ。警察学校の生徒である。子供のころから剱御前小舎
に来ていたワルガキが、山岳警備隊を目指しているとは。子供ながら見るべきは見ていたのだろう。
 まだ初々しい19歳。今、孫の相手をして遊んでくれている。


11/17
 最近の家は断熱材を多用するので、室内の温度が真冬でも氷点下には下がらなくなった。
 我が家は昭和39年に建てられた家なので、断熱材は皆無だったが、8年ほど前に大きなリフォームをして、全ての
部屋の壁、床、天井裏にびっしり断熱材を入れた。そのリフォームではすべての窓をペアガラスのサッシにした事もあっ
て、リフォーム以降の我が家は格段に暖かくなった。
 で、現在は真冬の寒い日の朝で暖房なしの気温が4℃であり、日中暖房を入れっぱなしの居間では朝でも8℃位で、
昔は台所の布巾などが凍り付いていたことを想うと、随分暖かい生活になっている事がわかる。
 が、親爺もオカカも年を重ねるにつれ、耐寒力が無くなってきているので、やはり冬になると寒いのは昔と一緒だ。
 今年もまた、しばらく冬の寒さに体が慣れるのに、今少し時間がかかるだろう。
 大日の雪がずいぶん下まで降りてきた。


 昨日の初雪はもう全く溶けてなくなった山里だが、周りの山々の上部は白いまま。紅葉が秋の名残を残す。
 


11/16
 冬の気配どころか山里は一気に冬だ。今朝7:00過ぎに強く雪が降り始め、10分程で止んだが、辺りは真っ白になった。
 これまでかと持っていたのだが、8;30頃から再び降り出し、今もまだ降り続いている。このままソコソコ積もるかもしれ
ないが、初雪であり、例年並みの初雪だろう、これが根雪になるような事は無い。
 明日長女が、婿殿数日の出張とかで、孫を連れて2,3日帰ってくる予定なので、一寸道路状況が心配だが、まだ日中
ならノーマルタイヤでも問題はあるまい。親爺は昨日、軽四ジープのタイヤをスノー(昨今はスタッドレスとか言うらしいが、
わざわざ意味の解らぬスタッドレス等と云うより、スノータイヤの方がすっきり分かって良い)に履き替えておいたので、必要
ならそれで迎えに行っても良いのだが・・・。


 例年通り山里は初雪が降って、あちこち真っ白になってしまった。
 

 今年の初雪は7:00過ぎにいきなりこんな風に降りだした。冬が来た。


11/15
 山里は雨こそ降っていないが、今朝もどんよりと薄暗く、もう初冬の気配が濃くなってきた。
 青空も少し出てはいるのだが、陽がもう低いので薄暗いのだろう。
 近所の銀杏もすっかり葉を落とし、冬の姿になっている。


 大日も見えている朝だが、すっきりとした視界ではない。我が家の頭上には薄く青空も出ている。
 

 昨日は長女宅へ押しかけ、心行くまで孫を抱いてきた親爺とオカカである。ふっくらと健康に育っている。
 


11/14
 昨日オカカと二人で、称名まで足を延ばした。例年ならほぼ逃さず紅葉盛りの時期に、称名へも出かけていたのだが
今年は長女の出産、初孫誕生、新米ママと孫を預かっての一月余りの生活が続き、何所へも行けなかったのだ。
 久々の称名はとっくに紅葉など終わり、滝の周囲には雪が付いていた。
 平日にもかかわらず、晴天だったからだろうか、そこそこの人が訪れていた。
 間もなくこの道路も閉ざされる。


 悪城の壁は陽が低くなって午後にならぬと陽が射さない。


11/13
 今朝は快晴。青空が広がる山里だ。大気も澄んでおり立山も、周囲の山々もすっきり見えている。
 親爺もオカカもまだ、孫が帰った寂しさは残っているものの、自分たちだけの生活のリズムに戻るのは、あっけない位
簡単で、親爺など早速二度寝を決め込み、オカカにたたき起こされる始末。
 昨今はLINE等という便利な通信手段があるので、恐らく単独で赤子の世話にかかりきりの新米ママながら、写真を撮
って爺婆に送ってくれる程度の余裕はあるようで、今朝も爺馬鹿がリクエストしたら寝込んでいる孫の写真が届いた。
 とか何とか云いながら、明日は早速孫を抱きに長女宅に出向く予定である。
 大日を見上げながら今日が始まる。

 
 朝一番で、長女が送ってくれた孫の写真。             もう、テーブルにはミカンが並ぶようになった。
  


11/12
 今朝から又、オカカと親爺だけの生活に戻った。
 毎朝日課のように乳臭い孫を抱き、あやしていた珠玉の時間は早や過ぎ去ってしまったようだ。
 昨日、長女の婿殿が、長女と孫を迎えに来て、自らの住まいに連れて帰り、親爺とオカカも車に荷物を満載して見送
りに行って来た。
 どうにか孫の諸道具が配置され、夫婦二人で連れ立って当面の買い物に出かけ、帰って来るまで孫と過ごし、山里の
我家に戻ってきた。
 昨夜も少し寂しかったし、今朝も少し寂しいが、これは慣れてゆくことだろう。
 さて今日からは又親爺とオカカの生活が始まる。
 秋の空だ。


 帰宅直前、我が一族の長老である叔母に抱っこしてもらったリンカ。叔母とは7周り年が違う同じ干支、長寿にあやかりたい。
 

 近所の大イチョウがすっかり散って、隣の謙ちゃん宅の庭や我が家の庭に降り敷いた。我が家は今朝オカカが片付けたが。
 

 孫が親子3人で暮らす自宅に帰った。見送りに行き、コンビラックに寝付かせしばしの別れを惜しむ爺馬鹿であった。


11/11
 昨夜は強風が吹き荒れ、近所の大イチョウもすっかり葉を落としてしまった。
 今日は孫が自宅へ帰る。親爺とオカカも送って行くが、まあまた来週金曜日には帰ってくる予定だ。
 あまり孫が帰ることを考えないようにしているのだが、抱っこしてあやしていると、その無邪気な目が爺を見つめており
何とも切ない気分になって来る。退院後約一か月半を我が家で暮らし、朝昼晩と絶えず孫中心の生活をしていたのだか
ら、淋しくないわけはない。
 が、やはり婿殿と長女とリンカの家庭が最優先である。二人を婿殿に委ねよう。
 落ち葉が散り敷き、淋し気な秋の朝・・・だ。


11/10
 霜月も早その三分の一を過ぎた。
 明日は新米パパの婿殿が、新米ママと孫を迎えに来て、自宅に連れて帰り、三人になった家庭での生活を始める。
 考えてみればめでたいことだ。新婚夫婦の家庭に新たな命が生まれ、二人の生活が初々しい三人の生活になり、
無限の洋々たる未来に向け、新たな家族の船出をするのだから。
 親爺とオカカもまた二人だけの生活に戻る。もちろん寂しくないわけがないが、ホッとした気持ちも否めない。
 週に二回ほどは、孫の顔を見に長女の家を訪ねる予定だし、孫にかまけて中断していた趣味の世界へもまた足を
踏み込む予定だし、オカカと二人の旅にも出てみたいものだ。そう!物事は前向きに考えないといけない!!
 山里の今日は晴れ。秋の深まりを感じつつ、今日ものんびり孫と過ごそう。


 朝日射し夕日輝く鍬崎に七つ結び七結び黄金一杯光り輝く・・・の鍬崎山は標高2090m立山の天気のバロメーター。


 親爺のそばに置いたコンビラックで寝込む孫のリンカ。ぷっくり太り、親爺好みの雷電や鍾馗の様にコロコロしている。
 


11/9
 朝は曇り、そのうち雨がぱらつき始め、一時は本振り、で、今は雨は上がった様だ。とにかく比較的薄暗い秋の日で
ある。気温は11℃ほど。
 孫が今日、明日の二日間を過ごし、明後日にはパパが出迎えに来て、ママ共々三人で暮らす自宅に帰る。
 爺馬鹿も婆馬鹿を少し寂しい気がするが、いつまでも我が家にママと孫を引き留めておく訳にもゆくまい。
 元の親爺とオカカに戻り、また二人の生活に戻って行かねばならぬ。
 とは言え、孫の自宅は車で1時間圏内。会おうと思えばいつでも行ける訳だし、パパの仕事の都合で自宅不在となる
ときには、何日もまたママ共々我が家に帰って来る予定で、来週末早々に又三日ほど来るとか・・・。ちっとも寂しがる
ことなどない様だ。
 隣家の銀杏が散り始め、黄色い落ち葉が飛び散らう。


 閻魔道の石段わきの紅葉も色付いている。


 そんな山里で約一月半に育ったわが初孫、風呂上がりで、フード付きのバスタオルに包まれ
ご機嫌である。


11/8
 素晴らしい快晴だった昨日だが、今朝は今にも雨が降り出しそうな曇天である。
 昨夜は冬用の夜具では暑くて、寝苦しかったが、明け方の気温が12℃以上もあったそうで、よく眠れなかった。
 で、朝もそもそ起きだして階下へ降りてゆくと、新米ママの長女がもう起きだしており、オカカが孫を抱っこしていた。
 親爺もあわてて飯をかっ込み、オカカと交代して孫を抱っこ。新米ママはもうひと眠りするために寝室に戻る。機嫌
よくしばらく抱っこされていた孫も、あっという間に寝込んだので、親爺は傍らにコンビラックを置き、そこに孫を寝か
せ、今PCに向かっている。ここ一月余りの朝の風景だが、あと数日で孫もママもパパが待つ自宅に戻る。
 何やら寂しくもあるが、また少しほっとした気持ちもある。車で1時間もかからぬ場所に行くだけの事なのだし、顔を
見たくなれば何時でも行けるのだ。
 それにつけても孫とは可愛いものだ。深まりゆく山里の秋に爺馬鹿の親爺である。


 突如思う。ドローンならぬ中練にのってこの澄んだ大気の中を立山に向け飛んでみたいものだ・・・・・。
      

 ドローンなら我が家の庭にでも楽に着陸できるが、中練ではそうも行かぬだろう・・・等と何とも長閑な親爺だ・・・。
 


11/7
 昨日は掛かりつけのT眼科で紹介状を頂き、予約しておいた富山市民病院に出かけた。白内障の手術の予約
である。富山市民病院には我が一族は随分世話になっている。亡き母と、叔父はここで最期を迎えたし、亡き父
も最期は別の施設だが、幾たびも入退院を繰り返しお世話になった。かくいう親爺も慢性胆嚢炎、剱御前小舎か
ら咽頭炎、気管支炎を併発して高熱で意識障害をおこしヘリで搬送、更にはパラチフスにり患して隔離入院・・・。
 と、まあ随分お世話になっている病院なのだ。
 で、今回は白内障と云う訳である。
 T先生からの紹介状はあるが、もう一度色々な目の検査を受けた。最期に眼底を見るのに瞳孔を広げる薬を点
眼されたため、焦点定まらず、一寸閉口したが、サングラスを持参していたので帰路の運転も支障はなかった。
 で、結局手術は、2月20日と22日に、3泊4日の入院をして行う事に決めて来た。
 今朝になり瞳孔も元通りになった様で、それなりにピントも合うようになってきて、今PCのキーボードも叩ける様
になった。手術後のクリアな視界に期待を寄せる親爺である。
 今朝もアイがかかり、大日はぼーっと霞む。


 不動の山は紅葉が見事。


 一昨日の月                               昨夜の月
 


11/5
 今日は新米ママの長女が、友人の結婚式に参列するため、リンカを爺婆に預けてお出かけだ。7:30頃には家を
出て、髪のセットやらお化粧で時間がかかりるのだそうで、10:00からの式、11:00からの披露宴、披露宴終了
後の友人とのおしゃべり・・・で、帰ってくるのは15:30から16:00になるとの事である。
 その間、有効なおっぱいを持たぬ爺婆は、哺乳瓶とミルクでそれを補い、子守に邁進せねばならぬ。これは偉い
ことになったと、朝からかなり緊張している。
 10:30を少し回った今、幸い孫は寝込んでおり、何とかうまくいっている。
 山里は長閑な晴れだが、アイがかかり、立山はもちろん、紅葉の奇麗な不動の山さえも少しぼんやりと見えている。


 昨夜は婿殿がリンカの顔を見に来て、初めて哺乳瓶で授乳を経験。もう親馬鹿、子煩悩な婿である。


 3人の娘たちが親爺に誕生日プレゼントをくれた。アマゾンのクーポンだ。恐らくこれは親爺の趣味の世界に投資されるだ
ろう。親孝行な娘達である。
 


11/4
 親爺も今日で満65歳。前期高齢者の仲間入りである。
 昨日は初孫リンカの宮参りで、長女の婚家に孫を連れ、出向いた。
 先方のご両親心づくしの、昼食を頂き、リンカには曽祖父に当たる婚家一族の長老にリンカを抱いていただいた。
 今朝の我が誕生日は、昨日とはくらぶべくもない雨天、しかもガスまでかかり鬱陶しい。が、親爺自身はすこぶる元気
でさてこれから先の人生を、如何に楽しく暮らして行こうかと前向きである。とにかく好きな事だけをして時を過ごしたい
と思っている。
 こんな天気だとかえって、幽玄な趣が漂う。


 あっちを見ても、こっちを見てもガスが巻いている。我が山里はかなり寒い朝だった。
 

 昨日の宮参りは良い天気に恵まれた。大役を無事こなし帰宅したリンカは湯上りのタオルにくるまれご機嫌さん。
 



11/3
 今日も良い天気で、立山が良く見える。
 今日は孫のリンカの宮参りである。長女の婚家近くの黒部三島神社に参詣するのだそうで、ママの里の爺婆という事で
親爺とオカカも参詣に同道する次第。
 この一月余り、ママの実家の爺婆は、新生児の初孫と一緒に生活をしてきた。この期間と云うのはママの体調回復期間
で、昔からの習わしの様なものなのだろう。我がオカカも三人の娘を皆、高岡市の実家に帰りその近所の産科病院で産み
一月の余の養生期間を実家で過ごし、我が山里へと戻ってきたものだ。
 さてわが初孫と長女も今日ではないが、後一週間余もすれば婚家ならぬ、自らの棲み処に帰り、親子三人での生活を
スタートする。
 親爺とオカカは多分すごく寂しくなるであろう。もちろんホットもするだろうが・・・。
 後しばらく、孫の世話に明け暮れる日々を、楽しく過ごそう。


 オバチャン夫婦からのプレゼントの乳児用ジャングルジムで喜び遊び、爺の傍らでぐっすり寝込む可愛い孫。
 


11/2
 霜月二日の朝も晴天だ。やや雲がちだが立山も良く見えている。
 今日は、新米ママの長女が、五日の友人の結婚式に出るため美容院に行くとの事で、爺婆二人で夕刻まで子守だ。
オッパイが無いのでミルクで対応するわけだが、幸い我が孫はオッパイもミルクも良く飲むので、授乳に関しては問題
は無いだろう。
 穏やかな秋の日に、親爺とオカカは爺婆として、孫の子守が仕事である。考えてみれば何とも幸せなことである。
 色濃い秋の日の我が山里。


 木々もすっかり色付き、秋は日ごとに深まる。


11/1
 窓を開ければ青空の下に薄く新雪をまとった大日が見え、かなり冷たい空気が部屋へ流れ込んできて、ハッとする。
 今日からはいよいよ11月。
 日々すくすくと成長してゆく初孫を抱き、その重さを嬉しく感じる毎朝。すべてがこの孫中心の生活だが、もう十日余りも
すれば、ママたる長女も孫も、自らの家へ帰り、夫でありパパである婿殿と3人の暮らしを始める。
 車で1時間ほどの処ゆえ、さほど寂しがらずとも毎日でも顔を見に行けるのだと自分に言い聞かせつつも、一抹の寂し
さは残るが、親爺とオカカの自由気ままな生活にまた戻るだけの事だと思い直している。


 林道に入り数分も走れば、色を変えた山々の真ん中に入って行ける。紅葉酣の山里である。
 


10/31
 何とも早いものだ。神無月も終わる。
 振り返れば実に様々なことがあった神無月だが、初孫と暮らした一月でもあった。
 嬉しいことに、孫はすくすく健康に育ってくれており、この一月で目方も1kg以上増えたし、身長も2cm伸びた。実に食欲
旺盛で、ママのおっぱいだけでは少し足りず、ミルクも併用しながらと云うスタイルに落ち着いた。
 寝転んで遊ばせている時に、首を左右に自分で動かすようになったし、ウンチがしたくなって力んでいる時に、爺が大き
な手でお腹を、羽のように軽くさすると、ほぼ8割りの確率で快音とともにすっきり排便するし、お腹がすくと素晴らしい大泣
きで手足をばたつかせオッパイ要求をする・・・。ウンチも出て、おっぱいを飲んで、お腹がくちくなれば、2,3時間はぐっす
り寝て、周りを休ませてもくれる。そんな風に元気に元気に育ってくれる孫が実に愛おしい。
 これを書いているうちに戸外には青空が広がって、暖かそうな日も射している。今隣で寝ている孫が目を覚ませば、ご機
嫌を見ながら、乳母車の散歩でもさせてやろうかと思いついた。
 今朝はまだこんな曇天だったのだが。


10/30
 今日明日で10月も終わり、秋はますます深まって行く。
 ばたばたしていてそれと気付かずにいたが、何気なく庭に出て辺りに目をやれば、すっかり秋の色に覆われている。
 近所の大イチョウが先ず黄色くなって、少しの風にも葉を散らし始めた。
 不動の山も、秋色だし、その奥に続く礼拝山や大辻山もすっかり色を変えている。
 しみじみと秋を感じている間もなく、山里にも冬の足音が聞こえ始めるだろう。霜月間近である。




10/29
 また台風の影響なのだろうか、我が山里もすっきりせぬ天気だ。
 朝靄がかかり、閻魔堂の木立さえも霞んでいる。
 天気さえ良ければ、ドローンを上げて立山の白い峰々や、辺りの色付いた秋景色を撮って遊べるし、丁度一か月にな
って、外歩きも出来るようになった孫を、乳母車に乗せて散歩に出ることもできるが、この天気ではどうしようもない。
 暖かい日差しの、晴れた天気よ早く巡り来いと、神無月終わりの空を眺めている。
 

 


10/28
 二日間続いた秋晴れも今朝はもう曇り空になり、肌寒い。そんな今朝、隣の功麿さんの訃報が届いた。
 驚いて、直ぐに隣に出向き、功麿さんに最後の別れをしてきた。何時もの様な酔っぱらって寝込んでいる様な、実に
穏やかな顔であった。様々な思い出が一挙に脳裏をよぎり、不覚にも涙が出るが、どうしようもない。
 親爺には親戚にあたる宝伝坊家の当主にして、剣山荘の前の主人である功麿さんは、親爺にとっては大先輩であり、
愉快な山の仲間でもあった・・・・・。
 また一人、先輩が旅立ってしまった。なんとも悲しい朝である。
 今朝は曇天だが、昨日はこんなに良い天気だった。


 立山の白い峰々が神々しい。


10/27
 今日も良い天気、秋晴れである。
 山里も少し色づいてきており、雪を纏った立山の峰々が真っ白く、神々しく、良く見えている。
 昨日は、新米ママと孫の1ヵ月検診があり、正午過ぎにオカカが付き添って病院に出向いたので、親爺は留守番だった
が、流石の親爺もその晴天につられ、ウロウロと軽四ジープで出かけた。
 銃猟をしていた頃はいつも偵察していた嘗ての猟場を、昨日はカメラとドローンを持参して、偵察宜しく見て回った。
 国見峠は、芦峅寺の集落や立山の峰々が良く見える場所で、林道の奥まったところにある。ジープが小型だから小回り
が利き、林道ドライブには最適だ。
 立山の峰々が真っ白に一望できる絶景ポイント、先着の車が2台いたが、すり替えが難しく、軽四ジープの強み、親爺が
すり替えポイントまでバックしてすり替えたら、人のよさそうなご老体ドライバー、わざわざ窓を開けて挨拶していってくれた。
 で、国見峠で写真を撮影。ドローンも上げて上げられぬことも無いが、又車が来ると面倒だしと、さっさと引き返した。
 国見峠からの眺めは実に良い。


 そのまま帰るには惜しい天気。ではもう一カ所と、何時もドローンを上げている姥堂基壇横の駐車場に行き、ドローンを
上げ、真っ白な立山も撮影した。が、ここで大失敗。駐車場周りの木々が少し色付いているのを低空飛行で撮影中に、目
測を誤り、この枝にドローンを突っ込ませてしまった。慌てて電源を切ったのが大間違い。折角のFPV画面も途絶え、さて
突っ込ませたドローンを探そうと、頭上の木々をいくら探してもドローンが見つからぬ。親爺の白内障で弱った眼ではどう
にも探せぬ。で、いったん捜索を打ち切り、今朝になってオカカに協力要請、約15分の捜索で猛禽の目を持つオカカが木
の枝に引っかかっている機体を発見、立ち木を揺さぶり機体を落とし、何とか無傷で回収。
 オカカには益々頭の上がらぬ親爺である。
 色付いた不動山が、そんな親爺を見下ろし苦笑していた。


 無事回収され、ストーブの前で夜露を乾燥するドローン本体。アアよかった。小遣いの目減りがカバーされた。 


10/26
 これは、雄山山頂ライブカメラ(http://www.jr9vq.org/lcam/lcam.html)の今朝の写真だ。
 雄山神社本殿社と、真砂岳、別山へと続く雄山主稜線の先には剱岳が鎮座するという、これ以上の景色は無いと云う
アングルである。
 しかも今朝は快晴。山里からも立山の峰々が良く見え、午后の順光時にはドローンを上げて雪を纏った立山の峰々を
撮影しようと思っているほどの天気である。今日の雄山ライブカメラの絵は素晴らしい。
 で、このHPのトップ頁にリンクを張っておいた。折角の素晴らしい画像、皆さんにもぜひ見て頂きたいものだ。
 因みに、リンクフリーであるそうな。
 稜線の雪の付き具合、剱の雪化粧を見れば、ほぼ真冬の状態である。


10/25
 長い間山小屋用として使っていた親爺の4WD車は、すでに12万キロ走っていたが、全く調子よく、まだまだ乗れそうだっ
た。でも山小屋を離れ、立山方面へ足を運ぶこともめっきり少なくなり、ライトバンなので毎年の車検があり、ほとんど使わ
ぬので、バッテリー上がりを起こしてばかりいる様になって・・・とうとう手放すことにした。でも我が山里は豪雪地帯。4WDが
どうしても欲しい。で、従兄が乗っていたパジェロミニに目を付け、交渉にはいった。従弟はたまたまニッサンのハイブリッド
車を購入して、それを乗り回していたので交渉はすんなりまとまり、市価より安くパジェロミニを手に入れた親爺である。
 軽四は初めてだが、ターボエンジンなのでパワフルだし、室内も親方クラスの親爺をして十分な広さである。年式が古いの
で、ナビなどは古いが、実用上問題はない。ETCもついているし、上等である。が、燃費は11Km/㍑と軽四にしては走らぬ。
 それでも冬季の道路状態の悪い時の4WDは実に心強いし、せいぜい近所へ出かけるか、親爺の病院通い位しか使わぬ
ので、これで充分である。
 昨日、雄山神社祈願殿でこの軽四ジープの交通安全祈願とお祓いをしてもらった。


 午後、ドローンを持って志鷹の宮へ出かけた。立山はガスで見えず・・・。


 不動山の東南面が少し色付いてきた。

 


10/24
 立山に少しまとまった雪が来たようだ。雄山山頂のライブカメラがつい最近から稼働しているのを見ると、剱もすでに真っ
白になっていた。何時まで見られるか知らぬが、ここで見られる。雄山山頂カメラ 
 山里からも今日は立山がすっきり見えているので、オカカが帰ってきたら孫の子守をバトンタッチして、一寸ドローンを上
げに行って来よう。良い写真が撮れるかどうかは分からぬが・・・。
 昨夕、学習院山桜会のご長老HさんとNさんのご訪問を頂いた。御両所とも、立山博物館の特別展「宮さま山へ」の資料の
提供をなさっている関係で、芦峅寺を訪問なさった由。突然のご訪問だったので驚いたが、丁度初孫騒動で散らかしっぱな
しの座敷にお上がり頂き、しばし歓談。立博の車が待っており、もっとゆっくり話を伺いたかったのだが本当にお茶一杯でご
帰還され、残念だった。
 鍬崎に雪が来て、山里もますます秋が深まる。


 今朝は山頂部は見えなかったがかなり下まで雪が下りてきた大日。


 居間の親爺席の傍らにはいつも孫のコンビラックがあり、スヤスヤと寝ている孫を眺めながら、或いは抱きあやしながら
一日が過ぎてゆく。こんな日々こそ至福の時と云うべきだろう。
 


10/23
 10:00を過ぎた今も雨が激しく、風も思い出したようにまだ吹いている。台風一過の山里は気温が少し下がって来た。
 ライブカメラで見ると、立山は雪が弥陀ヶ原まで降りて来た様だし、室堂も随分降っているようだ。台風が過ぎ、大陸から
高気圧が入って来るので、冷たい空気が上空へ一気に流れ込んでいるのだろうか。
 幸い我が山里には何の被害も無かった様だが、日本全国この台風では大きな被害が出ているようだ。衆院選の開票に
重なったためか、テレビなどでも十分な情報提供が出来なかったとの声も出ているが・・・・・。
 その選挙、与党がしっかりと勝利した。安倍政権が右傾化するのではと危惧があるが、北鮮や中国の動きを見れば折角
の軍備を事に臨んで使えぬ自衛隊など無念すぎる。自衛隊はわが日本国を守る軍隊であり、有事には毅然と対応できる様
な法整備などは、時すでに遅しなのだと親爺は愚考する。だから、訳の分からぬお粗末な発言や、足の引っ張り合いにしか
見えぬ個人攻撃に類した議論など、どこかの地方議会に任せ、国会ではこの国の未来を見据えた、政策論争を確りやって
欲しいと思うのは親爺だけだろうか?昨今の国会は、誇大妄想事大主義ペテン師の問題や、コネによるえこひいきの追求
などと云った公人の個人の部分に関わる追及や、終いには不倫騒動、罵詈雑言騒ぎ・・・国民の範たるべき代議士もこうな
ったら反面教師の様なもの、そしてまたこういう連中が再出馬して平然と当選しているのだから、我々国民もいい加減なもの
なのだろう。言いにつけ悪いにつけ世の中そんなものかもしれない。アアアホラシイ・・・・・。
 雨風がまだ残る、今朝の山里。


 雨戸を確り占めて寝た昨晩。備えあれば患いなし。立山も全くガスの中で見えぬが、雪が下りて来たようだ。
 


10/22
 今朝も雨、少しうんざりしてくるが、戸外へはまだあまり出せぬ新生児の孫の守をしていればあっという間に一日が経つ。
 当初は随分草臥れた孫の子守にも、身体が慣れて来た様で、日一日と重くなる孫を抱えて、寝かしつけの人間ゆりかご
を小一時間やってもあまり草臥れないようになった。で、体力がついたのかと云うとそうでもなく、息切れなどは変わらない
し、腕が居たくなったりもするが、それが全く苦にならないという感じだろうか。
 とにかく朝起きて、抱っこしたりあやしたりしているうちに、孫が寝付けば、爺もすかさずその間にしたいことをしたり、休ん
だりすればよいわけだから、赤子のペースに合わせて夜までを過ごせばよいのだ・・・と、気付いた。
 しかし孫と心行くまで過ごせる日々はもう少し。あと2週間余もすれば、ママの長女ともども自分たちの家庭に帰って行く。
 まあ、車で1時間もかからぬ場所だから、好きな時に会いに行って抱っこすれば良いのだし、頻繁な里帰りもあるだろう。
 外へあまり出ぬ間に、隣家の銀杏もわずかながら色付いてきた。


 今朝もガスに覆われる不動山。ガスの切れ目にうっすら見える山肌も少し色付いている。


10/21
 台風の接近でだろうか、山里の朝晩も冷え込みが緩んだような気がする。最高温度19℃、最低温度15℃と云う気温
だから。寒くはない。明日など予報最低温度が16℃、最高温度は17℃・・・なんと一日中ほとんど同じ温度だそうな。
 立山の雪もほぼ融け切った様だ。
 今朝はタケちゃんが立ち寄ってくれた。マー君と小屋閉め後の剱御前小舎の偵察に上がるとか。これだけ雪が少なけ
れば危なくもないし、夏道を行けるだろう。
 親爺は朝起きて、まさしく朝飯前から孫の抱っこ。タケちゃんが立ち寄ってくれた時も孫を抱っこしたまま。
 とにかく疲れるが、可愛いのですぐに抱っこしたくなり、寝ている時は親爺も一服で寝込んでしまう。
 こんな日々も後わずか、2週間余りだろう。長女と孫も自らの家へ帰るからだ。そうなればオカカと二人の静かな生活に
戻るのだが、何やら長女宅に足気く通う日が続きそうだ。
 山里は今日もこんな曇り空。


 レーズンを買い込んだので、オカカに一番安い国産ブランデーを買ってきてもらって、ラムレーズンならぬブランデーレーズ
ンを仕込んだ。何の事は無い広口瓶にレーズンを詰め、ブランデーをひたひたに注ぐだけだ。これを密封し、1週間も待てば
ふっくらとレーズンが膨らみ、美味しいブランデーレーズンとなる。下戸の親爺だがこれは美味い。一時に数粒のみ頂く。
 


10/20
 山里は今日もこんな天気で、立山も同じような天気だ。
 10月も後半だが、天気は良くない。
 親爺は今日も子守。オカカは次女夫婦を送って富山市内へ行き、買い物をして帰宅するそうだ。
 ところが今日の子守は大変で、孫の機嫌が悪く、小一時間ほども人間ゆりかごをしたがどうにも寝付かない。結局ママ
のオッパイが無ければ眠れぬ様で、ママは休む暇がない。これが爺子守の限界か・・・・・。
 結局午前中はこれでつぶれてしまった。
 こんな天気だから、外にも出られぬし、孫の子守でオロオロするのも一興である。


10/19
 昨日の夕方、次女が婿のツヨシと一緒に里帰りして来た。入籍して姓が変わって初めての帰省だが、姪の凛花誕生で、
その顔を見るのが第一目的である。
 親爺とオカカも細やかながら、祝い鯛だけは用意し、二人を迎えた。
 東京生まれの婿は、黒部第4ダムが見たいらしい。立山へももちろん行った事が無いので、今日はアルペンルートを利
用し、立山方面へ行った。
 次女は生粋の立山っ子なのだが、これも小学生時代の立山登山程度が全ての登山経験で、山小屋親爺の娘らしからぬ
娘なのだが、流石に雄山はどれで、ここはどこ位の事は分かっているだろう・・・と、思う。
 山里から見る今日の立山方面はこんな具合だ。


 二人を迎えた我家の食卓は少し賑やかになった。子の婿も体は大きいが飲めない。


 心優しい次女の婿、新生児を抱くのは初めてとて、オカカの介添え付きで初抱っこ。二人の叔父叔母から凛花へのプレゼント。ママと婆が先ず嬉しそう。
  


10/18
 朝ピッカリだったのだろう、早朝しばらくすっきり見えていた大日岳も上からガスに包まれ見えなくなってきた。
 予報は曇りで、11:30を過ぎた今になってもまだ薄っすら青空が見えている山里だが、立山は弥陀ヶ原から上の方は晴
れて視界も利いている様だ。
 朝すっきり晴れているうちに、昨日冠雪を確認された立山の雪景色を撮ってやろうと村はずれに向かったが、孫をかまっ
ているうちに出遅れたらしく、立山の雪景色は見えなくなっていた。


 不動山の東南面にある円城寺壁の周囲もわずかに秋色が付いている。


10/17
 今朝は青空が少し見えているが、大凡曇り空と云った山里だ。
 立山はうっすらと雪化粧した様だ。昨日剱御前小舎を閉めて降りてきたトモチャンが、親爺を訪ねてくれた。
 親爺は傍らにすやすや眠る、孫の子守である。
 眠っている顔は、それこそ天使であり何とも心溶かされる寝顔であるが、起きてむずかり泣き暴れる時には、そして今日
の様に、オカカは買い物、ママは昨夜眠れず午前中は休養と云った、親爺のみの孤立無援の子守の時には、ほとほと参
ってしまうのである。
 が親爺は敢然と奮闘、抱っこして連続30分、あちこち動き回り人間ゆりかごを継続、どうにかこうにか寝かしつけに成功
したのだ。
 で、今オカカが帰って来てくれて、強力な助っ人の帰還により、親爺の責任はようやく8割方解放された。で、今新米ママ
も起きてきて、もう親爺の子守は、いつも通りのほぼ無責任子守となったのである・・・。
 御前山にも今頃はわずかな雪が積もっているだろう。


 今朝はマックスでもこの程度の青空で、ほぼ高曇りと云った山里だ。 親爺の傍らには、孫がスヤスヤ眠っている。
 


10/16
 山里は今日もガスに包まれている。立山も雨で、余り冴えない天気の様だ。
 朝起きて居間のテーブルに書籍小包があるのを見つけたが、昨日配達されていたのを今朝になってオカカが郵便受け
から取って来たのだろう。アマゾンで注文した漫画、三丁目の夕日だ。
 ここ3年ほどは、本も漫画も全くと言ってよいほど買わなくなった。本の虫を自認する親爺なのにだ。
 本は買って、読んで、とても読み捨てにはできぬので(愛着が沸く)どうしても蔵書という形でその量を増やすことになる。
が、昨今親爺の愛用している電子書籍は、100や200の本などマイクロSDカードに余裕で収めてしまうし、読書灯なども
不要で都合が良い・・・・・。
 で、本の購入も、いちいち書店に行くことも無くネットでダウンロード。しかも青空文庫なども活用でき、いわゆる古典など
はほぼ無料で読める。これはマンガや週刊誌も一緒で、最近はデジタル版と云うのが続々と出ている。
 これではとても従来の紙の本には勝ち目はないと見えるが、出版社もあの手この手で面白そうな本を出すので、親爺な
どそれにつられついつい買ってしまう。何しろ書店と同価格で、Amazonででも注文すれば翌日には届く・・・。
 いやいや良い世の中になったものである。
 電子書籍も漫画本も、親爺にとっては実に身近な存在である。


 庭の垣根のバラも冷たい秋の雨に濡れている。


10/15
 神無月も半ばに差し掛かり、わが初孫も生後21日経って、今も健やかに親爺の傍らで眠っている。全く何もかも保護
者に委ね、無心で眠るその寝顔には、見ているだけで他を癒してくれる魔力がある。
 その魔力は両親はもとより、爺婆たる親爺とオカカも魅入られており、むしろ無責任な分だけ魅入られ方も深い様だ。
 確かに子守は体力仕事、未だ新生児だがそれでも抱っこしたり、寝かしつけたり沐浴させたり、もちろんおしめ替えや
授乳と、これは際限がない。が、このずぼら親爺をしてさえ、そんな事を厭わなくさせる・・・。
 親爺にもオカカにも、孫に魅入られているこの時間は貴重である。あと半月余りで長女は自らの家へ戻る。その時は
この魔力の持ち主も一緒で、我が元を離れるのだ。
 ああ、そのことを考えると親爺は寂しくなる、が、恐らくこの魔力も解け、又飄々と親爺のオカカの生活に戻れるような
気もするから、たぶん人間と云うのはそんな風にできているのだろう。
 ガスで薄暗い今朝の山里だ。


 親爺とオカカもこんな風だ。爺馬鹿、婆馬鹿でいいのだ。すべてが孫中心の日々万歳。
 


10/14
 少し薄日もさすが、今日も曇天である。立山もガスがかかっていて、折角の週末も寂しい・・・と思っていたらいつの間に
かガスが切れ、室堂のライブカメラを見ると結構な人出である。尤もこの時期は奥地の小屋はもうやっていないので、大半
が観光客で、登山者は少ない様だ。
 親爺もオカカも今年は、待望の初孫が生まれて、もうその世話に明け暮れる嬉しい日々であるが、そのため何所にも出か
けられない。それが不満なわけではなく、孫の世話をさせてもらっている今は天に感謝する日々なのだが、去年の剱御前小
舎引退以前から、オカカと二人の気ままな暮らしに慣れ切っていたため、すこしは堪えることもある・・・・・。
 が、そんなことは云ってはおられない。かわいい孫のためならばと、喜々として孫にべったりの親爺とオカカである。
 高曇りながら穏やかな神無月半ばの山里だ。


 朝一番で孫を抱き、人間ゆりかごをする親爺と目覚めた孫を膝にあやすオカカ。幸せな日々である。
 


10/13
 孫の子守も、新生児ながら侮れぬものだ。親爺の普段の生活など、ずぼらの極みと云ったものだから、抱っこして人間
ゆりかごであやすのも5分が10分ともなるとかなり草臥れて、何やらあちこちが痛いと思ったら、筋肉痛である。
 誠に持って情けない話だが、これはもう致し方ない。それでも可愛くてたまらず、何かといえば「爺ちゃん抱っこ」したくな
り、毎日トータルでは1時間ほども抱っこしてゆりかごになるこの頃である。
 これは10年ほど前の裕延(すけのべ)ダムの写真だが、今は林道が通行止めになっており車では入れない。
 裕延ダムは小口川の最上流部にあるダムで、若いころここで、今は亡き叔父に岩魚の燻製(焼乾し)の作り方などを教
えてもらったり、この下流のサカシマ谷では毛ばり釣りを仕込まれたものだ。20代初めの山人見習い修行中の思い出が
この山域にはたくさんある。勿論そのころの裕延ダムやサカシマ谷などは秘境で、山人にしか立ち入ることが出来ぬ奥山
だったのだ。あの頃、まだ若い親爺に、山を教えてくれた叔父やその友人の山人たちは、もう大半が旅立ってしまった。


 2009年の今日の剱。


10/12
 昨日天気の良いうちに心平たちが下山してきて、我が家へも挨拶に来てくれた。
 小屋締め直後で幾分疲れも見えるが、3か月余にわたる山小屋シーズンを、今年はゼロからと云うよりももっと厳しい
マイナスからのスタートを切り、悪天候に見舞われながらもどうにか乗り切ったのだから、立山を仕舞った今の満足感は
きっと大きいだろうと見て取れた。
 昨日はスタッフたちと氷見あたりに出かけ打ち上げをするとの事で、親爺とオカカにも声をかけてくれたが、如何せん孫
子守要員の二人なので、今年は遠慮させてもらった。有難いことだ。
 今朝は山里も天気が崩れ、雨とガスの肌寒い日となっている。


 孫は元気ですくすくと育っている。まだ一月にも満たぬが、何か表情も出てきた気がする。爺馬鹿かもしれぬが・・・。
 


10/11
 傍らに孫がスヤスヤ眠っている。昨夜は中々大暴れをして、新米ママは眠れなかったらしい。出産から2週間のママだ
から、無理はさせられぬと、オカカが朝方孫を居間に連れてきて、ママを休ませている。で、7:30頃からは親父が子守で
である。子守と云っても寝ている孫が起きそうになればあやすという程度の子守なので、親爺でも務まるという仕掛け。
 そんな具合に、朝の時間が長閑に過ぎてゆく。静かな快晴の山里である。
 今日は立山も快晴で、我家からも大日岳がすっきり見えている。今日は心平が、真砂沢ロッジを閉め降りてくる予定だ。
 小屋閉めして山を下りる連中を、剱が穏やかに見送る。


 大分の国東に住む、親爺の学生時代の親友、青井が自家栽培していると云うマコモダケを送ってくれた。
 去年もいただき、初めて食べたマコモダケだが、聞くところではわずか2週間ほどが旬で、この時期にしか頂けぬものらしい。
きんぴらも美味いし天ぷらも美味い。更にオーブンで素焼きして食べても非常に美味い。アスパラガスとタケノコを足して二で割
ったような食感で、仄かな甘みがあり、癖のない味である。
 大分に電話した。
 向こうは今が稲刈り時期で、忙しいとの事だが、時空を超えた馬鹿話をし、心楽しく若返った気分になった。
 やはり友とは良いものだ。頂いたマコモダケを早速しめじと一緒にきんぴらにして食べた。青井の顔が目に浮かぶ。
 


10/10
 連休も終わり平日火曜日となり、立山も奥の小屋はほとんど閉鎖し、もう室堂周辺の数件のみが営業しているだけとな
った。間もなく雪が来、冬が始まる。
 山里から見上げる大日は、山頂部がガスに隠れている。立山も2500mより上はガスかもしれない。


 昨日、今は松本で暮らすヒデ元支配人、とタケちゃんひょっこり顔を出してくれた。親爺の初孫の顔を見に立ち寄って
くれたようだ。何時もの通り馬鹿話、ヒデは真砂沢まで行って、心平に手伝いをさせられて来たようだ。
 

 タケは我が初孫と同級生になる、6か月の赤ちゃんのパパ。 ヒデは未だだが、開運堂の栗蒸し羊羹をお土産にくれた。
 


10/9
 連休最終日の朝、山里は暖かく青空も広がっている。
 今朝は久しぶりにドローンを飛ばしてみた。朝日が低くて眩しいので偏光グラスをかけて機体を追うが、太陽の中に入り
直ぐに見失ってしまう。がここは慌てず、手元のコントローラーの液晶画面で機体からライブで送られる画面を見て操縦す
るのだが、サングラスが濃すぎて外さねば画面が見えづらい・・・。
 どうにかパニックにはならず、冷静に機体をコントロールできるようになったが、これは親爺の操縦技術よりも、GPSや3
軸オートジャイロなど最先端の電子技術に負う処が多い。
 昔、ラジコン飛行機を始めた頃、数週間かけて作った機体を、僅か数十秒で大破させるなどと云う日々が懐かしく思い起
こされる。
 が、ここで「あの頃は良かった。」などとは言わない。今の最先端技術の恩恵に浴したラジコンホビーの方が遥かに良い
に決まっているし、インターネット通販や、宅配便の充実で、自分の住んでいる場所によるハンディキャップは無くなり、どこ
にいても最新の情報や、品物を入手することが出来る世の中だ。もちろんホビーに限らず全てにおいてである・・・。
 今は21世紀なのだとつくづく思う。
 さて、その21世紀の山里の朝を御覧じろ。見た目は変わらぬも21世紀の今日の山里だ。





10/8
 我が家はもう、初孫一色である。
 朝から晩まで孫が生活の中心で、授乳やらおしめ替えやらと忙しい。爺婆も新米だし、ママ親も新米である。泣き止まず
むずかり始めたりすると、3人総出であやしたり抱っこしたりと大騒ぎになる。で、結局はママのおっぱいが最終兵器で、ま
あ、こんなに平和な最終兵器ならどんどん活用すべきである。
 昨晩は婿殿も我が家に来て、このあやし大作戦に参加、恐らく疲れただろう。
 平和である。かなり孫に振り回されているがそれが楽しい。やがてこんな日々が良い思い出として家族の記憶として、皆
の心に残って行くのだろう。こんな日々こそが幸せなのだ。
 衆議院選挙突入だが、国民は皆平和な生活を望んでいる。が、残念ながらこの代えがたい日々を守るには、相当の備え
が要ることも事実である。平和は備えなしには保たれ得ない。
 だから、この選挙には、ずぼらな親爺も必ず一票を投じて来ねばと、孫の顔を見ながらそう思っている。
 昨夜、居間の窓から見た月が美しかった。


10/7
 昨夜は、孫がご機嫌斜めで大暴れ。新米ママも爺婆も総動員で抱っこしたりあやしたりだったが、最後にはゴッドハンド
の婆が、抱っこして寝かしつけ、日付の変わり目の直前にベッドへ入れた。
 その後は3:00まで熟睡し、おっぱいを飲んでまた朝6:00まで寝て、又おっぱい、9:30過ぎの今はまだ寝ている。
 赤子と云うのは大半を寝て過ごすものの様で、起きている間は大概、おしめが気持ち悪くて泣くか、おっぱいがほしくて
泣くかと云う事の繰り返しだが、極たまに、何か声を出したり、笑ったような顔をしたりと、爺婆を喜ばせる。まあ、寝る子は
育つと云うのも、そんな事なのだろう。とにかく可愛い。
 立山に雪が少しちらついた。動画はこちらにて御覧じろ。


10/6
 居間にはもう当たり前にストーブが戻って来た。今や神無月、誰に遠慮もいらぬ。
 孫もしばらく同居することだし、新生児に寒さは禁物だから、親爺は常に室温に気を配り、ストーブの火力も調整する。
 お湯はいつでも使えるし、鍋をかけての煮込み料理も出来るようになった。
 雪は嫌だが、寒いのはほどほどなら悪くない。


 昨夜、長女の嫁ぎ先の両親が、婿殿と一緒に我が家を訪れた。
 もちろん孫に会うためで、親爺やオカカにも大変な気を使ってくれて、婿が代表に就任している宇奈月温泉のサン柳亭
から大量の料理を差し入れてくれた。
 親爺もオカカもその料理には驚いてしまったが、先方の両親の好意は素直に受け、我が家で両家合同の初孫誕生内祝
いの夕べとなった。
 

 


10/5
 常願寺川の対岸の隣村、小見には野川理髪店と云う床屋がある。
 親爺はもちろん、亡き爺様や、叔父も古くからこの床屋の常連だったし、同じく隣村千垣や本宮、粟巣野、千寿などなど
我が山里の周辺の知人友人の大くが利用している。で、ある意味地域のサロン的な役割も果たす存在となっていて、頭を
やってもらいながらの話の中で、色んな連中の所在も知れることがある。
 床屋とか、町場なら銭湯とかは、昔からこんなサロン的な性格を持つ場所だったのだろう。今はめっきりこんな場所も少
なくなったが、我が山里エリアに残るこの、野川理髪店はそういう意味でも貴重な存在だ。
 今は若旦那のコウチャン夫婦がメインで頑張っているが、もちろん先代夫婦も健在である。
 立山方面もすっきり見えている今朝の山里だ。


 今朝起き掛けの孫に、30分ほど張り付いて撮った笑顔?まだ生後11日目である。


10/4
 駐車場に入れようとバックしながら、ギギと云う音に気付きはっとしたが、時すでに遅く、掛かりつけの医院駐車場で、
工事中の足場の単管パイプに、車左側面をこすってしまった。こうなるとどうしようもない、とにかく車を前に出し被害を
最小限にしたつもりが、慌てたからか、さらに拡大。前後ドアに後部フェンダーまでひっかき傷がついてしまった。
 車の運転にはソコソコ自信を持っていたのだが、一気にその自信が崩れる。「ああ、俺も落ち葉運転手の仲間入りか。」
とがっくり来てしまった。もちろん車の修理費も痛いが、こんな自損事故、三十数年ぶりだとおもう・・・。
 確かに最近、バックで車庫入れするとき、なんとなくすっきりできないような気がしていた。プリウスと云う視界の悪い、実
に馴染みにくい車の所為だと思っていたが、これは我が老化の所為である事がはっきりしてきた。
 気をつけねばなるまい。自損事故位ならいいが、他人に迷惑をかけるような事故でも引き起こしたらどうしようもない。
 まだ免許証返納と云う時期ではないだろうから、今しばらく気を引き締めねばなるまい、運転手でいる間は。
  七年前の今日。御前山上空の秋の空。


 孫娘は、日増しに可愛くなってくる。爺馬鹿チャンリンだが・・・。寝ながら爺に敬礼。


10/3
 孫を傍らのコンビラックに寝かせ、親爺はPCに向かっている。新米ママはその間ゆっくり床に入り、身体を養生でき、
親爺も可愛い孫の顔を覗き込みながら、更新作業ができる。
 オカカは午前中に食料品等の買い物を済ませ、今日の午後からは病院の「母乳外来」とやらへ娘と孫を連れて行く事
になっていて、もちろん親爺も運転手でお供し、ついでに一か月に一度の親爺用の薬をもらいに行って来ようと思ってい
る。とにかく今の我が家は初孫中心の生活だ。
 しかしこの初孫、おっぱいも良く飲むし、ウンチも良くするし、沐浴の時には良い気持ちでうっとりした顔をして周りを和
ませてくれるし、お着替えが嫌いで、大暴れもするし、もしお腹がいっぱいになればスヤスヤと二、三時間は寝てくれる。
実にいい子なのである。
 数年前の今日、御前山から剱を見る。


 我家の生活の中心。沐浴のあとの着替えがきらいで大暴れ。


10/2
 今日は朝から雨、立山に初雪が来る予感がする。
 午前中は孫の子守で、役には立たぬがそれなりにうろうろして、HPの更新が出来なかった。オカカが買い物に出かけ
ていたので、新米爺と新米ママで悪戦苦闘。そこ会オカカが帰り来て、抱っこするや孫はぐっすり寝込んでしまった。
 いやいやキャリアに違いをまざまざと見せられた親爺である。
 今朝雨の降りだす前の剱岳。きっと今日は雪の薄化粧をするだろう・・・。


 浄土と竜王も白くなるかもしれない。


 昨日は初孫のお七夜で、婿殿ととの姉妹が祝いに来てくれた。オカカが赤飯を無視、鯛のお頭月の塩焼きも添え、細や
かに祝った。婿が凛花(りんか)と命名。我が初孫は愛しのリンちゃんとなった。



10/1
 いよいよ今日から神無月、室堂周辺の山小屋(旅館?)以外、稜線から奥地の小屋は間もなく小屋閉めだ。
 今シーズンの親爺はもう小屋閉めも関係なし、もともと気楽な身分が山小屋を離れて全く無責任なオキラク親爺となり
余生を送る身と云うか、楽隠居の身の上と云うか、とにかく日々是楽日???となっている。
 そこへもって来て授かった初孫である。母子ともに健康で、昨日山里の我が家に戻った。
 これから一月の余は、母体の回復のため実家である我家で過ごす。当然子守は親爺とオカカだ。
 役に立つか立たぬかを言われると、親爺にはあまり部はないが、コンビラックに寝かせ、傍らに置いて、話しかけたり
あやしたりしてあっという間に1時間や2時間は経ってしまい、少なくともその間はゆっくり、母たる長女を休ませることが
出来るだろう。
 爺馬鹿親爺である。


 とにかく愛情を注ぎ、健やかに育てと祈るばかりの日々。今日はお七夜。名も凛花(りんか)と付けられた。
 


9/30
 9月の最終日は良い天気になった。明日の10月初日にかけて、土日となるので、立山も結構な入れ込みとなるだろう。
 今シーズンから心平が経営者となった真砂沢ロッジや、今は剱御前小舎の経営も始めたマー君の経営するもう一つの
山小屋、仙人池ヒュッテなどの奥地にある山小屋は、今シーズン酷い天気周りで宿泊者の入れ込みが激減したようだ。
 まあ、それでも、オフシーズンにアルバイトをして稼ぎ、頑張っていればお客様もついてくれるだろうし、天気に恵まれる
シーズンも来るだろうし、さほど心配することも無いだろう。奥地の山小屋商売などそんなものだ。
 雷鳥沢の紅葉が奇麗だ。数日前にこんな感じだった。


 チングルマはとっくに秋の装いである。


9/29
 今朝の山里は寒く、いよいよ石油ストーブを炊いている。
 天気予報は晴天だったが外れた様だ。
 でも、立山は室堂はガスだが弥陀ヶ原は晴れていて、剱御前小舎からは氷の便りが届いているから、このガスは徐々
に晴れ、天気は回復に向かうかもしれない。明日、明後日が好天に恵まれた土日となれば良いのだが。
 秋たけなわの室堂乗越から大日を見る。


 今朝は氷の便りが届いた。                                 剱も間もなく雪に覆われる。
 


 9/28
 トモちゃんが昨日、紅葉の写真を送ってくれた。
 雷鳥沢から檜谷を覗き込むと、そこも見事に色付いている。剱岳とそこから延びる別山尾根が御前山へと続く。
 もう40年近く前の5月積雪期、この地点から少し下った新室堂乗越から、デブリの急斜面をスキー滑走し立山川を下っ
て番場島まで降りたことがあった。
 山スキーの大ベテラン、奥野先生、若い20代後半の親爺、富大スキー部の部長だった伊東君の3メンバーで、剱御前
小舎を7:00に出て、9:00には番場島山荘に到着した。この年は運が良くて、菊石水門まで一気に滑れたからだ。
 この写真を見ながら、そんな昔の山歩きをフッと思い出した。人間の連想とは妙なものだ・・・。


 ここ三日ほどは、病院へ初孫の顔を見に行くのが親爺とオカカの日課だ。
 昨日から少し新生児黄疸が出て、孫は紫外線浴。かわいそうに目をガーゼでふさがれて保育器の中かと思いながら
病院へ行くと、流石医療の進歩、孫は母親と同室で、紫外線浴のできるコンビラックにすやすやと寝ていた。目もふさが
れておらず、快適そうでホッとした。
 症状が軽いので、これで様子を見るとの事。母親の長女も新生児黄疸が出て二日ほど保育器の世話になったので、
体質が似たのだろうと思っている。


 山里も寒々とガスがかかり、雨も降っている。


9/27
 どんな名前を付けられるのだろうか未だ解らぬが、生まれ来た我が血に繋がる新たな命が、愛おしくて堪らない。
 ラインで、長女が送ってくれる写真やら動画を、タブレットに取り込んで四六時中見ては喜んでおり、気付けばその動画
や写真に向かい、あやしたり話しかけたりしている自分がいて、苦笑してしまう。
 これも老いなのだろう。が、老いを柔らかに慰めてくれる新たな命が孫なのだろう。或いは老いの特権が孫という宝を授
かる事なのだろうか。
 無条件に可愛い孫にもう夢中なのは親爺だけではなく、オカカも一緒であろうし、婿の実家の両親にしても、初孫なので
あるから、これも一緒だ。
 これで良いのだ。若い夫婦に子供が生まれ、新たに爺婆となった4人が居て、生まれ来た新たな命を、両親は責任を持
って守り育て、爺婆4人も過剰と見えるばかりの愛情を注ぎ、この命を育む。そしてこの命が育ち、次代が拓けてゆくのだ。
 この赤子の行く末を、どこまで見られるだろうか、それは分からない。今は健やかに育てと持てるだけの愛情を注ぎ、見
守るだけだ。
 やがて、立山へこの子を連れて、紅葉でも見に行く日が来れば、親爺はどれだけ幸せだろう・・・。生後2日のまだ名前も
無い初孫が、とにかく愛おしい。
 一昨日の剱岳。孫が生まれた朝、親爺も富山平野から黎明のシルエットを見上げていた。


9/26
 昨日は一往復、今日も又、長女が出産で入院している病院まで一往復。恐らくこれは今月末の退院日まで続くだろう。
片道が約4、50分かかるから、親爺には結構疲れるのだが、初孫の顔が見たくて、我慢できない。
 朝起きると飯もそこそこにコンピューターの前に座り、昨日から撮り始めたばかりの孫の写真やビデオの編集に取り掛
かる。が、動画など見ている時間が圧倒的に長く、可愛くてとても編集にはならない。写真とて、まだ枚数もないしただ寝
ているのを、あちこちから撮っているだけだから、管理用のフォルダーを作って中に入れればそれで終わりで、まあ、早い
話が写真をただ見ているだけである…。
 我が立山の山人の血につながる命が、健やかに育ちますようにと、立山に向かい祈る親爺だ。
 いいタイミングで、トモちゃんが立山の主峰、雄山の写真を送ってくれた。 
 


9/25
 今朝早く、3:30過ぎに初孫が無事生れた。
 婿とオカカに付き添われた長女が病院へ向かったのが昨日朝早く。で、親爺は当然自宅待機だったのだが、オロオ
ロと、オカカにメールをするやら、電話をするやらと待ちわびる事20時間余り、親爺も一睡もできない。
 今朝になって「生れたよ。母子ともに健康。」との電話があり、親爺もすぐに病院へと向かった。
 行きはまだ真っ暗だったが、病院へ着くころにはうっすらと夜が明けてきて、やかん出入り口までオカカが出迎えてく
れた。
 待望の初孫は3600gの女の子、長女が生まれた時とよく似た顔をしている。オカカが親爺に抱かせてくれる。いやいや
感無量、涙腺が緩んで、困った。
 初孫との対面を終え、病院の外に出ると夜がほぼ明けていて、立山連峰のシルエットが目に飛び込んできた。
    ”初孫を 抱きし朝に 剱立つ”


 やはり孫は無条件で可愛い。涙腺が緩みっぱなしの爺であった。



9/24
 今日は三年に一度行われる、「布橋灌頂会」の日だ。
 穏やかな秋日で、青空が広がる。
 この灌頂会は江戸時代後期、かなり廃れていた立山信仰の再興を期して始められたものだと聞く。詳細は立山博物
館の学芸員に聞けば、たぶん親切に教えてくれるだろう。
 で、明治維新以降、全く行われてはおらず、立山曼荼羅の中に描かれた、布橋を渡る白装束の人の列は見たことが
あったかもしれぬが、それが布橋灌頂会の様子だとは知らなかった。
 今から20年ほど前に、立山博物館辺りの尽力でそれが再現され、現在は3年に一度執り行われている。
 村の有志や役員などが駆り出され、様々な役割分担の下、この行事に協力している。或いはさせられている・・・。
 で、その会場の、閻魔堂や布橋に近い我が家周辺も、いつにない人込みで賑わうのだが、元来が人混み嫌いな親爺
には何ともガマンの数時間が続く・・・・・。
 立山も今日は恰好の登山日和だろう。


9/23
 週末の好天を期待していた親爺だが、今朝の立山はガスに覆われている。山里もついさっきまで、眼前の不動山に
さえガスがかかっていた。多分高山性の朝霧かと思うのだが、さてこの後の天気はどうだろう。
 大相撲9月場所が開催中で、親爺とオカカは毎日テレビ桟敷で観戦中だが、3横綱、2大関に人気力士の宇良まで
休場で、ガッカリしてしまった。ところが、いよいよ場所が進んで行くと、若い力士達が頑張り、白熱した乱戦模様となり
強い横綱の独り舞台よりも遥かに面白いのだ。事に、新入幕ながら12日目現在で、9勝3敗とまだ優勝戦線に喰いつ
いている、わが越中出身の力士、朝の山の活躍が嬉しいし、満身創痍で金星を連発しながらも意地らしいまでの土俵
を勤める、横綱日馬富士の雄姿も素晴らしい。ぐんぐん力をつけてくる若手、年齢を感じさせぬベテラン、まだ3日ある
のでこの先どうなるやら、これからが楽しみな親爺とオカカだ。
 新室堂乗越に向かう登山道から、足下の雷鳥沢を望む。紅葉が進んできた。


9/22
 昨日は遅くなったが、心平の真砂沢ロッジHPを一部更新した。と云うのは、真砂沢ロッジと云う処は通信には極めて
不便なところであり、携帯電話の届かないエリアなので、心平が自らホームページの更新をすることが出来ず、暇な親
爺がお手伝いをしているからである。(因みに真砂の電話は衛星電話で、最近は非常に調子よく通信できる。)
 心平が仕事の合間に撮った写真や綴った文章データーを、通信可能エリア、例えばハシゴダン乗越とか、剱沢平蔵
の出会い辺りまで行って、親爺に送る。そのデーターを基に親爺が編集、HPの体裁を整えサーバーにアップする。と、
まあ、そんな仕掛けなのである。
 で、今回は心平が資材調達で下山し、かなり大量のデーターを親爺に送りつけて来たので、相撲観戦しながら更新作
業を進め、夜遅くになって更新を終えた。その中に、最近の剱沢雪渓の状態を、雪渓最上端から真砂沢ロッジまでに渡
り写真で紹介しておいた。詳細なデーターではないし、9月19日現在の状態なので、参考までに見て頂きたいが、様子
は良く分かる。こちらをご覧あれ。  
 この週末は良い登山日和になりそうだ。初日真砂沢ロッジ泊で、翌日はハシゴダン乗越越えで黒四ダムと云う、ちょっと
マニアックな秋のルートを歩いてみるのも面白いかもしれない。
 剱御前小舎からの落日。




 


9/21
 富山県が、「立山黒部ブランド化」とか云う事で活動を始めているが、その動きに対し山小屋関係者たちからマッタが
かかった様だ。これは先ず、県に立山アルペンルートを通年営業したいという思惑があるからではなかろうか?
 立山黒部のブランド化とは、どのようなことを言うのかが先ず親爺には理解できないが、これが立山アルペンルートの
営業期間延長、あるいは通年営業などを推し進めることになるとすれば、これは、不特定多数の登山者、観光客の安全
面での大きなリスクを、ブランド化の名のもと、無制限に拡大することになる。
 立山の事は、立山で生活して来た地元の者が一番よく知っている。山小屋の経営者が先ずその立山を知る最たる者
であろう。が、富山県はそんな者たちの意見をほとんど聞かない。
 お上の決めたことに下々の者たちは黙って従っておれば良い、と云う伝統的な役人仕事でどんどん勝手に机上プラン
を進め、血税を無為に使い、役を代われば無責任で、はいさようなら・・・という訳である。
 立山と云う高山帯で事を進めるのであれば、先ず現場、現地をよく知る者たちの声を聞かねば、必ず大自然の猛威を
嫌というほど思い知らされるに違いない。これが個人の登山ならその責めは個人が負う事で終わるが、県が進めるブラ
ンド化で、通年営業などが行われ、それに起因する大きな事故が発生したりすることは「想定外」では済まされぬのだ。
 もし、通年営業や、営業期間延長に起因する事故が起きた時に、この言葉を決して県当局に使わせないためにも、今
この親爺の日記にもこのことを書き留めておこう。少なくとも今以上の立山アルペンルートの営業期間延長は、その安全
面から見て、富山県が率先して規制すべきである。過去の、アルペンルート営業期間延長に起因する雪崩発生大量遭難
の経験を顧みることなく、更なる愚行の世界ブランドとしてはいけない。
 立山を大切に思うならせめて11月の根雪直前から4月末のGW直前までは、立山アルペンルートの営業は止め、山を
休ませるべきなのである。大谷の雪の廊下などと云う半ば人工的な見世物ばかりで、立山を語るのは間違いである。
 強風下ではあったが、昨日無事、山小屋の空輸作業が終わった。


 昨日宮城県のFさんが大量の秋刀魚を送って下さった。今年は秋刀魚も不漁続きと聞くが、毎年有難い贈り物だ。
 心平や、身内へもおすそ分けし、有難くいただいた。小ぶりだが、脂も乗っていて美味。



9/20
 今朝、隣の早月小屋の荷物を運ぶ車が立山に向かい出て行った。今日が空輸日とのこと。
 この時期の空輸物資は大半が燃料等の越冬物資で、来シーズンの小屋開け時のための物資だ。未だこの後の週末も
何度かあるが、そのための食料などは、空輸を必要とする山小屋では僅かなものだろう。
 もう小屋閉めまでに一月も無い。室堂周辺はともかく、稜線から奥の小屋は今シーズンを終えるわけだ。
 紅葉はそろそろ見ごろを迎えるだろうが、さて今シーズンは如何だろうか。
 トモちゃんが数日前に送ってくれた剱の一枚。確か台風前だった。


9/19
 三連休が明けて、台風も通り過ぎた今日は、すっきりと秋晴れである。何と皮肉な天気周りだろうか。
 折角張り切って新たな山小屋経営者としての一歩を踏み出した、心平だが、真砂沢ロッジに関して言えば、今シーズン
は何とも大変なシーズンであった。天気が悪く、お客様が来れなかったのだ。
 8月が悪かったし、真砂にとってはメインともなる9月も実に悪かった。後半がどうなるか、まだ小屋閉めまでに3週間余
り残っているから断言はできないが・・・。が、ものは考えようである。初年にこれだけ厳しい状況を経験すれば、恐らくこれ
以上悪いシーズンは無いだろうから、この先のロッジ経営の方向性を掴むことはできただろう。山小屋のオフシーズンに、
アルバイトをしていた山小屋経営者も多い。かくいう親爺も、ほぼ40年にわたる山小屋経営の期間中、山小屋経営だけで
生計を立てたのは最後の10年だけである。あとの30年は勤め人として働きながら、2足のわらじで過ごしてきたのだ。
 まあ、何とかなる。なるようになる。
 今朝は秋晴れ、大日が良く見えている。


 台風一過、昨夕の山里だ。立山はまだ見えていなかったが、鍬崎が見えていた。ドローンで、地上高50mから。


9/18
 台風が寝ている間に頭上を通り過ぎた。
 寝る前に雨戸を全閉し、ほぼ完全な用心をして寝についたのだが、風音も聞こえず、雨音もほとんどせぬ間に朝を迎え
た。6:00に床を出て二階の窓から外を伺う。雨も止んでいたが、網戸が濡れており、いくらか風もあった事を知る・・・・・。
と、そんな程度で、台風は通り過ぎてしまっていた。
 山里の今朝は雨が降っている。風は殆どない。そしてこの台風の被害も皆無だ。
 立山も雨の朝のようだ。全く見えない。
 


9/17
 山里も雨が落ち始めたが、又上がっている様だ。
 台風待ちの三連休中日である。
 立山でも室堂辺りから上はもう雨が降っていて、ガスもかかっているが、弥陀ヶ原からは富山平野が見えている。
 昨日真砂沢の心平と電話で話したが、3連休で60人余りのキャンセルがあって、予約はほぼゼロ、非常に淋しい連休
となっている様だ。
 数年前の今日、親爺現役当時、剱御前小舎親爺部屋からの眺め。恐らく今日もこんな感じだろう。
 

 これは2日前の雷鳥沢。新室堂乗越付近の秋色風景。


9/16
 穏やかな雷鳥沢の景色は、秋ゆえにか、やや淋しげである。
 折角の三連休だというのに、全く腹立たしい程のタイミングで、台風が来るという。
 今シーズンは夏も天気に恵まれず、奥地の山小屋ほど強くその影響を受けた。
 で、迎えた秋山。
 この時期は紅葉の絶景を求め、奥地の小屋へ入る登山者が増える時期で、今週、そして来週がそのピークとなるはず
だったのに、最悪の天気周りである。
 だから、唯でさえ淋し気な秋の景色が、ますます淋し気に見えてくる。


 トモちゃんが送ってくれた写真には、「北燕~燕の間で見かけました。凄く大きな足音でびっくりしました。」とコメント
が有ったが、ニホンカモシカである。多分一番無防備な雪渓上を移動中に、トモちゃんの人影に驚いて逃げ出したの
だろう。びっくりしたのはカモシカも一緒だった様だ。


9/15
 朝目覚めて、夜具の中でタブレットでの読書をしていたら、急にアラームが鳴りミサイル発射情報が流れた。
 7:00だった。
 そういえば先だって防災速報と云うソフトをインストールしておいたので、大雨だの土砂崩れだのと警報が入るように
なっているのだ。そして、隣国に犯罪国家を抱えている所為で、ミサイル発射情報も防災警報として入って来ると云う訳
だ。
 戦後70年を経て、平和が当たり前の日本国である。当然我々国民は、爆撃やミサイル攻撃などと云う恐ろしい目に会
った事は無い・・・いや、70年間以上会った事は無い。
 だからこういうミサイル警報など、余りにも遠い国の話の様で、今朝もさほど緊張しなかった。
 そんな事ではいけない。もっと緊張感をもって、ミサイル警報にも対応を考えておかねば・・・・・と、考えるべきなのだろう
か?では、どんな風に対応すればよいのだ?地下室に避難しろと言われても、我が家にもご近所にも地下室など無い。も
しミサイル攻撃などを実際に受けたら、如何することもできない。出来ないことを警戒せよと、情報だけを発せられても、そ
れこそ屁のツッパリにもならぬのだ。
 そんなことを考えているだけの、今朝の親爺であるが、これも屁のツッパリにもならぬ。
 朝から屁の連呼で申し訳ない。気分転換に色付いて来た爽やかな雷鳥沢の写真でも御覧じろ。


 これはトモちゃんの送ってくれた一枚。恐らく、餓鬼岳から唐沢岳への稜線上からの一枚。


9/14
 立山は今朝は良く晴れているが、山里は曇りだ。
 9月もいよいよ半ばとなり、あちこちの山小屋からは初氷やら、初霜やらとの便りが届き始める。山肌も色付き、もう
一週間もすれば紅葉が見ごろとなるかもしれない。
 立山の主峰、雄山には立山雄山神社峰本社がある。


 雷鳥沢の雄山側(浄土川最上流)も秋色である。
 


9/13
 最近めっきりプラモデルから遠ざかっている・・・。白内障の所為で視力が落ち、細かいパーツを扱うのが非常に苦痛
になっているからか、あるいは少し飽きたのか。自分自身良く分からぬが、親爺には昔からこんな風な飽きっぽさがあ
って、夢中になって集中する時期が続くと、突然見向きもしなくなり、又何かの拍子に集中すると云う事を、我知らず繰り
返しているのだ。大雑把に分けると、少年期のプラモ、模型飛行機(竹ひご紙張り)、やや長じて青年期のモデルガン、
ラジコン飛行機の時期、40代に入ってからの日本刀の時期、60代になってからのドローンの時期となり、これらの趣味
は今も、ほぼ全部継続しているのだ。もちろんこの他にも、読書や、写真、8㎜フィルムムービーからビデオカメラなどの
動画撮影等々、ほかにも趣味は多いし、今は止めたが、芦峅寺の男の嗜みとしての銃猟と岩魚釣り等も入れるとなると
もう切りがない。
 何とも我ながら、気の多い親爺である。で、兎に角また、手近なところでプラモもやりたいのだが、この冬に白内障の手
術を受ける予定であるので、どの程度回復するかは分からぬが、今より良ければ、嘗ての集中力も戻るかもしれない。
 いや、年を取るという事は、こう言うことなのだろう。
 雷鳥沢がずいぶん色付いてきた。


 庭で収穫した青唐辛子を、ガスの直火で炙り、それを醤油漬けとオイル漬けにした。醤油漬けはつけ醤油として、何にでも使えるし
オイル漬けも、いろいろな使い道があり、保存も利く。赤い色の唐辛子はなぜか同じ、青唐辛子の木に成ったもの。
 


9/12
 昨日は夕刻から、オカカと二人テレビ桟敷で相撲観戦。三横綱休場の寂しい場所だが、昨日は宇良、高安の両人気
力士が相次いでけがをして、この後の出場が危ぶまれる状況となった。
 折角の相撲人気で、チケットも滅多に取れぬ秋場所だが、こんな調子では人気に陰りが出るかもしれない。
 一人横綱の日馬富士とて満身創痍、いつ調子が崩れるか分かったものではないし、カド番大関の豪栄道と照ノ富士も
好調とはいいがたい。唯一期待していた大関高安がけがで休場の危機・・・・・。何だかつまらぬ場所になって来たが、思
いもかけぬ力士の大活躍があれば、面白くなる。例えば元大関の琴奨菊とか・・・。
 まあそんな風なことを期待して、秋場所を楽しもう。
 一昨日の剱岳。


 オカカが今朝、庭のタンブラーで育てている青唐辛子を全部収穫した。今シーズンはこれで最後の収穫だろう。もう一つ
のタンブラーで育てている、鷹の爪はまだこれからの収穫だが。
 


9/11
 静かな秋の朝だ。オカカが歯の治療に出かけたので、我が家の居間は余り音がない。テレビもつけず、PCのキー
を叩いているだけなので、たまに外を通る車の音と、台所の流しっぱなしの山水のちょろちょろ云う音が際立って聞こ
えるのみ。少し肌寒い程の気温で、窓外には雲がちな空が広がっている。
 もう冷めてしまった緑茶をたまにすすりながら、実にゆっくりと時を過ごしている。なかなか良い気分である・・・。
 昨日、剱御前小舎からトモちゃんが送ってくれた写真を眺めながら、自分も秋色の立山に居るように錯覚する。
 龍王、浄土、室堂山と続きなだらかに落ちこんだ稜線の向こうには雲海が広がり、薬師が浮かんでいる。稜線手前
の室堂平、地獄谷そして天狗平。更に足下に目を移せば雷鳥沢・・・何とも愛おしい景色ではないか。
 静けさの所為か、しみじみと写真に見入り、その中の情景に吸い込まれてゆく。


9/10
 今日も山里はいい天気だが、大日を見上げるとガスがかかっている。ライブカメラで山の様子を見ると弥陀ヶ原は
良い天気だが、室堂は上がガスっていて、恐らく2500m以上はガスで覆われているのだろう。だがこれは高山性の
朝霧で、気温が上がってくるに連れガスも切れてすっきりするだろう。
 かなり秋めいてきた立山。紅葉便りも間もなく届くだろう。
 今日から、親爺とオカカ共に楽しみにしている、大相撲秋場所が始まる。富山出身の力士、朝の山が幕尻だが新入
幕を決め、今場所からは幕内力士として土俵に臨む。三横綱休場の場所だが、高安や、御岳海などの若い力士の成
長が楽しみだし、ベテラン嘉風の年齢を感じさせぬ荒武者相撲も楽しみだ。二月に一度の、暑い15日間に期待しよう。
 今朝も爽やかな秋晴れだが、立山方向はガスが・・・。
 鍬崎は辛うじて見えている。


 大日の上にもガスがかかっている。


9/9
 いやいや良い天気になった。この土日は本当に秋晴れに恵まれ、立山も久々の登山日和となるだろう。
 山里も、朝日が昇る前から立山に向かう車の音が続いていた。
 今朝一番で、トモちゃんが送ってくれた今朝の剱岳の写真を見て、親爺も嬉しくなった。久々の土日にかけての晴天で、
今日明日は立山一帯がにぎわう事だろう。
 心平の真砂沢ロッジは奮闘しているが、今年はあまりついていないようで、少し心配だが、山小屋商売に当たりはずれ
は付き物だ。今年がダメなら来年がある。少しバカかと疑われるほどおおように構えていれば、やがて何とかなるだろう。
山小屋親爺などその位でなくては、やってられない。
 今朝の剱岳である。後立の峰々の奥に、燧岳まで見えている


9/8
 親爺がこのHPの更新をするのは、大凡朝食後で、旅先などでは夕刻という事もあるが、出来る限りさぼらぬよう心掛け
ている。と、言いながら実は元来がずぼらな親爺なので、結構さぼったりもあるのだが、うっかり忘れてしまっていることも
無いではない。
 剱御前小舎の経営をして居た頃(と云っても、去年の話だが)は、剱御前小舎からの情報発信という明らかな、営業活
動の側面があり、(まあ、それもほぼ半分だが)、HPの更新は仕事だった。
 が、今はそんなことは殆どなくて、親爺の個人的な趣味でのHPとなっていて、親爺にしてみれば惚け防止の効果を期待
して継続しているのである。
 毎日毎日、兼好法師を真似て、「こころにうつるよしなしことをかきつづれば」幾らか惚け封じになるはずだ、と、信じて居
る訳だが、昨日もうっかり更新を忘れてしまった。
 で、これは昨日の写真だが、もったいないので本日流用。富山平野からの立山。山裾しか見えず。


 今日はもう日が差し始め、空輸作業も予定されているが・・・。


9/6
 本当に薄暗く、肌寒い朝だ。
 8月の天候不良が、まだ続いている様だ。親爺は9月は晴天が多く、立山もそこそこに賑わいを取り戻すだろうと予想
していたのだが、もとより科学的根拠などない、過去の経験による予想だった。でもこんな風な予測はめったに外れず、
長い間の山暮らしに培われた経験はそれ故貴重なものだと、自分自身思っていたが、最近は自信が無くなった。
 考えてみれば一人の人間の経験など、長くても7~80年のものだから、それで大自然の業を予見するなど話にもなら
ない。親爺も焼きが回った。そんなことを想いながら暗い空を見上げている。
 今日の山里はとにかく肌寒い。


9/5
 朝晩が親爺には肌寒いこの頃、今朝もうっかり靴下をはき忘れたら足下から冷え込んできた。
 立山も、山里も今日はきれいに晴れている。掛かりつけの病院屁今日は月に一度の薬をもらいに行くので、帰りにどこ
かで、ドローンでも上げて来よう。
 これだけ透明感のある晴天は、秋ならではのもの。白内障のある親爺の目でもその透明感が分かる・・・。
 さて、ボチボチ出かけようかな。
 弘法あたりのナナカマド。


 国見辺りからの剱と別山乗越、別山。
 


9/4
 実に肌寒い曇天の朝、それでも視界は利いており大日岳などすっきりと見えている。
 わずか一、二週間前まではクーラーを入れねば過ごせなかった山里だが、一寸ストーブが恋しくなるような今日である。
 昨日は又、北鮮の水爆実験強行。何と言えばいいのか、言葉も見つからぬ。大半の国民は貧しく、食べるにも事欠くよ
うな生活状態にあるのに、絶対権力を持つ指導者は、そんな国民の苦境を顧みることも無く、ミサイルを飛ばしたり、核
実験を強行するばかり。それも唯我独尊の独裁体制を守るための、極めて短絡的な、周辺の他に対する脅迫としての
凶行である。こんな指導者の下、何故国民は反旗を翻さないのだろうか、例えいかなる恐怖政治が行われているとは言
え、こんな体制下に何故じっと耐えてばかりいるのだろうか?それが不思議だ。
 山里は今日も静かである。


 立山もすっかり秋めいてくる頃だ。


9/3
 朝オカカと町場まで出かけた。平野部に差し掛かるや黄金の稲穂がたわわに実る田んぼが目に飛び込んできた。
 あいにくの曇天で立山は見えなかったが、立山の恵みを受けて見事に色付いた黄金の波は、心豊かな情景であった。
 そういえば、数年前までは我が山里でも、その規模こそ細やかながら、黄金の稲穂を実らせた田が、村の周囲を囲む
ように点在していたのだが、耕作者の減少高齢化によって廃れ、更にイノシシという新たな害獣の出現によって、消滅し
てしまった。今我が山里では水田がゼロで、隣の千垣集落でもこれは同様であろう。
 親爺たちが現役で、銃猟をしていたころ、イノシシは我がエリアには全くいなかった。雪が深く積もり、ウリボウと呼ば
れる子イノシシが育たないからだと聞いていた。
 が、温暖化の所為だろう。十数年前からイノシシが、有峰などの岐阜県と県境を接する辺りから、徐々に富山側に侵入
して、今や我が山里でもイノシシは当たり前に生息する様になった・・・。
 そして、なんとこの生命力あふれる獣は、立山の高所にまで進出し、親爺が経営していた剱御前小舎の前までうろつき
始めた。いや、今やそんな獣は猪のみならず、日本鹿もであり、兎に角、動物愛護精神が悪名高い動物保護営利集団、
グリーンピースばりの日本では、犬猫のみならず、サル、鹿、猪などなど、人間の生活圏を片っ端から蹂躙しているのが
現状だ。
 こんな豊かな農村に、突如クマや猪が出現しては、穏やかな暮らしは成り立たぬ。
 

 真砂沢ロッジの心平のホームページ
からパクった一枚。ハシゴダン乗越からの剱である。


9/2
 朝から動き回っているオカカは未だ半袖のTシャツだが、親爺はもう長袖のTシャツにベストを重ね着して丁度だ。
 因みに室温は21℃、外気温は20℃を下回っているだろう。
 朝はガスがかかっていた立山も室堂から晴れてきて、土曜日の今日は結構な登山日和となるだろう。この天気は明日
続きそうで、清々しい秋山の開幕にはぴったりの天気だ。が、立山へ向かう車がやけに少ない・・・。折角の土日なのに
夏休み明けで皆さんお疲れか。却ってこんな時は山歩きの穴場なのにもったいない。
 昨夕の落日が見事だった。トモちゃんが早速写真を送ってくれた。この夕景今日の好天を約束している。まだガスがか
かったり晴れたりしてるが、この後必ず晴れてくるはずだ・・・。


 婚約者のツヨシに指輪をもらい幸せいっぱいな次女。ツヨシのご両親は気さくな良い方々で、親爺もオカカもすっかり打ち解けた。
 


9/1
 今シーズンは天候不順で終始した8月だった。山里の天気もかなり酷く、特にお盆からは梅雨のような毎日が続いた。
 で、迎えた長月朔日。大陸からの高気圧に覆われ、立山も良く晴れた。
 親爺はオカカと二人、次女の許嫁のご両親との顔合わせで、上京しており、今夕帰省したばかりだが、帰路通過した
妙義の山々も良く見えて、東京から富山までずっと青空が広がっていた。
 今日次女は入籍し、事実上の結婚をしたことになるが、披露宴はまだ先で、来春5月である。
 写真は富士の折立からの剱岳。トモちゃんが送ってくれた。
 

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