2017親爺のずぼら絵日記(秋)    さていよいよ長月となりました。これより先は秋山と、
                                                      親爺が勝手にそう決めております。で、項を改めました。・・・9/1



10/17
 今朝は青空が少し見えているが、大凡曇り空と云った山里だ。
 立山はうっすらと雪化粧した様だ。昨日剱御前小舎を閉めて降りてきたトモチャンが、親爺を訪ねてくれた。
 親爺は傍らにすやすや眠る、孫の子守である。
 眠っている顔は、それこそ天使であり何とも心溶かされる寝顔であるが、起きてむずかり泣き暴れる時には、そして今日
の様に、オカカは買い物、ママは昨夜眠れず午前中は休養と云った、親爺のみの孤立無援の子守の時には、ほとほと参
ってしまうのである。
 が親爺は敢然と奮闘、抱っこして連続30分、あちこち動き回り人間ゆりかごを継続、どうにかこうにか寝かしつけに成功
したのだ。
 で、今オカカが帰って来てくれて、強力な助っ人の帰還により、親爺の責任はようやく8割方解放された。で、今新米ママ
も起きてきて、もう親爺の子守は、いつも通りのほぼ無責任子守となったのである・・・。
 御前山にも今頃はわずかな雪が積もっているだろう。


 今朝はマックスでもこの程度の青空で、ほぼ高曇りと云った山里だ。 親爺の傍らには、孫がスヤスヤ眠っている。
 


10/16
 山里は今日もガスに包まれている。立山も雨で、余り冴えない天気の様だ。
 朝起きて居間のテーブルに書籍小包があるのを見つけたが、昨日配達されていたのを今朝になってオカカが郵便受け
から取って来たのだろう。アマゾンで注文した漫画、三丁目の夕日だ。
 ここ3年ほどは、本も漫画も全くと言ってよいほど買わなくなった。本の虫を自認する親爺なのにだ。
 本は買って、読んで、とても読み捨てにはできぬので(愛着が沸く)どうしても蔵書という形でその量を増やすことになる。
が、昨今親爺の愛用している電子書籍は、100や200の本などマイクロSDカードに余裕で収めてしまうし、読書灯なども
不要で都合が良い・・・・・。
 で、本の購入も、いちいち書店に行くことも無くネットでダウンロード。しかも青空文庫なども活用でき、いわゆる古典など
はほぼ無料で読める。これはマンガや週刊誌も一緒で、最近はデジタル版と云うのが続々と出ている。
 これではとても従来の紙の本には勝ち目はないと見えるが、出版社もあの手この手で面白そうな本を出すので、親爺な
どそれにつられついつい買ってしまう。何しろ書店と同価格で、Amazonででも注文すれば翌日には届く・・・。
 いやいや良い世の中になったものである。
 電子書籍も漫画本も、親爺にとっては実に身近な存在である。


 庭の垣根のバラも冷たい秋の雨に濡れている。


10/15
 神無月も半ばに差し掛かり、わが初孫も生後21日経って、今も健やかに親爺の傍らで眠っている。全く何もかも保護
者に委ね、無心で眠るその寝顔には、見ているだけで他を癒してくれる魔力がある。
 その魔力は両親はもとより、爺婆たる親爺とオカカも魅入られており、むしろ無責任な分だけ魅入られ方も深い様だ。
 確かに子守は体力仕事、未だ新生児だがそれでも抱っこしたり、寝かしつけたり沐浴させたり、もちろんおしめ替えや
授乳と、これは際限がない。が、このずぼら親爺をしてさえ、そんな事を厭わなくさせる・・・。
 親爺にもオカカにも、孫に魅入られているこの時間は貴重である。あと半月余りで長女は自らの家へ戻る。その時は
この魔力の持ち主も一緒で、我が元を離れるのだ。
 ああ、そのことを考えると親爺は寂しくなる、が、恐らくこの魔力も解け、又飄々と親爺のオカカの生活に戻れるような
気もするから、たぶん人間と云うのはそんな風にできているのだろう。
 ガスで薄暗い今朝の山里だ。


 親爺とオカカもこんな風だ。爺馬鹿、婆馬鹿でいいのだ。すべてが孫中心の日々万歳。
 


10/14
 少し薄日もさすが、今日も曇天である。立山もガスがかかっていて、折角の週末も寂しい・・・と思っていたらいつの間に
かガスが切れ、室堂のライブカメラを見ると結構な人出である。尤もこの時期は奥地の小屋はもうやっていないので、大半
が観光客で、登山者は少ない様だ。
 親爺もオカカも今年は、待望の初孫が生まれて、もうその世話に明け暮れる嬉しい日々であるが、そのため何所にも出か
けられない。それが不満なわけではなく、孫の世話をさせてもらっている今は天に感謝する日々なのだが、去年の剱御前小
舎引退以前から、オカカと二人の気ままな暮らしに慣れ切っていたため、すこしは堪えることもある・・・・・。
 が、そんなことは云ってはおられない。かわいい孫のためならばと、喜々として孫にべったりの親爺とオカカである。
 高曇りながら穏やかな神無月半ばの山里だ。


 朝一番で孫を抱き、人間ゆりかごをする親爺と目覚めた孫を膝にあやすオカカ。幸せな日々である。
 


10/13
 孫の子守も、新生児ながら侮れぬものだ。親爺の普段の生活など、ずぼらの極みと云ったものだから、抱っこして人間
ゆりかごであやすのも5分が10分ともなるとかなり草臥れて、何やらあちこちが痛いと思ったら、筋肉痛である。
 誠に持って情けない話だが、これはもう致し方ない。それでも可愛くてたまらず、何かといえば「爺ちゃん抱っこ」したくな
り、毎日トータルでは1時間ほども抱っこしてゆりかごになるこの頃である。
 これは10年ほど前の裕延(すけのべ)ダムの写真だが、今は林道が通行止めになっており車では入れない。
 裕延ダムは小口川の最上流部にあるダムで、若いころここで、今は亡き叔父に岩魚の燻製(焼乾し)の作り方などを教
えてもらったり、この下流のサカシマ谷では毛ばり釣りを仕込まれたものだ。20代初めの山人見習い修行中の思い出が
この山域にはたくさんある。勿論そのころの裕延ダムやサカシマ谷などは秘境で、山人にしか立ち入ることが出来ぬ奥山
だったのだ。あの頃、まだ若い親爺に、山を教えてくれた叔父やその友人の山人たちは、もう大半が旅立ってしまった。


 2009年の今日の剱。


10/12
 昨日天気の良いうちに心平たちが下山してきて、我が家へも挨拶に来てくれた。
 小屋締め直後で幾分疲れも見えるが、3か月余にわたる山小屋シーズンを、今年はゼロからと云うよりももっと厳しい
マイナスからのスタートを切り、悪天候に見舞われながらもどうにか乗り切ったのだから、立山を仕舞った今の満足感は
きっと大きいだろうと見て取れた。
 昨日はスタッフたちと氷見あたりに出かけ打ち上げをするとの事で、親爺とオカカにも声をかけてくれたが、如何せん孫
子守要員の二人なので、今年は遠慮させてもらった。有難いことだ。
 今朝は山里も天気が崩れ、雨とガスの肌寒い日となっている。


 孫は元気ですくすくと育っている。まだ一月にも満たぬが、何か表情も出てきた気がする。爺馬鹿かもしれぬが・・・。
 


10/11
 傍らに孫がスヤスヤ眠っている。昨夜は中々大暴れをして、新米ママは眠れなかったらしい。出産から2週間のママだ
から、無理はさせられぬと、オカカが朝方孫を居間に連れてきて、ママを休ませている。で、7:30頃からは親父が子守で
である。子守と云っても寝ている孫が起きそうになればあやすという程度の子守なので、親爺でも務まるという仕掛け。
 そんな具合に、朝の時間が長閑に過ぎてゆく。静かな快晴の山里である。
 今日は立山も快晴で、我家からも大日岳がすっきり見えている。今日は心平が、真砂沢ロッジを閉め降りてくる予定だ。
 小屋閉めして山を下りる連中を、剱が穏やかに見送る。


 大分の国東に住む、親爺の学生時代の親友、青井が自家栽培していると云うマコモダケを送ってくれた。
 去年もいただき、初めて食べたマコモダケだが、聞くところではわずか2週間ほどが旬で、この時期にしか頂けぬものらしい。
きんぴらも美味いし天ぷらも美味い。更にオーブンで素焼きして食べても非常に美味い。アスパラガスとタケノコを足して二で割
ったような食感で、仄かな甘みがあり、癖のない味である。
 大分に電話した。
 向こうは今が稲刈り時期で、忙しいとの事だが、時空を超えた馬鹿話をし、心楽しく若返った気分になった。
 やはり友とは良いものだ。頂いたマコモダケを早速しめじと一緒にきんぴらにして食べた。青井の顔が目に浮かぶ。
 


10/10
 連休も終わり平日火曜日となり、立山も奥の小屋はほとんど閉鎖し、もう室堂周辺の数件のみが営業しているだけとな
った。間もなく雪が来、冬が始まる。
 山里から見上げる大日は、山頂部がガスに隠れている。立山も2500mより上はガスかもしれない。


 昨日、今は松本で暮らすヒデ元支配人、とタケちゃんひょっこり顔を出してくれた。親爺の初孫の顔を見に立ち寄って
くれたようだ。何時もの通り馬鹿話、ヒデは真砂沢まで行って、心平に手伝いをさせられて来たようだ。
 

 タケは我が初孫と同級生になる、6か月の赤ちゃんのパパ。 ヒデは未だだが、開運堂の栗蒸し羊羹をお土産にくれた。
 


10/9
 連休最終日の朝、山里は暖かく青空も広がっている。
 今朝は久しぶりにドローンを飛ばしてみた。朝日が低くて眩しいので偏光グラスをかけて機体を追うが、太陽の中に入り
直ぐに見失ってしまう。がここは慌てず、手元のコントローラーの液晶画面で機体からライブで送られる画面を見て操縦す
るのだが、サングラスが濃すぎて外さねば画面が見えづらい・・・。
 どうにかパニックにはならず、冷静に機体をコントロールできるようになったが、これは親爺の操縦技術よりも、GPSや3
軸オートジャイロなど最先端の電子技術に負う処が多い。
 昔、ラジコン飛行機を始めた頃、数週間かけて作った機体を、僅か数十秒で大破させるなどと云う日々が懐かしく思い起
こされる。
 が、ここで「あの頃は良かった。」などとは言わない。今の最先端技術の恩恵に浴したラジコンホビーの方が遥かに良い
に決まっているし、インターネット通販や、宅配便の充実で、自分の住んでいる場所によるハンディキャップは無くなり、どこ
にいても最新の情報や、品物を入手することが出来る世の中だ。もちろんホビーに限らず全てにおいてである・・・。
 今は21世紀なのだとつくづく思う。
 さて、その21世紀の山里の朝を御覧じろ。見た目は変わらぬも21世紀の今日の山里だ。





10/8
 我が家はもう、初孫一色である。
 朝から晩まで孫が生活の中心で、授乳やらおしめ替えやらと忙しい。爺婆も新米だし、ママ親も新米である。泣き止まず
むずかり始めたりすると、3人総出であやしたり抱っこしたりと大騒ぎになる。で、結局はママのおっぱいが最終兵器で、ま
あ、こんなに平和な最終兵器ならどんどん活用すべきである。
 昨晩は婿殿も我が家に来て、このあやし大作戦に参加、恐らく疲れただろう。
 平和である。かなり孫に振り回されているがそれが楽しい。やがてこんな日々が良い思い出として家族の記憶として、皆
の心に残って行くのだろう。こんな日々こそが幸せなのだ。
 衆議院選挙突入だが、国民は皆平和な生活を望んでいる。が、残念ながらこの代えがたい日々を守るには、相当の備え
が要ることも事実である。平和は備えなしには保たれ得ない。
 だから、この選挙には、ずぼらな親爺も必ず一票を投じて来ねばと、孫の顔を見ながらそう思っている。
 昨夜、居間の窓から見た月が美しかった。


10/7
 昨夜は、孫がご機嫌斜めで大暴れ。新米ママも爺婆も総動員で抱っこしたりあやしたりだったが、最後にはゴッドハンド
の婆が、抱っこして寝かしつけ、日付の変わり目の直前にベッドへ入れた。
 その後は3:00まで熟睡し、おっぱいを飲んでまた朝6:00まで寝て、又おっぱい、9:30過ぎの今はまだ寝ている。
 赤子と云うのは大半を寝て過ごすものの様で、起きている間は大概、おしめが気持ち悪くて泣くか、おっぱいがほしくて
泣くかと云う事の繰り返しだが、極たまに、何か声を出したり、笑ったような顔をしたりと、爺婆を喜ばせる。まあ、寝る子は
育つと云うのも、そんな事なのだろう。とにかく可愛い。
 立山に雪が少しちらついた。動画はこちらにて御覧じろ。


10/6
 居間にはもう当たり前にストーブが戻って来た。今や神無月、誰に遠慮もいらぬ。
 孫もしばらく同居することだし、新生児に寒さは禁物だから、親爺は常に室温に気を配り、ストーブの火力も調整する。
 お湯はいつでも使えるし、鍋をかけての煮込み料理も出来るようになった。
 雪は嫌だが、寒いのはほどほどなら悪くない。


 昨夜、長女の嫁ぎ先の両親が、婿殿と一緒に我が家を訪れた。
 もちろん孫に会うためで、親爺やオカカにも大変な気を使ってくれて、婿が代表に就任している宇奈月温泉のサン柳亭
から大量の料理を差し入れてくれた。
 親爺もオカカもその料理には驚いてしまったが、先方の両親の好意は素直に受け、我が家で両家合同の初孫誕生内祝
いの夕べとなった。
 

 


10/5
 常願寺川の対岸の隣村、小見には野川理髪店と云う床屋がある。
 親爺はもちろん、亡き爺様や、叔父も古くからこの床屋の常連だったし、同じく隣村千垣や本宮、粟巣野、千寿などなど
我が山里の周辺の知人友人の大くが利用している。で、ある意味地域のサロン的な役割も果たす存在となっていて、頭を
やってもらいながらの話の中で、色んな連中の所在も知れることがある。
 床屋とか、町場なら銭湯とかは、昔からこんなサロン的な性格を持つ場所だったのだろう。今はめっきりこんな場所も少
なくなったが、我が山里エリアに残るこの、野川理髪店はそういう意味でも貴重な存在だ。
 今は若旦那のコウチャン夫婦がメインで頑張っているが、もちろん先代夫婦も健在である。
 立山方面もすっきり見えている今朝の山里だ。


 今朝起き掛けの孫に、30分ほど張り付いて撮った笑顔?まだ生後11日目である。


10/4
 駐車場に入れようとバックしながら、ギギと云う音に気付きはっとしたが、時すでに遅く、掛かりつけの医院駐車場で、
工事中の足場の単管パイプに、車左側面をこすってしまった。こうなるとどうしようもない、とにかく車を前に出し被害を
最小限にしたつもりが、慌てたからか、さらに拡大。前後ドアに後部フェンダーまでひっかき傷がついてしまった。
 車の運転にはソコソコ自信を持っていたのだが、一気にその自信が崩れる。「ああ、俺も落ち葉運転手の仲間入りか。」
とがっくり来てしまった。もちろん車の修理費も痛いが、こんな自損事故、三十数年ぶりだとおもう・・・。
 確かに最近、バックで車庫入れするとき、なんとなくすっきりできないような気がしていた。プリウスと云う視界の悪い、実
に馴染みにくい車の所為だと思っていたが、これは我が老化の所為である事がはっきりしてきた。
 気をつけねばなるまい。自損事故位ならいいが、他人に迷惑をかけるような事故でも引き起こしたらどうしようもない。
 まだ免許証返納と云う時期ではないだろうから、今しばらく気を引き締めねばなるまい、運転手でいる間は。
  七年前の今日。御前山上空の秋の空。


 孫娘は、日増しに可愛くなってくる。爺馬鹿チャンリンだが・・・。寝ながら爺に敬礼。


10/3
 孫を傍らのコンビラックに寝かせ、親爺はPCに向かっている。新米ママはその間ゆっくり床に入り、身体を養生でき、
親爺も可愛い孫の顔を覗き込みながら、更新作業ができる。
 オカカは午前中に食料品等の買い物を済ませ、今日の午後からは病院の「母乳外来」とやらへ娘と孫を連れて行く事
になっていて、もちろん親爺も運転手でお供し、ついでに一か月に一度の親爺用の薬をもらいに行って来ようと思ってい
る。とにかく今の我が家は初孫中心の生活だ。
 しかしこの初孫、おっぱいも良く飲むし、ウンチも良くするし、沐浴の時には良い気持ちでうっとりした顔をして周りを和
ませてくれるし、お着替えが嫌いで、大暴れもするし、もしお腹がいっぱいになればスヤスヤと二、三時間は寝てくれる。
実にいい子なのである。
 数年前の今日、御前山から剱を見る。


 我家の生活の中心。沐浴のあとの着替えがきらいで大暴れ。


10/2
 今日は朝から雨、立山に初雪が来る予感がする。
 午前中は孫の子守で、役には立たぬがそれなりにうろうろして、HPの更新が出来なかった。オカカが買い物に出かけ
ていたので、新米爺と新米ママで悪戦苦闘。そこ会オカカが帰り来て、抱っこするや孫はぐっすり寝込んでしまった。
 いやいやキャリアに違いをまざまざと見せられた親爺である。
 今朝雨の降りだす前の剱岳。きっと今日は雪の薄化粧をするだろう・・・。


 浄土と竜王も白くなるかもしれない。


 昨日は初孫のお七夜で、婿殿ととの姉妹が祝いに来てくれた。オカカが赤飯を無視、鯛のお頭月の塩焼きも添え、細や
かに祝った。婿が凛花(りんか)と命名。我が初孫は愛しのリンちゃんとなった。



10/1
 いよいよ今日から神無月、室堂周辺の山小屋(旅館?)以外、稜線から奥地の小屋は間もなく小屋閉めだ。
 今シーズンの親爺はもう小屋閉めも関係なし、もともと気楽な身分が山小屋を離れて全く無責任なオキラク親爺となり
余生を送る身と云うか、楽隠居の身の上と云うか、とにかく日々是楽日???となっている。
 そこへもって来て授かった初孫である。母子ともに健康で、昨日山里の我が家に戻った。
 これから一月の余は、母体の回復のため実家である我家で過ごす。当然子守は親爺とオカカだ。
 役に立つか立たぬかを言われると、親爺にはあまり部はないが、コンビラックに寝かせ、傍らに置いて、話しかけたり
あやしたりしてあっという間に1時間や2時間は経ってしまい、少なくともその間はゆっくり、母たる長女を休ませることが
出来るだろう。
 爺馬鹿親爺である。


 とにかく愛情を注ぎ、健やかに育てと祈るばかりの日々。今日はお七夜。名も凛花(りんか)と付けられた。
 


9/30
 9月の最終日は良い天気になった。明日の10月初日にかけて、土日となるので、立山も結構な入れ込みとなるだろう。
 今シーズンから心平が経営者となった真砂沢ロッジや、今は剱御前小舎の経営も始めたマー君の経営するもう一つの
山小屋、仙人池ヒュッテなどの奥地にある山小屋は、今シーズン酷い天気周りで宿泊者の入れ込みが激減したようだ。
 まあ、それでも、オフシーズンにアルバイトをして稼ぎ、頑張っていればお客様もついてくれるだろうし、天気に恵まれる
シーズンも来るだろうし、さほど心配することも無いだろう。奥地の山小屋商売などそんなものだ。
 雷鳥沢の紅葉が奇麗だ。数日前にこんな感じだった。


 チングルマはとっくに秋の装いである。


9/29
 今朝の山里は寒く、いよいよ石油ストーブを炊いている。
 天気予報は晴天だったが外れた様だ。
 でも、立山は室堂はガスだが弥陀ヶ原は晴れていて、剱御前小舎からは氷の便りが届いているから、このガスは徐々
に晴れ、天気は回復に向かうかもしれない。明日、明後日が好天に恵まれた土日となれば良いのだが。
 秋たけなわの室堂乗越から大日を見る。


 今朝は氷の便りが届いた。                                 剱も間もなく雪に覆われる。
 


 9/28
 トモちゃんが昨日、紅葉の写真を送ってくれた。
 雷鳥沢から檜谷を覗き込むと、そこも見事に色付いている。剱岳とそこから延びる別山尾根が御前山へと続く。
 もう40年近く前の5月積雪期、この地点から少し下った新室堂乗越から、デブリの急斜面をスキー滑走し立山川を下っ
て番場島まで降りたことがあった。
 山スキーの大ベテラン、奥野先生、若い20代後半の親爺、富大スキー部の部長だった伊東君の3メンバーで、剱御前
小舎を7:00に出て、9:00には番場島山荘に到着した。この年は運が良くて、菊石水門まで一気に滑れたからだ。
 この写真を見ながら、そんな昔の山歩きをフッと思い出した。人間の連想とは妙なものだ・・・。


 ここ三日ほどは、病院へ初孫の顔を見に行くのが親爺とオカカの日課だ。
 昨日から少し新生児黄疸が出て、孫は紫外線浴。かわいそうに目をガーゼでふさがれて保育器の中かと思いながら
病院へ行くと、流石医療の進歩、孫は母親と同室で、紫外線浴のできるコンビラックにすやすやと寝ていた。目もふさが
れておらず、快適そうでホッとした。
 症状が軽いので、これで様子を見るとの事。母親の長女も新生児黄疸が出て二日ほど保育器の世話になったので、
体質が似たのだろうと思っている。


 山里も寒々とガスがかかり、雨も降っている。


9/27
 どんな名前を付けられるのだろうか未だ解らぬが、生まれ来た我が血に繋がる新たな命が、愛おしくて堪らない。
 ラインで、長女が送ってくれる写真やら動画を、タブレットに取り込んで四六時中見ては喜んでおり、気付けばその動画
や写真に向かい、あやしたり話しかけたりしている自分がいて、苦笑してしまう。
 これも老いなのだろう。が、老いを柔らかに慰めてくれる新たな命が孫なのだろう。或いは老いの特権が孫という宝を授
かる事なのだろうか。
 無条件に可愛い孫にもう夢中なのは親爺だけではなく、オカカも一緒であろうし、婿の実家の両親にしても、初孫なので
あるから、これも一緒だ。
 これで良いのだ。若い夫婦に子供が生まれ、新たに爺婆となった4人が居て、生まれ来た新たな命を、両親は責任を持
って守り育て、爺婆4人も過剰と見えるばかりの愛情を注ぎ、この命を育む。そしてこの命が育ち、次代が拓けてゆくのだ。
 この赤子の行く末を、どこまで見られるだろうか、それは分からない。今は健やかに育てと持てるだけの愛情を注ぎ、見
守るだけだ。
 やがて、立山へこの子を連れて、紅葉でも見に行く日が来れば、親爺はどれだけ幸せだろう・・・。生後2日のまだ名前も
無い初孫が、とにかく愛おしい。
 一昨日の剱岳。孫が生まれた朝、親爺も富山平野から黎明のシルエットを見上げていた。


9/26
 昨日は一往復、今日も又、長女が出産で入院している病院まで一往復。恐らくこれは今月末の退院日まで続くだろう。
片道が約4、50分かかるから、親爺には結構疲れるのだが、初孫の顔が見たくて、我慢できない。
 朝起きると飯もそこそこにコンピューターの前に座り、昨日から撮り始めたばかりの孫の写真やビデオの編集に取り掛
かる。が、動画など見ている時間が圧倒的に長く、可愛くてとても編集にはならない。写真とて、まだ枚数もないしただ寝
ているのを、あちこちから撮っているだけだから、管理用のフォルダーを作って中に入れればそれで終わりで、まあ、早い
話が写真をただ見ているだけである…。
 我が立山の山人の血につながる命が、健やかに育ちますようにと、立山に向かい祈る親爺だ。
 いいタイミングで、トモちゃんが立山の主峰、雄山の写真を送ってくれた。 
 


9/25
 今朝早く、3:30過ぎに初孫が無事生れた。
 婿とオカカに付き添われた長女が病院へ向かったのが昨日朝早く。で、親爺は当然自宅待機だったのだが、オロオ
ロと、オカカにメールをするやら、電話をするやらと待ちわびる事20時間余り、親爺も一睡もできない。
 今朝になって「生れたよ。母子ともに健康。」との電話があり、親爺もすぐに病院へと向かった。
 行きはまだ真っ暗だったが、病院へ着くころにはうっすらと夜が明けてきて、やかん出入り口までオカカが出迎えてく
れた。
 待望の初孫は3600gの女の子、長女が生まれた時とよく似た顔をしている。オカカが親爺に抱かせてくれる。いやいや
感無量、涙腺が緩んで、困った。
 初孫との対面を終え、病院の外に出ると夜がほぼ明けていて、立山連峰のシルエットが目に飛び込んできた。
    ”初孫を 抱きし朝に 剱立つ”


 やはり孫は無条件で可愛い。涙腺が緩みっぱなしの爺であった。



9/24
 今日は三年に一度行われる、「布橋灌頂会」の日だ。
 穏やかな秋日で、青空が広がる。
 この灌頂会は江戸時代後期、かなり廃れていた立山信仰の再興を期して始められたものだと聞く。詳細は立山博物
館の学芸員に聞けば、たぶん親切に教えてくれるだろう。
 で、明治維新以降、全く行われてはおらず、立山曼荼羅の中に描かれた、布橋を渡る白装束の人の列は見たことが
あったかもしれぬが、それが布橋灌頂会の様子だとは知らなかった。
 今から20年ほど前に、立山博物館辺りの尽力でそれが再現され、現在は3年に一度執り行われている。
 村の有志や役員などが駆り出され、様々な役割分担の下、この行事に協力している。或いはさせられている・・・。
 で、その会場の、閻魔堂や布橋に近い我が家周辺も、いつにない人込みで賑わうのだが、元来が人混み嫌いな親爺
には何ともガマンの数時間が続く・・・・・。
 立山も今日は恰好の登山日和だろう。


9/23
 週末の好天を期待していた親爺だが、今朝の立山はガスに覆われている。山里もついさっきまで、眼前の不動山に
さえガスがかかっていた。多分高山性の朝霧かと思うのだが、さてこの後の天気はどうだろう。
 大相撲9月場所が開催中で、親爺とオカカは毎日テレビ桟敷で観戦中だが、3横綱、2大関に人気力士の宇良まで
休場で、ガッカリしてしまった。ところが、いよいよ場所が進んで行くと、若い力士達が頑張り、白熱した乱戦模様となり
強い横綱の独り舞台よりも遥かに面白いのだ。事に、新入幕ながら12日目現在で、9勝3敗とまだ優勝戦線に喰いつ
いている、わが越中出身の力士、朝の山の活躍が嬉しいし、満身創痍で金星を連発しながらも意地らしいまでの土俵
を勤める、横綱日馬富士の雄姿も素晴らしい。ぐんぐん力をつけてくる若手、年齢を感じさせぬベテラン、まだ3日ある
のでこの先どうなるやら、これからが楽しみな親爺とオカカだ。
 新室堂乗越に向かう登山道から、足下の雷鳥沢を望む。紅葉が進んできた。


9/22
 昨日は遅くなったが、心平の真砂沢ロッジHPを一部更新した。と云うのは、真砂沢ロッジと云う処は通信には極めて
不便なところであり、携帯電話の届かないエリアなので、心平が自らホームページの更新をすることが出来ず、暇な親
爺がお手伝いをしているからである。(因みに真砂の電話は衛星電話で、最近は非常に調子よく通信できる。)
 心平が仕事の合間に撮った写真や綴った文章データーを、通信可能エリア、例えばハシゴダン乗越とか、剱沢平蔵
の出会い辺りまで行って、親爺に送る。そのデーターを基に親爺が編集、HPの体裁を整えサーバーにアップする。と、
まあ、そんな仕掛けなのである。
 で、今回は心平が資材調達で下山し、かなり大量のデーターを親爺に送りつけて来たので、相撲観戦しながら更新作
業を進め、夜遅くになって更新を終えた。その中に、最近の剱沢雪渓の状態を、雪渓最上端から真砂沢ロッジまでに渡
り写真で紹介しておいた。詳細なデーターではないし、9月19日現在の状態なので、参考までに見て頂きたいが、様子
は良く分かる。こちらをご覧あれ。  
 この週末は良い登山日和になりそうだ。初日真砂沢ロッジ泊で、翌日はハシゴダン乗越越えで黒四ダムと云う、ちょっと
マニアックな秋のルートを歩いてみるのも面白いかもしれない。
 剱御前小舎からの落日。




 


9/21
 富山県が、「立山黒部ブランド化」とか云う事で活動を始めているが、その動きに対し山小屋関係者たちからマッタが
かかった様だ。これは先ず、県に立山アルペンルートを通年営業したいという思惑があるからではなかろうか?
 立山黒部のブランド化とは、どのようなことを言うのかが先ず親爺には理解できないが、これが立山アルペンルートの
営業期間延長、あるいは通年営業などを推し進めることになるとすれば、これは、不特定多数の登山者、観光客の安全
面での大きなリスクを、ブランド化の名のもと、無制限に拡大することになる。
 立山の事は、立山で生活して来た地元の者が一番よく知っている。山小屋の経営者が先ずその立山を知る最たる者
であろう。が、富山県はそんな者たちの意見をほとんど聞かない。
 お上の決めたことに下々の者たちは黙って従っておれば良い、と云う伝統的な役人仕事でどんどん勝手に机上プラン
を進め、血税を無為に使い、役を代われば無責任で、はいさようなら・・・という訳である。
 立山と云う高山帯で事を進めるのであれば、先ず現場、現地をよく知る者たちの声を聞かねば、必ず大自然の猛威を
嫌というほど思い知らされるに違いない。これが個人の登山ならその責めは個人が負う事で終わるが、県が進めるブラ
ンド化で、通年営業などが行われ、それに起因する大きな事故が発生したりすることは「想定外」では済まされぬのだ。
 もし、通年営業や、営業期間延長に起因する事故が起きた時に、この言葉を決して県当局に使わせないためにも、今
この親爺の日記にもこのことを書き留めておこう。少なくとも今以上の立山アルペンルートの営業期間延長は、その安全
面から見て、富山県が率先して規制すべきである。過去の、アルペンルート営業期間延長に起因する雪崩発生大量遭難
の経験を顧みることなく、更なる愚行の世界ブランドとしてはいけない。
 立山を大切に思うならせめて11月の根雪直前から4月末のGW直前までは、立山アルペンルートの営業は止め、山を
休ませるべきなのである。大谷の雪の廊下などと云う半ば人工的な見世物ばかりで、立山を語るのは間違いである。
 強風下ではあったが、昨日無事、山小屋の空輸作業が終わった。


 昨日宮城県のFさんが大量の秋刀魚を送って下さった。今年は秋刀魚も不漁続きと聞くが、毎年有難い贈り物だ。
 心平や、身内へもおすそ分けし、有難くいただいた。小ぶりだが、脂も乗っていて美味。



9/20
 今朝、隣の早月小屋の荷物を運ぶ車が立山に向かい出て行った。今日が空輸日とのこと。
 この時期の空輸物資は大半が燃料等の越冬物資で、来シーズンの小屋開け時のための物資だ。未だこの後の週末も
何度かあるが、そのための食料などは、空輸を必要とする山小屋では僅かなものだろう。
 もう小屋閉めまでに一月も無い。室堂周辺はともかく、稜線から奥の小屋は今シーズンを終えるわけだ。
 紅葉はそろそろ見ごろを迎えるだろうが、さて今シーズンは如何だろうか。
 トモちゃんが数日前に送ってくれた剱の一枚。確か台風前だった。


9/19
 三連休が明けて、台風も通り過ぎた今日は、すっきりと秋晴れである。何と皮肉な天気周りだろうか。
 折角張り切って新たな山小屋経営者としての一歩を踏み出した、心平だが、真砂沢ロッジに関して言えば、今シーズン
は何とも大変なシーズンであった。天気が悪く、お客様が来れなかったのだ。
 8月が悪かったし、真砂にとってはメインともなる9月も実に悪かった。後半がどうなるか、まだ小屋閉めまでに3週間余
り残っているから断言はできないが・・・。が、ものは考えようである。初年にこれだけ厳しい状況を経験すれば、恐らくこれ
以上悪いシーズンは無いだろうから、この先のロッジ経営の方向性を掴むことはできただろう。山小屋のオフシーズンに、
アルバイトをしていた山小屋経営者も多い。かくいう親爺も、ほぼ40年にわたる山小屋経営の期間中、山小屋経営だけで
生計を立てたのは最後の10年だけである。あとの30年は勤め人として働きながら、2足のわらじで過ごしてきたのだ。
 まあ、何とかなる。なるようになる。
 今朝は秋晴れ、大日が良く見えている。


 台風一過、昨夕の山里だ。立山はまだ見えていなかったが、鍬崎が見えていた。ドローンで、地上高50mから。


9/18
 台風が寝ている間に頭上を通り過ぎた。
 寝る前に雨戸を全閉し、ほぼ完全な用心をして寝についたのだが、風音も聞こえず、雨音もほとんどせぬ間に朝を迎え
た。6:00に床を出て二階の窓から外を伺う。雨も止んでいたが、網戸が濡れており、いくらか風もあった事を知る・・・・・。
と、そんな程度で、台風は通り過ぎてしまっていた。
 山里の今朝は雨が降っている。風は殆どない。そしてこの台風の被害も皆無だ。
 立山も雨の朝のようだ。全く見えない。
 


9/17
 山里も雨が落ち始めたが、又上がっている様だ。
 台風待ちの三連休中日である。
 立山でも室堂辺りから上はもう雨が降っていて、ガスもかかっているが、弥陀ヶ原からは富山平野が見えている。
 昨日真砂沢の心平と電話で話したが、3連休で60人余りのキャンセルがあって、予約はほぼゼロ、非常に淋しい連休
となっている様だ。
 数年前の今日、親爺現役当時、剱御前小舎親爺部屋からの眺め。恐らく今日もこんな感じだろう。
 

 これは2日前の雷鳥沢。新室堂乗越付近の秋色風景。


9/16
 穏やかな雷鳥沢の景色は、秋ゆえにか、やや淋しげである。
 折角の三連休だというのに、全く腹立たしい程のタイミングで、台風が来るという。
 今シーズンは夏も天気に恵まれず、奥地の山小屋ほど強くその影響を受けた。
 で、迎えた秋山。
 この時期は紅葉の絶景を求め、奥地の小屋へ入る登山者が増える時期で、今週、そして来週がそのピークとなるはず
だったのに、最悪の天気周りである。
 だから、唯でさえ淋し気な秋の景色が、ますます淋し気に見えてくる。


 トモちゃんが送ってくれた写真には、「北燕〜燕の間で見かけました。凄く大きな足音でびっくりしました。」とコメント
が有ったが、ニホンカモシカである。多分一番無防備な雪渓上を移動中に、トモちゃんの人影に驚いて逃げ出したの
だろう。びっくりしたのはカモシカも一緒だった様だ。


9/15
 朝目覚めて、夜具の中でタブレットでの読書をしていたら、急にアラームが鳴りミサイル発射情報が流れた。
 7:00だった。
 そういえば先だって防災速報と云うソフトをインストールしておいたので、大雨だの土砂崩れだのと警報が入るように
なっているのだ。そして、隣国に犯罪国家を抱えている所為で、ミサイル発射情報も防災警報として入って来ると云う訳
だ。
 戦後70年を経て、平和が当たり前の日本国である。当然我々国民は、爆撃やミサイル攻撃などと云う恐ろしい目に会
った事は無い・・・いや、70年間以上会った事は無い。
 だからこういうミサイル警報など、余りにも遠い国の話の様で、今朝もさほど緊張しなかった。
 そんな事ではいけない。もっと緊張感をもって、ミサイル警報にも対応を考えておかねば・・・・・と、考えるべきなのだろう
か?では、どんな風に対応すればよいのだ?地下室に避難しろと言われても、我が家にもご近所にも地下室など無い。も
しミサイル攻撃などを実際に受けたら、如何することもできない。出来ないことを警戒せよと、情報だけを発せられても、そ
れこそ屁のツッパリにもならぬのだ。
 そんなことを考えているだけの、今朝の親爺であるが、これも屁のツッパリにもならぬ。
 朝から屁の連呼で申し訳ない。気分転換に色付いて来た爽やかな雷鳥沢の写真でも御覧じろ。


 これはトモちゃんの送ってくれた一枚。恐らく、餓鬼岳から唐沢岳への稜線上からの一枚。


9/14
 立山は今朝は良く晴れているが、山里は曇りだ。
 9月もいよいよ半ばとなり、あちこちの山小屋からは初氷やら、初霜やらとの便りが届き始める。山肌も色付き、もう
一週間もすれば紅葉が見ごろとなるかもしれない。
 立山の主峰、雄山には立山雄山神社峰本社がある。


 雷鳥沢の雄山側(浄土川最上流)も秋色である。
 


9/13
 最近めっきりプラモデルから遠ざかっている・・・。白内障の所為で視力が落ち、細かいパーツを扱うのが非常に苦痛
になっているからか、あるいは少し飽きたのか。自分自身良く分からぬが、親爺には昔からこんな風な飽きっぽさがあ
って、夢中になって集中する時期が続くと、突然見向きもしなくなり、又何かの拍子に集中すると云う事を、我知らず繰り
返しているのだ。大雑把に分けると、少年期のプラモ、模型飛行機(竹ひご紙張り)、やや長じて青年期のモデルガン、
ラジコン飛行機の時期、40代に入ってからの日本刀の時期、60代になってからのドローンの時期となり、これらの趣味
は今も、ほぼ全部継続しているのだ。もちろんこの他にも、読書や、写真、8oフィルムムービーからビデオカメラなどの
動画撮影等々、ほかにも趣味は多いし、今は止めたが、芦峅寺の男の嗜みとしての銃猟と岩魚釣り等も入れるとなると
もう切りがない。
 何とも我ながら、気の多い親爺である。で、兎に角また、手近なところでプラモもやりたいのだが、この冬に白内障の手
術を受ける予定であるので、どの程度回復するかは分からぬが、今より良ければ、嘗ての集中力も戻るかもしれない。
 いや、年を取るという事は、こう言うことなのだろう。
 雷鳥沢がずいぶん色付いてきた。


 庭で収穫した青唐辛子を、ガスの直火で炙り、それを醤油漬けとオイル漬けにした。醤油漬けはつけ醤油として、何にでも使えるし
オイル漬けも、いろいろな使い道があり、保存も利く。赤い色の唐辛子はなぜか同じ、青唐辛子の木に成ったもの。
 


9/12
 昨日は夕刻から、オカカと二人テレビ桟敷で相撲観戦。三横綱休場の寂しい場所だが、昨日は宇良、高安の両人気
力士が相次いでけがをして、この後の出場が危ぶまれる状況となった。
 折角の相撲人気で、チケットも滅多に取れぬ秋場所だが、こんな調子では人気に陰りが出るかもしれない。
 一人横綱の日馬富士とて満身創痍、いつ調子が崩れるか分かったものではないし、カド番大関の豪栄道と照ノ富士も
好調とはいいがたい。唯一期待していた大関高安がけがで休場の危機・・・・・。何だかつまらぬ場所になって来たが、思
いもかけぬ力士の大活躍があれば、面白くなる。例えば元大関の琴奨菊とか・・・。
 まあそんな風なことを期待して、秋場所を楽しもう。
 一昨日の剱岳。


 オカカが今朝、庭のタンブラーで育てている青唐辛子を全部収穫した。今シーズンはこれで最後の収穫だろう。もう一つ
のタンブラーで育てている、鷹の爪はまだこれからの収穫だが。
 


9/11
 静かな秋の朝だ。オカカが歯の治療に出かけたので、我が家の居間は余り音がない。テレビもつけず、PCのキー
を叩いているだけなので、たまに外を通る車の音と、台所の流しっぱなしの山水のちょろちょろ云う音が際立って聞こ
えるのみ。少し肌寒い程の気温で、窓外には雲がちな空が広がっている。
 もう冷めてしまった緑茶をたまにすすりながら、実にゆっくりと時を過ごしている。なかなか良い気分である・・・。
 昨日、剱御前小舎からトモちゃんが送ってくれた写真を眺めながら、自分も秋色の立山に居るように錯覚する。
 龍王、浄土、室堂山と続きなだらかに落ちこんだ稜線の向こうには雲海が広がり、薬師が浮かんでいる。稜線手前
の室堂平、地獄谷そして天狗平。更に足下に目を移せば雷鳥沢・・・何とも愛おしい景色ではないか。
 静けさの所為か、しみじみと写真に見入り、その中の情景に吸い込まれてゆく。


9/10
 今日も山里はいい天気だが、大日を見上げるとガスがかかっている。ライブカメラで山の様子を見ると弥陀ヶ原は
良い天気だが、室堂は上がガスっていて、恐らく2500m以上はガスで覆われているのだろう。だがこれは高山性の
朝霧で、気温が上がってくるに連れガスも切れてすっきりするだろう。
 かなり秋めいてきた立山。紅葉便りも間もなく届くだろう。
 今日から、親爺とオカカ共に楽しみにしている、大相撲秋場所が始まる。富山出身の力士、朝の山が幕尻だが新入
幕を決め、今場所からは幕内力士として土俵に臨む。三横綱休場の場所だが、高安や、御岳海などの若い力士の成
長が楽しみだし、ベテラン嘉風の年齢を感じさせぬ荒武者相撲も楽しみだ。二月に一度の、暑い15日間に期待しよう。
 今朝も爽やかな秋晴れだが、立山方向はガスが・・・。
 鍬崎は辛うじて見えている。


 大日の上にもガスがかかっている。


9/9
 いやいや良い天気になった。この土日は本当に秋晴れに恵まれ、立山も久々の登山日和となるだろう。
 山里も、朝日が昇る前から立山に向かう車の音が続いていた。
 今朝一番で、トモちゃんが送ってくれた今朝の剱岳の写真を見て、親爺も嬉しくなった。久々の土日にかけての晴天で、
今日明日は立山一帯がにぎわう事だろう。
 心平の真砂沢ロッジは奮闘しているが、今年はあまりついていないようで、少し心配だが、山小屋商売に当たりはずれ
は付き物だ。今年がダメなら来年がある。少しバカかと疑われるほどおおように構えていれば、やがて何とかなるだろう。
山小屋親爺などその位でなくては、やってられない。
 今朝の剱岳である。後立の峰々の奥に、燧岳まで見えている


9/8
 親爺がこのHPの更新をするのは、大凡朝食後で、旅先などでは夕刻という事もあるが、出来る限りさぼらぬよう心掛け
ている。と、言いながら実は元来がずぼらな親爺なので、結構さぼったりもあるのだが、うっかり忘れてしまっていることも
無いではない。
 剱御前小舎の経営をして居た頃(と云っても、去年の話だが)は、剱御前小舎からの情報発信という明らかな、営業活
動の側面があり、(まあ、それもほぼ半分だが)、HPの更新は仕事だった。
 が、今はそんなことは殆どなくて、親爺の個人的な趣味でのHPとなっていて、親爺にしてみれば惚け防止の効果を期待
して継続しているのである。
 毎日毎日、兼好法師を真似て、「こころにうつるよしなしことをかきつづれば」幾らか惚け封じになるはずだ、と、信じて居
る訳だが、昨日もうっかり更新を忘れてしまった。
 で、これは昨日の写真だが、もったいないので本日流用。富山平野からの立山。山裾しか見えず。


 今日はもう日が差し始め、空輸作業も予定されているが・・・。


9/6
 本当に薄暗く、肌寒い朝だ。
 8月の天候不良が、まだ続いている様だ。親爺は9月は晴天が多く、立山もそこそこに賑わいを取り戻すだろうと予想
していたのだが、もとより科学的根拠などない、過去の経験による予想だった。でもこんな風な予測はめったに外れず、
長い間の山暮らしに培われた経験はそれ故貴重なものだと、自分自身思っていたが、最近は自信が無くなった。
 考えてみれば一人の人間の経験など、長くても7〜80年のものだから、それで大自然の業を予見するなど話にもなら
ない。親爺も焼きが回った。そんなことを想いながら暗い空を見上げている。
 今日の山里はとにかく肌寒い。


9/5
 朝晩が親爺には肌寒いこの頃、今朝もうっかり靴下をはき忘れたら足下から冷え込んできた。
 立山も、山里も今日はきれいに晴れている。掛かりつけの病院屁今日は月に一度の薬をもらいに行くので、帰りにどこ
かで、ドローンでも上げて来よう。
 これだけ透明感のある晴天は、秋ならではのもの。白内障のある親爺の目でもその透明感が分かる・・・。
 さて、ボチボチ出かけようかな。
 弘法あたりのナナカマド。


 国見辺りからの剱と別山乗越、別山。
 


9/4
 実に肌寒い曇天の朝、それでも視界は利いており大日岳などすっきりと見えている。
 わずか一、二週間前まではクーラーを入れねば過ごせなかった山里だが、一寸ストーブが恋しくなるような今日である。
 昨日は又、北鮮の水爆実験強行。何と言えばいいのか、言葉も見つからぬ。大半の国民は貧しく、食べるにも事欠くよ
うな生活状態にあるのに、絶対権力を持つ指導者は、そんな国民の苦境を顧みることも無く、ミサイルを飛ばしたり、核
実験を強行するばかり。それも唯我独尊の独裁体制を守るための、極めて短絡的な、周辺の他に対する脅迫としての
凶行である。こんな指導者の下、何故国民は反旗を翻さないのだろうか、例えいかなる恐怖政治が行われているとは言
え、こんな体制下に何故じっと耐えてばかりいるのだろうか?それが不思議だ。
 山里は今日も静かである。


 立山もすっかり秋めいてくる頃だ。


9/3
 朝オカカと町場まで出かけた。平野部に差し掛かるや黄金の稲穂がたわわに実る田んぼが目に飛び込んできた。
 あいにくの曇天で立山は見えなかったが、立山の恵みを受けて見事に色付いた黄金の波は、心豊かな情景であった。
 そういえば、数年前までは我が山里でも、その規模こそ細やかながら、黄金の稲穂を実らせた田が、村の周囲を囲む
ように点在していたのだが、耕作者の減少高齢化によって廃れ、更にイノシシという新たな害獣の出現によって、消滅し
てしまった。今我が山里では水田がゼロで、隣の千垣集落でもこれは同様であろう。
 親爺たちが現役で、銃猟をしていたころ、イノシシは我がエリアには全くいなかった。雪が深く積もり、ウリボウと呼ば
れる子イノシシが育たないからだと聞いていた。
 が、温暖化の所為だろう。十数年前からイノシシが、有峰などの岐阜県と県境を接する辺りから、徐々に富山側に侵入
して、今や我が山里でもイノシシは当たり前に生息する様になった・・・。
 そして、なんとこの生命力あふれる獣は、立山の高所にまで進出し、親爺が経営していた剱御前小舎の前までうろつき
始めた。いや、今やそんな獣は猪のみならず、日本鹿もであり、兎に角、動物愛護精神が悪名高い動物保護営利集団、
グリーンピースばりの日本では、犬猫のみならず、サル、鹿、猪などなど、人間の生活圏を片っ端から蹂躙しているのが
現状だ。
 こんな豊かな農村に、突如クマや猪が出現しては、穏やかな暮らしは成り立たぬ。
 

 真砂沢ロッジの心平のホームページ
からパクった一枚。ハシゴダン乗越からの剱である。


9/2
 朝から動き回っているオカカは未だ半袖のTシャツだが、親爺はもう長袖のTシャツにベストを重ね着して丁度だ。
 因みに室温は21℃、外気温は20℃を下回っているだろう。
 朝はガスがかかっていた立山も室堂から晴れてきて、土曜日の今日は結構な登山日和となるだろう。この天気は明日
続きそうで、清々しい秋山の開幕にはぴったりの天気だ。が、立山へ向かう車がやけに少ない・・・。折角の土日なのに
夏休み明けで皆さんお疲れか。却ってこんな時は山歩きの穴場なのにもったいない。
 昨夕の落日が見事だった。トモちゃんが早速写真を送ってくれた。この夕景今日の好天を約束している。まだガスがか
かったり晴れたりしてるが、この後必ず晴れてくるはずだ・・・。


 婚約者のツヨシに指輪をもらい幸せいっぱいな次女。ツヨシのご両親は気さくな良い方々で、親爺もオカカもすっかり打ち解けた。
 


9/1
 今シーズンは天候不順で終始した8月だった。山里の天気もかなり酷く、特にお盆からは梅雨のような毎日が続いた。
 で、迎えた長月朔日。大陸からの高気圧に覆われ、立山も良く晴れた。
 親爺はオカカと二人、次女の許嫁のご両親との顔合わせで、上京しており、今夕帰省したばかりだが、帰路通過した
妙義の山々も良く見えて、東京から富山までずっと青空が広がっていた。
 今日次女は入籍し、事実上の結婚をしたことになるが、披露宴はまだ先で、来春5月である。
 写真は富士の折立からの剱岳。トモちゃんが送ってくれた。
 

inserted by FC2 system