2020山賊庵絵日記(秋) 今日より長月で項を改めました。
                                                               2020/09/01 親爺拝



9/25
 今日は初孫の誕生日、3歳になった。
 ずっと前から誕生日を楽しみにしており、ケーキや、プレゼントの貰える日だということが分かっている様だ。そして周
りの皆から「おめでとう」を言ってもらい。自分に注目されることが嬉しくて仕方ない様だ。
 爺などそんな孫を見ているとジッとしていられず、もう一月も前からプレゼントを取り寄せ、ママに預けてある。
 更に昨晩東京の孫が来た。三か月ぶりで、1歳4か月になる。驚くほどジジババに懐いていて、3ヵ月ぶりのギャップが
全くなく、富山駅まで出迎えたジジに、笑顔で「ジジジ」と笑いかけた。いやいや可愛くて、今朝もジジババの周りを当たり
前のように歩き回っている。
 今日の誕生日を終え、明日は黒部の孫も東京の孫に会いに我が家に来る。いやいやこれは楽しくうれしい日となりそ
うな明日である。多分疲れ込むとは思うが・・・。
 ママとパパが半日かけて飾り付けたのだそうな。


 これが今朝の3歳の孫だ。爺メロメロ!!          もちろんこの東京の孫にもメロメロだ。
 

 庭のウルフピーは結構効いている。足跡も途絶えた。           きゅは焔魔堂の木立さえ霞むほどガスに覆われている。
 


9/24
 暑くもなく、少し肌寒い程の、親爺には一番好もしい今朝だ。高曇りで、太平洋を通過する台風の影響がもう少し出る
かと思っていたが、今のところ雨も風もない。北陸エリアはこの台風の影響は余りないのだろう。
 昨日オカカと二人、一寸2~3泊の小旅行でで計画しようかと、久々に地図ソフトやら、宿泊予約サイトやらを調べて、
しばしば耳にしていた、GoToトラベルと云うものを漸く納得した。
 簡単に言えばGoToに加盟している宿泊施設などの宿泊料は、とにかく35%割引きで、更に他の割引クーポンなど持っ
ている場合はそれも使える・・・。で、ネット予約サイト利用の場合、ほとんど何の手続きも要らず35%引きとなるので、こ
れは有難い。「つかわにゃソンソン」となる。
 で、普段は中々泊まれない、露天ぶろ付きの客室などを予約しても、二人で6万前後の宿泊料が、3万9千円となる訳
で、これならちょっと贅沢程度で泊まれる。
 しかも各宿泊業者も、かなり割安な値段設定の宿泊プランをすでに出しており、例えば京都の某有名ホテルなど、フレ
ンチ懐石の夕食、アメリカンブレックファストの朝食付きで、GoToとポイントを利用で25000円だ。
 これは旅行者にとっては良い。が、そのツケがやがて消費税アップなどに跳ね返るとしたら、素直に有難がってばかり
もいられないかも知れぬ。でも今は、経済の活性化の火付け役だと信じ、精々利用させてもらおう。
 御前山も秋色だ。


 ある日のインスタント食品ばかりの昼食。麺は即席、チャーシューだけが作り置き。餃子は冷食。でも学生時代の外食
より質も味もはるかに上等で美味い・・・。良い世の中だ。
 


9/23
 連休も大きな事故もなく終わった様だが、立山も静かになった事だろう。何せ昨日までは我が山里さえ観光客がウロ
ウロしていたのだから。
 コロナ禍自粛の反動だろう、立山でも前年同時期の入山を上回る人出だった様だ。いや、何も立山ばかりではない、
多くの観光地が同じ状態だった様だ。某学者曰く、一週間後にどれだけの感染者が出るか、不安を禁じ得ないそうだ。
 それはそれとして、この久々の賑わいで一寸息を吹き返した業種の方々もおられることだろう。日本が健康な姿を取り
戻すには、コロナ禍の封じ込めだけではなく、経済の大きな復興も大切だ。
 ワクチンの研究開発、薬の研究開発など等も、潤沢な経済基盤の下、大きな研究費を供給せねば、何もできぬ。
 心配ばかりしていても事は解決せぬ。出来る範囲で防疫措置を講じながら、普段を取り戻して行かねばなるまい。
 連休が終わり、すっかり秋めいてきた立山。剱も秋だ。


 ジジの大事な二人の宝。黒部は宇奈月のパパの仕事場訪問。東京は近くのホテルで、パパママと一泊。それぞれの連休だった様だ。
 


9/22
 シルバーウイークも終わる。本来なら良い天気に恵まれ大賑わいのはずだった観光地は、コロナ禍以来閑古鳥状態だ
ったが、今回人はかなり戻ったそうだ。
 立山も可成りにぎわったが、山小屋などは入れ込み数に制限があり、精々で通常の1/3程度だから堪らないし、登山
者にしても泊まりたいのに泊まれないから、凍える事を覚悟のテント泊?となる。まあ、天気が良かったから大事には至ら
なかったはずだが・・・。
 我が山里もこの連休には、絶えて見ることの無かった観光客が戻り、我が家の前もぞろぞろと何人も通って行った。
 人通りが戻るのは結構だが、獣が通って来て、マーキング代わりの糞や小便を残していくのは困りものだ。
 で、この前一度、庭の真ん中んに脱糞されて腹を立てていたのだが、精々BBエアーガンで脅すくらいの事しかできぬ。
 それとて実猟と一緒で、シノビ待ち伏せたりするしかない。それも面倒な話だし、BB銃の方はこちらから出向いて脅すくら
いのものだ。
 で、いろいろ調べて、害獣忌避剤のウルフピーと云うものを仕入れた。すでに絶滅して久しいニホンオオカミだが、獣たち
の遺伝子には、この獣の恐ろしさがいまだに刷り込まれ残っている様で、オオカミの小便の匂いのする、袋を、所定の場所
にぶら下げておけば、その半径4~5mには、獣は近づかぬとの事。効果のほどはまだ分からぬが、今朝オカカと二人で
2カ所にそれを置いてきた。これで獣が近づかぬなら、親爺の下手鉄砲も不要となるだろう・・・。


 季節は秋。クーラーもストーブも不要な、爽やかな日々がやって来た。


9/20
 ずいぶん昔の剱御前小舎アルバイトの、O君からハガキが届いた。「今度立山へ行く予定が有るので、奥方とちょっと寄
って行きます。」と云うものである。メールアドレスも記してあったので、待ってるから寄ってくれと連絡しておいた。
 ハガキの連絡と云うと今や、年賀状とダイレクトメール程度で、ほとんど見る事が無くなった。山小屋の予約なども昭和
の終わり頃まではハガキで来ることが珍しくなかったが、その後予約の大半は電話予約となり、ハガキでの予約などは殆
どなくなった。
 その後の電子メール、SNSなどの出現で、現在に至り、年賀状すら少なくなっている。親爺オカカ当ての年賀状も、そろ
そろ減少傾向に入っているが、これは別の話で、突然連絡が途絶えて二度と今生の連絡は無理と云うケースが大半だ。
 つまり、ハガキでの連絡など、他の便利で気軽な手段にとってかわられ、非常に珍しくなってきていると云う事を言いた
かったのだが、話の方向が他に向きそうになった。
 さてO君の顔が久しぶりに見られるわけだが、何年ぶりだろうか?向こうも変わっているだろうが、親爺の爺ぶりも板に
ついている。それだけでも再開が楽しみだ。
 一枚のハガキ。それもたまには良いものである。
 立山の草紅葉も全体に広まり、紅葉も間もなく始まるだろう。


 庭のニチニチソウがしおれ始めて来た。閻魔堂石段脇の桜の葉がかなり黄色味を帯びてきて、季節の移ろいを報せている。
 
 


9/19
 今朝もどんより曇っているやまざとだが、立山は2400から上はガスが切れ、青空が広がっている。シルバーウイーク
初日としては、非常に良い滑り出した。が、勿論このコロナ禍の治まらぬ中では・・・・・。
 幸い明日からも、この連休一杯天気は持ちそうだ。
 が親爺などはこの世間の休みには殆ど縁が切れている。1年365日が休日だからで、まあ、娘たちが孫を連れて帰っ
て来るかすれば、普段より忙しい日となり、楽しくはあるが疲れもする位だ。
 でもやはり孫が可愛くて、遊びに来るとついつい大サービスで遊ぶものだから、何をするにもジジが指名を受ける。
 マンマはジジと一緒。お風呂ジジと一緒に入る。ジジと寝んねする。嬉しい指名である・・・・・。
 多分こんなに孫が可愛いのには、余り理由など無いのだろう。強いて言えば先行き短い我が身の記憶を、先行き長い
孫に委ねると云う事かも知れぬが。
 雷鳥沢は草紅葉だ。
 


9/18
 山里は、隠れ里のようにガスに覆われている。立山ももちろん見えず、ガスに覆われ雨が降っている様だ。だが、明日
から始まる4連休は、そこだけ狙ったように天気が良いという予報が出ている。
 まあ、コロナ禍の最中、登山者が殺到しても受け入れ人数には大きな制約があるので、キャンプで連休を楽しむのも良
いが、いい加減な情報しか流さぬ山岳雑誌モドキの多い中、その手のモノを信じて立山でキャンプなどと云う事になると、
かなり痛い(寒い)思いをするかもしれぬ。立山一帯には指定キャンプ場が有り、それ以外の場所では幕営できぬことも
知らぬまま、中部山岳国立公園に入り込む方々も皆無ではない様だ。増してや焚火など何処でもできぬのでご用心。
 話は変わるが、親爺宅の庭に、猿か、野良犬か知らぬが入り込んで、真ん中で脱糞してゆく。今朝もオカカがそれを見
つけて片付けに大変な目に合った。以前も何度かこういうことがあって、垣根の隙間にネットを張ったり、希釈した酢を撒
いたりして防止対策をしたが、効果はある様だ。が、忘れた頃に又害獣侵入が発生する。
 親爺は毒餌でも仕掛けようかと思ったが、法に抵触する可能性もある。で、調べて市販の害獣忌避剤であるウルフピー
(オオカミの小便)を購入、試してみる事にした。本当はもっと攻撃的な、トラばさみの様な罠の方が好みだが、これは完全
に違法なようだ。まあ後は玩具のBB銃ででも脅すしかあるまいが、こやつは動くので、中々その機会をとらえきれない。
 でも中日新聞のネットニュースで見た話では、福井県美山では、女性3人のグループが「モンキーバスターズ」を結成し
慣れぬ、電動エアーガンを手に、共同で猿の脅しに当たり、農作物被害を防止するのに一役買っているとか。イヤイヤ何と
も素晴らしいご婦人方だ。
 親爺も頑張ってその真似でもしてみようか。
 脱糞被害を受けた、親爺宅の庭、「猫額庭」。
 今度は明け方、自慢のガスガン(BB玩具)を用意して待ち伏せしようか・・・。


 今朝はこんなガスに覆われていた山里だ。


 前夜はくずもちを作り、ご機嫌の親爺だったが、今朝は野猿公への復讐に燃えている親爺だ。


9/17
 今日も曇天高曇りだ。山里の気温は低く、クーラーなど入れぬも十分涼しい。この夏の暑さがかなり異常だったからか
24~25℃と云う室温が心地よい。
 今タバコの話をテレビでやっていた。3次喫煙被害と云うのが有るそうで、喫煙者が喫煙後45分間たたぬと、その呼気
などから、非喫煙者に与える有害な物質が出て、消えぬそうだ。(本当かどうかは知らぬが、そう云う学者がいるらしい。)
 初耳であるが、某有名進学校の生徒会長が、いろいろそんな事々を調べて校長に直訴し、教職員の喫煙に大きな制約
が掛かったと云う事の様だ。
 まあ、お利口な生徒会長だ。科学的根拠を突き付けて校長にモノ申し、師たる人々の喫煙行為に制約をかけた。が、何
だかしっくりしない親爺だ。
 北欧のヒステリックに自然保護を訴え、注目を浴びた少女を思い出した。
 喫煙問題、自然保護問題、確かにこの人たちの言う事は正論かも知れないが、その正論の核たる科学的根拠は、誰に
よって明確にされ、実証された事なのだろうか?少なくとも自分自身が経験し、実証した事実ではあるまい。
 恐らく、現在の情報化社会、情報溢れるインターネットなどで得た知識が殆どなのだろうが、それを自らの知識、知恵と
錯覚し、世間にモノ申す若すぎる世代。これに違和感を持った親爺は、古い頭の頑固老人なのだろうか。
 が、それでも親爺は若すぎる世代にモノ申したい。「君たちの人生経験の長さからすると、今世間に向け、声高に叫んで
いることを、必ず堪らなく恥ずかしく思い起こす日がくるぞ。」と。親爺もそんな生意気盛りの恥を幾つも持っている。
 立山では草紅葉が始まっている。秋の剱を御覧じろ。


 山里から、今日は大日も上部が見えない。


9/16
 気付いたら9月も折り返し点を越え、後半へと入った。
 13日から親爺とオカカが楽しみにしている大相撲が始まった。我が郷土の大関、朝乃山の土俵が楽しみだし、関脇の
御嶽海(親爺の母校東洋大)、正代、大栄翔、もちろん大関の貴景勝など等楽しみな力士が多い。
 が、ふたを開けて少しがっくり、一番びいきの朝乃山が初日から思いもせぬ3連敗。遠藤、隆の勝、照ノ富士と確かに
強敵ばかりとの対戦だったが何れも負けは負けである。恐らく、思いきり稽古できる力量を持った力士の居ない高砂部屋
では、出げいこが禁止されているこのコロナ禍の中、十分な稽古が出来なかったのだろう。負けて強くなる相撲かなとも
云う。決して悪い取り口ばかりではないのだ。悔しさを八分の起爆剤に、自分の相撲を取り戻してほしい。
 朝乃山の大先輩にあたる、朝青龍が朝乃山にツイッターで檄を飛ばしたそうだ。例の少々判り難い日本語で、「どこの
大関なんだよ!恥ずかしい!気持ちの問題だ馬鹿ヤロ!好きこそ辛口だ!」とやったらしい。
 お世辞にも品格のある横綱とはいかぬ朝青龍だったが、その相撲の気迫は他を圧倒していた。親爺はこのでたらめな
大横綱が憎めない。少なくともずるずると未練がましく休場と出場を五分五分に繰り返す、今の白鵬や鶴竜等と云う横綱
よりは遥かに潔く、正直な朝青龍だ。
 さて、その朝青龍から檄を貰った朝乃山、今日からの取り組みに瞠目しよう。決して身体が悪いのでもなく、力が無いの
でもない。実戦の勘を取り戻し、気持ちで負けてはいけない。勝てる。今朝乃山以上の強さを持った力士はそういない。
 それこそ「気持ちの問題だ。馬鹿ヤロ!」件の大先輩の気迫を少し分けてもらえ。
 故郷の立山から親爺もオカカもみんなみんな応援してるぞ~!!!


 昨日の午後は買出して来た野菜の調理で、オカカは大活躍。トウモロコシを蒸し、小茄子を焼き・・・・・。
 


9/15
 親爺は最近炭火焼に凝り始めた。元々炭火焼は美味いものだが、家の中でやるにはちょっと危ないし面倒くさい。
 でも最近のバーベキューやら、キャンプのまね事遊びやらが人気で、いろいろと便利なものが売られ、炭もオガ炭で爆ぜ
難いものが売られていて、気軽にガス台で火起こしができる。気長に、七輪におき炭を入れその上に炭を足して待つ。
 全体がかっかとおきて、真っ赤になって火が落ち着くまで待つのが炭火焼のコツだ。
 網をかけおもむろに、肉でも、魚でも焼き始める。遠赤外線は火の通りが実によく、直ぐに焼きあがる。が、ここで好みの
焦げを付けるのが風味になるので、難しい。親爺など常に焼き過ぎで、苦くするのだが、それでも美味いのは不思議だ。
 スーパーの安いウナギのかば焼きを、焼き直して店の味に近づけるという、無謀な計画がそもそもの発端だが、これが思
いの外美味くいったものだから、今度は焼き鳥へと手を広げ、遂には安い輸入牛の網焼きステーキにも野心を持ち出した。
 自分でも能天気だと思いながらも、日々の楽しみである。
 大食いの、親爺の味が大好きな婿殿二人にも、是非是非喰わせたいと、親爺は日々研鑽中である。
 写真は、トモちゃんがお散歩で、一服から見た別山尾根と、足下の剣山荘。


 ホシガラスが飛び立った。


9/14
 涼しい日だ。物干場の引き戸を少し開け、網戸にしているだけだが、冷風が流れ込み、今は肌寒い一歩前だ。
 山里は、曇り空で辺りの山までガスが掛かり、立山は全く見えない。
 が、ライブカメラで見ると立山は快晴。弥陀ヶ原の下方に雲海が有り、我が山里はその雲海の下にある様だ。
 でも、陽射しで暑くなるくらいならこの方が快適だ。
 一昨日から孫が来ていて、ジジババと一緒によく遊んだ。おしゃまに磨きがかかり、今月の末に3歳になるのだが、色々
大人の真似がしたくて、何でも自分でせねば気が済まない。
 しかも台所にババが立っているとお手伝いに駆けつけ、その時はオカカの軽量の足置き台を、自分で引っ張って駆け付
け、その上によじ登って流し台に手が届くようにしてお手伝いを始めるから、オカカは仕事がいくつも増える。
 ジジが風呂上がりで、アイスでも食べようかとすると、早速台所に駆けつけ、大きなカレー用のスプーンを手に戻り、それ
でジジに食べさせてくれようとする。「はい、あーんしなさい。」ジジはどうにも世話をしてやらねばならぬ対称であるようだ。
 しかしその一つ一つの仕草や、おしゃべりが、何とも可愛くて、ジジババはメロメロになるのだ。
 孫が人生初めての花火を体験した。羽虫が出て、虫が怖いと2,3本で中止になったが・・・。


 ジジにアイスを食べさせる孫。ジジは顔も服もべとべとにされたけど・・・。


 今朝は周囲の山も上部は見えない。でも立山は快晴だ。
 


9/13
 剱御前小舎でメインスタッフとして頑張っているトモちゃん。元々山が好きで、冬はスキー場のパトロールをしている、二昔
~三昔ほど前の、剱御前小舎の標準的スタッフと云ったタイプです。
 その山歩きも中々大したもので、ほんの一、二時間の休憩時間に一服剱まで駆け上がって、剱沢を回ってくるような健脚
ぶりも、昨今の山小屋スタッフでは珍しい存在です。
 そのトモちゃんがいつも写真を撮って、親爺に送ってくれる訳で、このHPの山の写真の8割はトモちゃんの写真です。
 さて今日もその三日前の散歩の一枚です。
 「一服剱まで登ると、直ぐ目の前に前剱が望まれます。」


 この日は山里でもこんな天気でしたが、午後は大崩れになりました。


9/12
 今朝も明け方は寒い位だったが、朝日が射し青空は広がる。ひところから見れば実に爽やかな、涼しい晴天の朝で、秋が
やってきたことを実感するが、時とともに気温が上がり、30℃に近い気温となるとまたへたる親爺である。
 トモちゃんが、クロユリのコルから一服剱まで登り、剱沢へ駆け下りて別山乗越まで一回りして来たとの事。流石だが、昔
叔父がまだ元気だったころ、煙草を咥え、サンダル履きで親爺と一緒に散歩に出て、剱御前から古いクロユリのコル経由の
登山道をたどり、気付いたら一服剱まで来てしまったことがあった。
 そこで景色を見ながら、叔父の若かりし日の山歩きを聞きながら談笑していたら、剱から降りてきた登山者に、そんな恰好
で山を舐めてるのか、と叱られ、這う這うの体で剱御前小舎へ逃げかえった事があった。
 叔父貴と二人小屋の帳場でコーヒーを飲んでいると、30分余りして宿泊客が来た。はい、と受付をしようとするとそのお客
さんは、一服剱で親爺たちを叱った御当人、互いに顔を見合わせ、苦笑するしか無かった。
 叔父貴は無口だが、息子の様な親爺に山を仕込んでくれたのは、この人だった。優しく、怒らず、つねに率先励行。山を仕
込んでくれた、親のような人だった。天才的な山歩きのセンスが有り、どんな悪場も平然とこなす実力者で、本家の佐伯栄治
さんの同級生だった。栄治さんは我が爺様と一緒に南極に行った人で、山から終生離れず、立山に生きた人だ。
 この人をして「あれを山の名人といわんにゃ、誰も名人ちゃおらん。」と云わせたほどの山男だった叔父貴である。
 今は皆旅立ってしまったが、そんな懐かしいことを思い出した。


 山里も少し秋の色が見える様だ。


9/11
 青空が広がる朝だ。立山もきれいに見えている。恐らく登山日和、余り遅くならなければ雨に合う事も少ないだろうが午後
は天候が崩れる様だ。
 陽射しは季節に合わせ、かなり低い位置まで降りて斜めに差してくるが、まだかなりの力強さを持っている。が、日の出、
日の入りも、前者は遅く、後者は早くなって、日も短くなっている。
 季節は間違いなく巡り、爽やかな秋は確実にやってくる。”秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる”
とは古今和歌集の中の歌だが、今は丁度そんな季節なのか。
 この後しばらく、秋雨前線が停滞しそうで、気温こそ下がれ雨の日が続きそうだ。
 今朝の大日岳だ。


 隣家の土蔵の屋根に朝日が夏のように照返す。


9/10
 涼しい朝だ。今日から急に気温が下がるという予報だったので、昨晩はタオルケットを止め、薄手の合いの布団を出した。
 布団にくるまると暑いが、手足を出して丁度良い。明け方にどういう動きをしたものか、すっぽりくるまって寝ていたら暑くて
目が覚めた。布団をはねのけて、又ひと眠りした。
 今朝は雨だが、薄いガスの向こうに立山も辛うじて見えている。
 室堂までは高曇りだがその上はガスが流れているようだ。
 今朝の雨は結構強く降っていたが今はもう上がっている。青空が垣間見えて来た。


 かすかに代に手が見えていた。
 


9/9
 今日は親爺の恒例行事、月に一度の通院日である。血圧測定や、血中酸素濃度などの検査を受け、一月分の薬を貰っ
て来るのである。町場の暮らしなら、散歩がてらとことこと歩いて、途中で買い物でもしてきてもまあ、2~3時間ほどの事だ
ろうが、山里暮らしの親爺はまっすぐに医院まで車で出かけても、片道45分はかかり、医院で、約30分、で何もせずまっす
ぐ帰宅して45分となり、都合120分で、二時間。これでなんか用足しでもしたら半日はつぶれる・・・と書いてみたら、町場も
山里も、車と云う文明の利器で大差ない。これなら親爺はのびのび山里暮らしの方が良い・・・まあ、好き好きだが。
 今日の立山は今のところ高曇り。午後からは崩れて来そうだが。
 こんな大気の澄んだ立山に早くなってほしいが。これは数年前の写真。


 ガスが別山の斜面を這い登る。でもこれは晴れる時のガスの動き。


 下からガスが上がって来る地獄谷の全景。今は全て通行禁止になったが・・・。


9/8
 昨日、双葉社から出している山の雑誌、確かSOTOだったと思うが送られてきて、それに秋の紅葉特集が出ていた。立山
と涸沢あたりを特集していたので、一寸ページをめくり見てみたが、その中で、「雄山、大汝、富士の折立の三つのピークか
らなる山々を総称して立山と呼ぶ。」と云う一文があって、驚くと云うより、又かと呆れた。
 以前も書いた漫画の中で、明らかに取材不足、或いは作者の勘違いで同様なことが書かれていた。
 しかし今度のはもっとレベルの高い、山岳誌としての体裁で出ている本である。その立山の解説文としては異常である。
 何度でも云う。立山は、薬師から剱までの、黒部などの谷筋も含めた山域全般の事を云うのであり、立山三山とは、浄土
、雄山、別山の三山を言うのである。
 室堂から見て屋根型に見える、雄山から富士の折立迄の緩い尾根で連なった山だけを立山と呼ぶなど噴飯ものである。
 峰社の鎮座まします雄山山頂、最高到達点である大汝、富士の折立は真砂岳の広い稜線に下る急な下りの始まりの地点
であるに過ぎない。
 確りこういうことは明記しておかないと、若い皆さんはこれが本当だと思うようになる。
 立山とは南は薬師から北は剱までの、黒部の谷もすべて含めた一大山岳エリアを言うのだ。
 このことは、立山雄山神社現宮司の祖父に当たる、佐伯幸長大宮司も著書「霊峰立山」に明記しているし、芦峅寺の山案内
人たちにもそのように認識されていた。
 立山に行くと言っても、猟や、ガイドで山に入るのだから、常に移動を伴う。だから立山の剱岳の方だとか、雄山の方だとか
五色の方だ、薬師まで足を延ばす・・・・・と云う事で、いずれも立山に入ると云う事なのだ。
 そんな立山を室堂から見上げる屋根型の尾根の一群だけを指す処が立山だとは・・・あきれ果て嫌になってくる。
 立山を仕舞った身でも、これは看過できぬ。
 台風の過ぎ去った昨夕の、怪しげな夕景。


 台風10号は、立山には大きな影響はなかったが、風は強かった。


9/7
 台風の影響かどうかは分からぬが、4時ころに目覚めたら風が少し吹いていた。網戸だけで開けはなってあった窓から
は可なり冷たい風が吹き込んでくるので、窓を閉め夜具に戻ったが、目が覚めてしまって眠れぬ。で、気になる台風10号
の状況はどうだろうと、携帯でいろいろ情報を拾おうとしたが、まだ明け方の事とて、大した情報も無く、あきらめ目を閉じ
いつの間にか眠った様だ。
 で、目が覚める直前までおかしな夢を見た。
 場所は学生時代を過ごした、東京の本駒込のさくら荘、親爺は学生の様だが、部屋がかなり変わっている。改装をして
4畳半だが、壁などが新建材だ。しかも防犯カメラが付いて、Wi-Fiが装備されている・・・が不思議とは思わず、着替えの
ズボンのサイズが全く合わない事を気にしている。で、外へ出ようと部屋のドアを開けると、懐かしい大家のオバサンがい
て「おばさんさっき帰って来ました。」と挨拶をするが、耳が遠くなっていて聞き取れぬ様で、親爺を思い出すのにも少し時
間がかかっている。で、そんなに大きくはないアパートのはずが、病院の廊下のように広く長く、沢山の部屋が有り、オバ
サンは廊下の先に友達を見つけた様で、親爺の話を聞かず「あら、やだよ~。」とか何とか云いながらその友達の方に行
ってしまう・・・。まあ、そんな様なまるで、つげよしはる氏の描く夢の世界そのものの夢だった。
 そこで、携帯のアラームが鳴って親爺は目が覚めたのだが、しばし現実に戻るのに時間がかかった。
 目覚める直前の夢だったからか、妙にはっきり覚えていて、でも、その夢も繰り返し思い出している中に、だんだんと朧気
になって来た。だから夢なのだろう。
 台風被害はこれからだんだん明らかになって来るだろう。
 今朝の山里は高曇りである。


 山里から車で15分ほど下った、富山平野入り口の水田は黄金色に色付いてきた。


9/6
 台風10号が来る。、正直なところ今の予想ルートでは、立山には殆ど直接的影響は出ない。でも九州が大きな被害が
出そうなことを言っているので、友人知人も多く心配だ。
 今日の山里は相変わらず晴れ曇り。気温も昼過ぎには30℃程になるかもしれない。この山里でだ。
 と云いつつも何となく秋めいて、気温もわずかながら下がっている様だ。
 窓を開けて寝ると開けが屋は寒くて占める事が多くなった。
 日曜だが、立山へ向かう登山者の車は少ない。台風の影響を心配しているのだろう。山に影響は無くとも、途中の交通
の便に支障が出る事が多いから、行けなくなるのだ。
 週末の立山は静かだ。


 何時も遥望館へウロウロ歩く観光客も影が見えない。立山へ向かう車もすくない。山里は静かだ。
 

 大日の下に広がる雲海。


9/5
 それにしてもこんなにくっきりした虹は珍しい。しかもダブルレインボウだ。
 明日あさっての台風の影響を心配する剱御前小舎の連中に、「大丈夫だぞ」と立山の神仏が知らせてくれたのだろう。
 コロナ禍に始まり、天変地異がさらに続く。今年は嫌な年だ。
 いくら嫌な年だとて、ここを頑張って過ごさねば次の良い年は来ない。
 だからじっと耐えて、来るべき年を健やかに迎えられるように、今は踏ん張りどころだ。
 虹の写真を見ながらそんなことを考えた。


 奇麗な虹の次は奇麗な夕景だ。ここは美しい景色の宝庫である。


9/4
 昨日はフェーンで風がずいぶん強かった。雨戸を全部閉めたが、座敷などそれが断熱効果があって、もちろん日も射し
込まぬし、結構涼しい。今日は穏やかな日だが、陽射しはきついので、雨戸はそのままにしておくことにした。どうせ、明日
辺りは台風の影響が少し出そうだから、丁度良い。わがズボラにも、少しは合理性もある。
 立山から届く便りも、少しずつ秋めいてきたようだ。
 昨日トモちゃんが送ってくれた、剱御前小舎から望む夕景は圧倒的だった。
 台風が来るので、少し心配そうな様子だったが、親爺40年の間に台風被害はほぼなかった。
 別山乗越と云う風の通り道に建ちながら、意外と風には強い山小屋だ。

 
 桔梗花 長き残暑に まだ盛り                        立山の高所の斜面はもうそろそろ色付く
 

 剱上空を巡り荷を運んでくる東邦のヘリ。強風の中の荷上げだった様だ。


9/3
 そろそろ台風の影響が出てくるのだろうか?昨夜から間欠的に風が吹いている山里だ。
 立山は良く見えているが、多分台風の影響が出始め、そろそろ雲足も速くなってくる頃ではなかろうか。9号に続く10号
がかなり大きな台風であるらしい。
 それにつけても、この台風への備えを喚起する為か、煽ること煽る事、「かつて経験したことの無い規模の台風」への備
えなどどうすれば良いというのだろうか?
 山里の昨夜から今朝は、台風9号が通過してゆく際の影響を受けた、フェーンが起きているのだろう。この後の10号の
動き次第ではまたニ三日後に同じような天気になるのだろうか、現在発表されている台風10号の進路からは、かなりず
れている当地ゆえ、大きな心配はないが、進路エリアには友人知人も多いので、心配だ。
 何かしら怪しい山の見え方だ。


 嵐の前の空?雲足が結構速い。


9/2
 今朝も幾分は涼しくなったが、青空が広がり、やや低くはなったがまだまだ力強い、陽射しが容赦なく降り注ぐ。暑い!
 が、立山はもう秋の気配が濃くなり、涼しいを通り越して、朝晩は寒くなっている様だ。
 季節がずれているような気もするが、異常気象も毎年続くと、それを予想できなかった気象庁の、硬い頭をまず疑えと
云う気になる。
 秋の過ごしやすい気候の到来が遅れて、残暑が続く日々だが、これも又天の配剤、人知の及ぶところではないような気
がする。
 こうなれば、ゆったりと構えて異常気象もコロナもやり過ごそう。
 台風が来ると云えば、出来るだけの備えをし、コロナ疫が盛れば、出来るだけの対策を立て引き籠る。
 焦ることなど無い。腹をくくり、騒がず静かに過ごす。それが一番だ。
 

 今朝の山里も静かなものだ。暑いけど・・・。


9/1
 季節は確実に移ろい、今日からは9月だ。
 全く根拠は無いが、親爺の頭の中では、山里も山も今日からは秋となる。さしずめ今日などは、まるで夏の様な秋の日
となる。
 山里もまだ当分暑そうだが、台風のニュースもちょくちょく出ているし、やはり秋なのだ。
 二階の親爺部屋から、広角レンズで写した山里の今朝の景色、やや雲がちで薄暗いがその方が有難い。でもなんか蒸
している。
 夏の様な秋の日、少し緑に黄みがかかって来ている。
 向かいの山はガスって見えぬ。鍬崎も見えぬから、立山もガスだろう。

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