6月となりましたので項を改めました。



8/31
 ここ数日だが、朝晩は涼風が支配し、窓の網戸を通し室内へ流れ込むようになった。
 夜、寝につく、1,2時間前に戸を開け放しておくと、部屋は涼しくなっていて、心地よい眠りがすぐに訪れる。が、明方
には肌寒くなってめがさめるので、まぶしい朝日が昇る前に、戸を閉める。それでも朝まで快適に休める。
 季節は廻っている。間違いなく秋が来ている。
 この夏の暑さには、ずいぶん閉口したものだ。ラニーニアやら、エルニーニョやら訳の分からぬ毎面温度の異常で、
偏西風に変化が起こり・・・・・と気象予報士の開設を聴いてその時は納得するが、ちょっと長期の予報となるともう怪し
げなものである。
 この冬も降らぬところに雪が降り、よく降る所にも場所によりけりで降ったり降ら無かったり、で、そんな頃と記憶する
がこの夏は冷夏になる可能性が高い…と云っていたような気がする。見事な外れである。
 長期予報は当てにならぬ。
 この冬も分からぬのが本当だろう。
 8月の終わりの日に、冬の話もないものだが、大好きな秋の次には必ず冬がやって来る。で親爺などその冬の雪の
心配がだんだん大きくなってきたのである。
 まあ、とにかく立山も親爺の頭の中では明日からは秋山となる。


 親爺にとって宝物の孫たち。黒部はまもなく6さいになるし、東京は4歳になって腕白も表に出てきた。
 

 立山ではコケモモが実をつけ始めた。


8/30
 昨日は黒部峡谷の入口黒薙まで行ってきた孫だが、乗りたかったトロッコ列車の音と、警笛のポーッと云う音が怖くて、
第一停車駅で降りて、即帰って来た様だ。孫にとって、この大峡谷にはジジや曽爺ちゃん、大爺ちゃん達の足跡が残
って居ることはまだ理解できない。まあ、やがてそんなことも、まだ見ぬ立山のいたるところに父祖の足跡があることも、
知るようになるかならぬか、無理に教えることも有るまい。
 山に生きた親子三代は、親爺をもって終わった様だ・・・。
 孫は明日帰京するが、この小さいのが一人帰京すると我が家はまた火が消えたようになる。
 でも、今度は黒部の孫がやってくるだろう。
 立山はすっかり秋めき、我が山里も朝晩は寒いくらいになってきた。
 本人は知るや知らずや、父祖の足跡残る谷に、記念すべき第一歩を踏み込んだ。


 すごく楽しかったんだけど、トロッコの轟轟と走る音が怖いし、ポーと云う警笛も、トンネルの暗さも怖かった。
 

 今回はママの体調不良で会えなかったけど、黒部は私のホームグランドだよ。今度来たときは一緒に遊ぼうね。
 

 これは私のパパの方の従弟たち。私が一番お姉ちゃんだよ。


8/29
 昨日夜、末娘は松本に帰った。19:00頃夕食を済ませてから出発したが、夜道は空いているので快適であったそうな。
22:20には着いたと連絡があった。
 今日は日中賑やかな東京は、黒部のトロッコ電車に乗りたいと出かけ、宇奈月行の最寄り駅まで送って来た。帰りは
またで迎えに行かねばならないが、日中は静かだ。一寸小休止。
 まあ、長い滞在とは言え、明後日にはもう帰京する。
 ジジババの家はだんだん魅力が薄れ、物足りなくなってくるだろう。まあこっちも体力が衰える一方だから、丁度良いの
かもしれない。
 今日は大日がくっきり見えている。それでも雄山の主稜線にはガスがかかっていた。
 夏山ももう終わり、紅葉が始まる季節は間もなくやって来るが、今年はいい天気が続いたから、急激な冷え込みがやっ
てくると一気に紅葉が始まる。そうなれば素晴らしい紅葉になるだろう。
 山小屋もそれでもう一稼ぎできるのだが、奥地の小屋の小屋閉めは早い。
 今朝の大日。


 庭の桔梗もよく頑張って咲いてくれたが、もうお終いだろう。          航空プラザで係員の好意で親子で試乗。ラッキー!!
 

 少しずつ秋めいて来る剱岳。


8/28
 昨日は夕刻にかなり強い雨が降った。男性的な夕立で、豪快な雷を伴っていた。
 末娘の車に次女と孫が乗り、石川県小松市へ行っていたが、こっちに降った雨は影響なく、航空プラザも空いていて、
楽しく遊んできたようだ。孫はジジのやった小遣いで、念願の玩具をゲットした様で、帰宅するやジジにそれを見せて、
喜んでいた。
 何でも高速の対向車線で事故があり、普段なら関係ないのに、運悪くその部分が片側交互通行だったため、こちら
の車線にも、緊急車両通行車線を確保されたため大渋滞となり、1時間ほど巻き込まれたそうだ。幸いその間孫は寝て
おり、19;45には家へ帰着した。
 夕食後孫をふろに入れる。ジジと一緒だと甘えて髪などなかなか洗わせない。髪にシャンプーを付けた時点で「もうお
終いにしましょう。」を連呼する。その割に終わってからのシャワーのすすぎは平気だ。
 今日はババと買い物に行った。とにかくじっとしていることは無い。にぎやかだ。松本の末娘は今夕帰る。仕事だから
仕方ない。東京のちびは31日にかえる。まだ三日ほどは賑やかだろう。
 あっという間に9月になる。
 ゆく夏の季節を惜しむようにそっと明ける剱岳の朝。


 二人の我が宝たちも元気だ。黒部は来年は一年生になる。東京も来年は年中さんになる。元気、元気。
 

 夏山を送るにふさわしいのはやはり落日だ。秋めいた大日の姿を愛おしむ様に陽が落ちてゆく。


8/27
 今日は朝非常に涼しく、孫に起こされるまでぐっすり寝ていた。
 次女と孫を連れて、末娘が車で石川県航空プラザへ出かけた。孫がジジの影響もあってだろうか飛行機に興味を持つ
ようになって、ヘリコプターが見たいらしく、それではと出かけたのだ。
 もう黒部も一緒だが、東京もジジの家で遊んでいるだけでは物足りない。だから、あちこち出たがる。もうそうなるとジジ
はお付き合いできないし、ババも無理はできない。
 で、車の運転をし、常時乗っている長女か末娘の出番となるのだが、今回長女は体調不良で出かけられず、三女の車
でのお出かけとなった次第。
 まだ来て三日目なのだが、明日は三女は松本へ帰り、それ以降の足はジジババに回って来るだろう。
 まあ、かわいい孫のためならばと苦にはならぬが、津kれることは疲れる・・・。
 今年は親爺の予想も全く当てにならず、お盆を過ぎて涼しくなったのは朝晩だけ。
 9月に涼しくなったら親爺とオカカも旅にでも出る事にしよう。
 青い明るい色の車でお出かけの三人。親爺も見送りに出た。


 昨日よりは過ごしやすいが何時までも残暑が続く。             立山方面はまた何も見えない。
 


8/26
 昨日東京の次女と孫、松本の末娘が帰省した。二人ともお盆に来られなかったので、今の帰省になったのだ。
 長女と申し合わせて、どこかへ出かける予定だったが、折あしく長女が体調不良で、中止になった。黒部の孫も一緒に
遊ぶのを楽しみにしていたのだが、こればかりは仕方ない。
 今日は生憎ならぬ幸いの曇天で、昨日のフェーンの猛暑に比べれば、過ごしやすい。
 早速外にでて、庭でビニールプールを出し遊んでいる。明日は三女の車で石川の方まで遊びに行くそうだ。
 しばらくは賑やかな日々が続くだろう。
 今日は祖母の月命日、仏壇に燈明と香を上げお参りする。
 テレビの前に遊び台を作り、好きなようにおもちゃを引っ張り出している。


 ジジとNゲージの機関車遊びをしたがこれはまだ一人では難しい。プール遊びが楽しくて大喜びの孫だ。
 

 不動の山も日陰で涼しそうな今日。昨日のフェーンは酷い暑さだった。


 黒部の孫もパパの実家近くの公園で、魚つかみなどやったらしい。
 


8/24
 昨日降った雨のお陰で、山里の今朝は快適だった。
 明日東京の孫が来るので、オカカは買い物に出かけた。外は雲がちで、陽光が遮られるから、外へ出てもさほど暑く
はない。暑くは無いと云っても我が山里はという事で、平野部の方はそこそこに暑いだろう。
 東京の孫は春以来だから、数か月ぶりで来るのだが、毎晩テレビ電話で顔を観ているし、話しているので、そんなに久
しぶりだとは感じない。
 でも目の当たりにしてみれば随分成長していることが分かるだろう。明日は富山駅まで出迎えだ。
 立山もそろそろ秋山に入り、今月末当たりからまた混み始める。これからは比較的団体客が多くなり、9月も週末ごとに
混んで、紅葉時期である9月半ば過ぎから10月初めは、秋山のピーク時期となる。
 昨日の待望の雨。土砂降りになった。お陰で涼しくなってクーラーなしで夜を過ごせた。


 今朝は山里も涼しかった。                           立山の夕景も、雲の流れが怪しかった。
 


8/23
 今日も暑い。何だかここ数日、日本海側の、新潟、山形、秋田、青森や北海道でも猛暑が続いている。越中富山も
例外ではなく暑い。
 雨に見舞われた高知や、鹿児島のほうが気温が低い夏である。
 今日は午後から雨だというから、少しまとまった雨が降ってくれれば、夜の気温も少し下がるだろう。
 さっきテレビニュースで、北朝鮮が水害を受け、金帝王が現地を視察したことを報じていた。で、金帝王曰く「これは
自然災害ではなく、人災だ。全く無気力に何の対策もしていない首相を厳しく裁断する。」とやら。まあ、己の立場も責
任も棚上げしてよくもほざいたものだ。
 トランプ前米大統領にミサイルボーイと揶揄された独裁者、今更あきれたとは言わないが、この国の人々は実に我
慢強い。
 早く一番邪魔なこの帝王を何とかして欲しいものだが、いつまで我慢するのだろうか・・・?
 立山には夏のような雲がかかっている。


 姉がちっとも降らぬが、オカカがせっせと水を撒いているので桔梗もまだ元気。 立山では稜線部に稲妻とともに強い雨が降ったそうだ。
 


8/22
 暑い日が続く。残暑だが、ややきつめの暑さで、我が山里でも日中はクーラーを入れていないと過ごせない。
 だが、夜ともなると二階の寝室と隣りの8畳の和室のふすまを開け、寝室の頭上の窓と和室の窓も開け網戸にしておく
と、何とも良い涼風が吹き通る。盆明けからこっち、クーラーをつけたまま休むことは無くなった。
 雨も降らない。でも立山で結構降っているらしく、トモちゃんに依れば滝のごとく水が流れる夕立が来て、貯水タンクも満
たされ、例年通りであるそうだ。
 だから常願寺川も豊かな水量があり、生活の水源を常願寺川に求めている我が山里も、水不足と云う話は聞かない。
 兼好法師が徒然草の中で、家を建てるなら冬場の事を考えるより、夏場を過ごしやすい工夫をした家にすべきだと言っ
ているが、その通りだろう。
 もう、築後59年になる我が家は、古民家の部類に入るかもしれぬが、今から十年ほど前にかなり全体的なリフォームを
したので、耐震構造や基礎等の構造的な事々は勿論だが、全く入っていなかった断熱材を、屋根裏から、全壁面、床下
等ほぼ全面に入れ、外に向く窓もすべてペアガラスのものにした。
 結果、温かくなったし、二階の焼けこむような暑さも大分改善され、そしてヘコキムシ(クサギカメムシ)の侵入も激減した。
 まあ、だから現在は古い家ではあるがオカカと二人、安心して過ごせる。でもこの家を受け継いで住んでくれる子孫たち
はほぼ未定である。
 実に寂しいことだが、致し方あるまい。
 晩夏の我が山里だ。


 バラも頑張って花を咲かせている。                         別山乗越の夕景。御前山も暮れてゆく。
 


8/21
 相変わらず暑い。暑いが快適に過ごしている。必要最小限の外出しかせず、暑さ対策をシッカリし、水分の補給も心掛
け、地球温暖化でさてどうするなどと云う、マスコミの煽りはには極力耳を貸さぬ。
 産業革命以来、世界的文明開化でその恩恵を受けてきた人類が、いまさらその文化的生活を直ちに捨てられるとでも
いうのか?!
 電気のない世界、車のない世界、更に流通の途絶によるた食糧難、医薬品生活必需品ももちろん入手不能になる。
 今更そんなことになれば、老い先短いジジババはともかく、未来に生きるべき子や孫たちの生活はどうなるのだ。
 化石燃料に頼らず、原子力発電もやめ、新たなエネルギーをどうやって手に入れるのだ。
 自動車の電気自動車化など小手先のまやかし。電気エネルギーは何処から得るのだ。再生可能エネルギーなどと口先
のまやかしに過ぎない。なるほど少しずつは改善されているのだろうが、トヨタのハイブリッドシステムなどもっともっと利用
すべきなのに、欧米のEV車の方が先進的だと主張する輩のウソをなぜマスコミは暴かぬのか?
 EV車に用いる電気エネルギーは何処からもたらされているのだ。
 全く知識も何もない親爺でも、この位の疑問は持つ。CO2を出さぬ車のエネルギー源はCO2をだすエネルギー源から
供給されているのではないか。
 地球は沸騰しているとほざいた国連のお偉いさん、沸騰をどうやって止めるか手立てを示してからほざけ。
 マスコミ報道がすべて同じ方向を向いてなされている昨今、不信感ばかりが募る。
 立山に秋が訪れ、季節は動いている。草紅葉が始まった。


 ガスのすっきり晴れぬ中、それでも空輸作業は終わった。 やまざとはまた夏の様な空になった・・・まあ、まだ夏なのだろうが。
 


8/20
 昨日スターリンク衛星が20;10頃に西の空に見えるかもしれないと、トモちゃんから連絡を受け、よし見てみるかと思い
ながら、阪神VS.ディーナ戦を観ながら、転寝してしまって目が覚めたら20:30頃、トモちゃんは見えなかったと連絡が来
ていて、親爺は窓の外を見たがもう時間も過ぎ、雲も多く残念ながら見えなかった。何かこのスターリンク衛星の位置を
調べる専用のソフトまで出ている様だ。確かに一寸見ることのない宇宙ショーだろう。
 8月も1/3を過ぎた。暑い暑いと唸っている間に秋はやってくるだろう。
 昨日久々に古い友達が訪ねてくれた。隣村千垣の友人で、昔はたくさんの友人がいたのに、今や殆ど居なくなったて、
たまに訪ねてくれるのも彼一人である。親爺より年上だが、まだかくしゃくとして元気だ。友人が次々と少なくなっていく中
この兄貴分にはまだまだ元気でいて欲しい。昔語りができる友人が本当に少なくなった・・・。
 昨日の夕景をトモちゃんが送ってくれた。


 今から13年前に親爺が撮った剱御前小舎から見る富山平野の夜景。あの夜景の下は熱帯夜だったのだろう。今は下にいて暑さに辟易している。
 


8/19
 スターリンク衛星と云う人工衛星については、幾らか耳にしていたことがあった。
 立山のネット不感地帯が、衛星を使った通信により高速インターネットを使えるようになるという話も耳に入ってきていた。
 しかしこの二つの話が、同一の話だとはついぞさっきまで気付かなかった。うかつと云えばうかつ、老いのボケと云えばそ
れもあるだろう。
 若い頃は常に大きなアンテナを持っていて、あちこちから情報が入って来たものだが、隠居暮らしを始めてからこっち、入
って来る情報が極めて少なくなった。
 もともとが辺りに耳を澄ませ情報を取ってやろうという情熱はゼロに近い親爺で、興味のある事については、雑学をあさる
ような感じで、いろいろ情報収集したが、それ以外の事については皆が知っている様な事も知らぬ、所謂天然であった。
 それでも、インターネットの導入、ホームページの作成など、恐らく立山エリアでは一番早かった親爺である。
 が、ある程度のレベルに達すると急激に興味を失うという、飽き性も持ち合わせており、銃猟、イワナ釣り、ラジコン飛行機、
日本刀の収集・・・・・等々、いろいろなものに手を出し、あるレベル(素人に教えられるレベル)に達した先は急激に興味を失
って、たまに思い出したようにやってみると云う程度なのだ。
 で、今度の話にはあまり関係ない処へ、逸れたが、このスターリンク衛星、すでに5000基も上がっているのだそうで、米国の
スペースX社が事業としてやっているのだそうだ。そしてちょうど今がその打ち上げの時期で、一度に50〜60基を打ち上げる為
肉眼でも打ち上げ直後、4〜5日は見えるそうだ。
 恐らくトモちゃんが撮ったのはそれで、狙って撮ったのかたまたまかはわからないがきれいに取れている。
 流石だ。


 今日の山里はかなり暑い。


 富山市内からの立山方面。                              山里からの立山方面。
 


8/18
 久しぶりに富山市内まで出て見たが、過日、高岡に墓参に行ったときの印象から比べると、かなり涼しかった。とは云え
外気温は35℃あったから、まだまだ暑い。まあ、湿度が低いのだろうか、外を歩いてもさらっとしている。
 で、山里へ帰りつくや車外に下りても暑さを感じないことに驚く。朝方は気にもしなかったことだが、昨夜もエアコンは一
切使わず、窓を開け放って安眠できたことを考えると、やはり確実に秋めいてきている。
 今日は薬もらいの日で、富山市内の医院へ出たのだが、いつもより多くの検査を受けてきた。
 心電図、超音波検査、動脈検査、胸部レントゲン等々であったが、動脈検査の結果60代前半の結果で嬉しかった。
 ただ中性脂肪だけが高いので、新薬を試すことにした。
 まあ、転ばぬ先の杖、70代に入って間もなく1年、できれば健やかに過ごしたいものだから。
 帰りの水田地帯からの景色が、稲が黄金色を帯び、空の雲も秋めいていた。
 山里から見る立山も、2400から上にガスがある様だ。稜線はまたガスだろう。


 雲も何となく秋の雲だ。


 鍬崎の上にガスが出ていた。


 山はたぶんこんな感じで、激しく雲が動いているのだろう。


8/17
 お盆も終わった。
 山里は恐らくこれからは日ごとに過ごしやすくなってくるだろう。
 台風の影響はほとんど感じなかったが、立山では幾らか影響があっただろう。詳しい情報は入ってこないが被害はな
かったのだろう。
 ただまだその影響が残っており、今日は2400以上ではガスがかかっているようだ。
 昨日オカカと二人で、昔から当地でよく使われる言葉「おみゃかス、若しくは、おみあかス」と云う神仏に捧げる少額の
喜捨の話になった。
 70歳を過ぎた親爺も意味が解らない。オカカは実用語として使っているが、その語源は知らない。
 芦峅寺は立山信仰の村で、今はともかくかつてはいくつもの仏事、神事が村の女集を中心に執り行われていた。
 閻魔様と云えば閻魔堂、金毘羅様といえば金毘羅宮、宮と云えば雄山神社と云った具合に、元々が神仏混淆が習い
であったから、一々神事、仏事と区分することなく、行われる行事の振れ当番に少額の「おみあかス」を渡したものだ。ある
いはその場に出かけ、自らお参りし「おみあかス」を捧げてきたものだ。
 で、しばし時間をさいて、いろいろ検索をしたところ、いろいろなことが分かり、70年以上わからぬママ過ごしていた親爺
もなるほどと納得をする結果を得た。
 御御明あるいは御御灯がその答えである。
 日本語では二重に御を付け丁寧語をさらに丁寧に扱うことがままある。御御御付(おみおつけ)などがそのいい例だ。
 おつけ(主に味噌汁)に二つも御を加えた表現である。
 で、灯明をこの伝で御灯(みあかし)御明(みあかし)と呼び、さらに丁寧語の御を重ねると「おみあかし」となる訳で、これ
が下々に下がり、更にその地その地の訛りで発音される、文字を経ないで音で伝わって行った結果が、「おみゃかし→
おみゃかス→ミャーカス」となって来たものだろう。
 御明料→御明銭→「ミャーカスゼン」となってきたと考えると、昔の村内の老人たちが使っていた言葉が単なる方言では
なく、立派なルーツを持っていたのだという事が分かって、妙にうれしかった。
 御灯明代として少額を別封し差し上げたそれが、我が山里では「みあかし(ス)せ(ぜ)ん」となったのだ。
 いやいや初めて知った事でした。
 今日の立山、稜線部はこんなものだろう。


 台風一過の山里は穏やかな曇り空だ。ほぼ無風。


 庭のバラも雨と風で花がわずかになった。                    ニッコウキスゲ、立山ではゼンテイカと呼ぶ。
 


8/16
 朝の中の墓参を済ませ、帰宅してMBLの大谷の出場する野球を観ている。
 台風の影響も多少心配したが、思っていたより西に偏向して列島を横断したため、鳥取県では大きな被害が出た様
だが、能登半島の西側を大きく離れ北上しているので、富山へはほとんど影響がなかった様だ。
 被災地の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
 8月も本当に暑い中、お盆が終わりようやく後半へと向かう。まだまだ残暑は残るのだろうが、今年は残暑などと云う
暑さではなく、熱帯の暑さなのだが、それでも秋は来るのだ。
 一刻も早く秋めいてくることを祈りつつ、ゆったりと時を過ごそう。
 立山もこれからは日一日と秋めいてくるだろう。
 流石に台風の影響で、立山は見えぬ。


 我が孫たちの夏の楽しげな姿を。東京は住吉神社のお祭りを楽しんだ。黒部はパパとママと近くの海岸で花火を愉しんだ。
 

 福井の芝政ランドは大賑わい。家族で1泊大はしゃぎ。 東京は伊豆海岸へパパの車で2泊三日のドライブ旅行。
 黒部の孫と東京の孫と、それぞれに楽しんでいる。その写真の楽しげな姿はジジババの心の糧。
 

 今日でお盆も終わったジジババは、台風の影響もないからのんびり昼寝でも決め込もう。


8/15
 今日はオカカの実家の墓参に高岡まで出かけた。義父が亡くなって数年経ち住む人もいなくなった高岡の家は、もう
解体され、跡地もどうなっているか知らない。オカカが見たがらないからで、親爺もその気持ちがよくわかるから、無理
に見に行こうとはせず、墓参だけですぐに帰宅した。
 三日前だったか懐かしい高岡のオカカの実家で、なぜか熱を出し寝込んでいる夢を見た。
 そこには義父も和服を着て、親爺に「医者を呼んで注射をしてもらえばすぐ良くなる。」と話しかけてくれていた。
 夢はそのあたりで覚め、何とも意味のない夢らしい夢だったが、懐かしい、今は無くなった高岡の家を確り思い出して
目覚めてからも妙に懐かしかった。
 寺の駐車場に車を入れ、車から出た時、あの暑い高岡の夏が一気に蘇った様だった。山里の暑さとは一線を画す、
富山平野の暑さである。墓石に水をかけ、燈明と香を上げ、お参りしてきた。年一度の墓参で申し訳なく思いながらも
暑さに追われるように帰路に就いた。
 帰路呉羽により、ナシを買い込んだ。台風の影響で早く摘果する様子が昨日テレビに出ていた。
 山もガスが出て、雲の動きが早い。お客様も一段落だろう。
 台風の進路と、影響を見ながら今宵は過ごそう。
 13年前の写真だが、ちょうど今頃。


 黒部の孫は昨日帰って、夜はパパママと近くの海岸で花火をしたそうだ。 東京はパパとママと伊豆旅行。楽しんだようだ。
 


8/14
 昨日の夜、ご先祖様が我が家に帰ってこられた。
 細やかなお盆用のお供えをし、我家の仏壇にお入り頂く。出迎えは里帰りした長女と、婿殿で、暑い中汗だくでお迎え
に行って来てくれた。
 昔は足洗そうめんなどと称して、そうめんを茹でお供えしたものだが、最近はそれは割愛している。若い人(殆どいな
いが)等、そんな風習の存在すら知らないだろう。まあ時とともに全てが変わる。
 迎えて今朝、親爺とオカカはおはぎを作った。これは、親爺が山小屋を引退して、隠居生活に入った頃から手伝いを
するようになっただけで、それ以前はオカカ一人でやっていたことだ。オカカも親爺のおふくろから受け継ぎやっていた
のだろう。今では親爺が協力するようになったというだけで、9割がたオカカの仕事なのだが。
 で、長女と孫に仏前にお供えしてもらい、昼には皆でいただく予定。一足先に帰宅している婿殿にはパックに詰めて
持たせよう。
 お盆でご先祖様が帰っていると云っても、普段と変わらない。
 昼過ぎに長女と孫が帰れば、又オカカと二人の生活である。
 我が家のお盆の仏間。仏壇を大きく開けてあるだけで、普段とさほど変わらないが。


 今朝オカカと一緒に作ったおはぎ。お供えはしてもたくさん残り、後は皆で頂く。別山乗越から望む富山平野の夜景。
 


8/13
 今日も快晴の朝を迎えているが、二三日前から朝晩が急に過ごしやすくなってきた。
 今日は盆の入り、13日だから昔から我が山里ではショウライ(精霊)迎えといって、各戸の墓まで提灯やたいまつを持っ
てショウライ様(精霊=ご先祖様)を出迎えに行く風習がる。
 多くは門先で迎え火を焚いてご先祖をむかえると云うのがポピュラーだそうだが、親爺などこの山里のショウライ様迎し
か知らない。
 が、我が家の墓は家から5、600m程離れているので、長女と婿殿が孫を連れ泊りがけで来てくれて、ショウライ迎えに
云ってくれる。だから今宵はにぎやかになるだろう。
 東京の次女や、松本の三女も来ることも有るのだが、今年は混みあう時期をずらし、25日から夏季休暇を取って来るそ
うで、賑わいも分散したほうが良いだろう。
 黒部から来る孫も、もう一か月ぶりくらいだろうか。久しく顔を見ていない。
 昼前には来るとの事だから、待ちわびている。
 今日もこんないい天気だ。


 山の夜明けだ。


 日当たりの良い朝。向かいの高橋家の白壁が珍しくなった。


8/12
 熱中症が怖いので、絶え間なく水分を補給している親爺だが、その所為か夜間に小用で目を覚ます回数が2回に及ぶ。
 真冬の寒い日など、ぬくぬくと羽根布団にくるまって、眠ったが最後朝まで目を覚ますことは無いのだが、暑い夏の夜の
ほうが小用の回数が増えるのだからおかしなものだ。
 さて昨夜、一昨夜と20:30を過ぎたころから旧に涼しく快適な夜になってくる様になった。それ以前は山里ではあまり経
験せぬ熱帯夜という事で、クーラーの世話にならぬと眠れなかったのだが、やはり時は巡っていて、着実に秋が近づいて
いることを体感している。
 さて、天気がいいので立山の山小屋は全て、コロナ前には及ぶまいが、そこそこの入れ込みがあるものと思っていたが、
此処へきて、大事なお盆休みに台風7号の影響が出そうで、早いお客様は14日辺りからの予約をキャンセルして来てい
る様だ。
 まあ、こんな天気が続く年は、必ずどこかで綻びが来るものだ。でも心配はない。昔から「夏が悪けりゃ、秋が良い。どっ
ちもダメな年は、毛頭ないもんだ。」と、剱沢の兄貴分と、事あるごとに話したものだ。
 今年も少しくらいのキャンセルは出るだろうが、なぁ〜に、何とかなっていくもんだ。
 別山山頂の硯ヶ池も小さくなって間もなく消えるだろう。


 今年の夏は晴天が続いて入れ込みも良かった。今度は秋だ。秋も良いと良いね。
 

 山里も毎日暑いけど、こんな年は急に秋めいてくるものだ。


8/11
 立山も夏の盛りだが、夏の盛りイコール秋の始まりと云うのが立山だ。
 もうチングルマは綿毛になっているだろうし、雪渓などもかなり小さくなって、お盆が来る前に秋の気配が漂い出す。
 今青々している草もハイマツの濃緑以外はもうやや黄色みを帯び始めたように見える。奥地から草紅葉が始まってくる。
今はまだ晴天時日中の行動中は、防暑対策が居るだろうが、わずか数日、否数時間のうちの天候の急変で、防寒対策
が必要となる事も珍しくない高山である。
 若い頃古い先輩方から、「空に騙されるなや!」と声をかけられたことがある。古い先輩方は長年の経験から、野生動物
が天気を予知するような能力を身に着けていた方が多い。空を見、雲を見、風をよみ大気を体に感じ、「雨の匂いがする」
と云う様な事を云った古老たち。今は皆あっちに行ってしまっているが。
 トモちゃんの送ってくれる写真を見ながら、昔の立山にさえ想いが馳せる。


 我が庭に花も強い夕立に打たれ、かなり花を散らしたが、まだ何とか咲いている。
 

 山の夕景。激しい雲の動きも面白い。
 


8/10
 昨夜はさほど暑くなく、これは夕立があったからだろう。それでも2階にある寝室は蒸していたので、寝付くまではクーラ
ーの世話になった。
 今日は、多分台風の所為だと思うが、全く雲のない快晴である。予報ではフェーンになり、14:00頃から16:00過ぎまで
の気温が、38℃くらいまで上がるだろうとのことだ。これは富山平野での事で、和は山里はこれより2〜3℃は低いはずだ
が、35℃近く、あるいは35℃を超すかもしれない・・・。
 温暖化でこうなったのだとか、地球規模の気象変化だとか声を上げても今更どうなるものでもない。先人から受け継い
だ有難い文明社会の、負の部分も甘んじて受けねばならぬ。
 今更ああしろ、こうしろとヒステリックな声を上げ、何の解決策も持たぬ少女を、かのジャンヌダルクにしたて、バカ騒ぎ
で金を得ようとする輩が居るから質が悪い。
 暑ければクーラーをかけ何とか過ごせば良い。会社勤めや工場勤めでも何らかの対策を取っているだろう。野外作業
とて、適度な休憩や暑さ対策はいくらでもある。
 もう一月は我慢が居るだろうが、”秋来ぬと眼にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる”と、必ず季節は巡るもの
だ。そしてやがて来る冬には寒い寒いを連発しておればよい。
 隠居の身ゆえ好き勝手をほざいているが、本人はうそを言っている気など全くない。
 雲の動きの激しい夕景の雲の下、我が山里は大きな雷の恫喝と激しい雨に晒されていた。


 夕景を見ても秋めいた立山だ。


 強い雨は15分余りも降り続き、十分なお湿りをくれたが、そのあとはすっと上がった。
 


8/9
 気付くと8月も1/3を過ぎた。昨夜は夕立のお陰で、気温も下がり、よるは網戸にして休んだが心地よかった。
 今日は父の月命日、朝一番で仏壇にお参りした。
 今テレビで富商と鳥栖工の試合中で、9回の大詰めなのでついついそっちに気を取られる。
 勝敗は時の運と云うが、やはり地元高校を応援してしまう・・・ああついに延長戦となった。
 さてこんなことでは更新もなかなか終わらぬ。今日は短くこのあたりでお終い・・・・・。
 昨日の夕立の後ダブルの虹が出た。


 結構な雨だったので、夜は涼しくなった。


8/8
 台風6号は進路をやや西にとり。このまま北上するそうだ。
 離れたところでも影響は出るそうなので、情報を取りながら、様子を見ている。が、今度は台風7号が間もなく発生しそうだ。
未だ、熱低のままらしいから、7号と云うには早すぎるのだが何となくそう呼んでしまいそうだ。
 まあ先の天気を心配しても仕方ないし、特段の予定もないから気楽なものだ。
 今日は立秋だそうな。気温は一向に下がらないが、言葉だけは涼しそうで、良いではないか。
 日本の四季が二季になりそうだなどと、のたまう学者先生もいるそうだが、親爺は信じない。勝手に言ってやがれ!!と思う。
 がこんなことを言い出す輩には、付和雷同する連中も多い。
 まるきり貧弱なせいぜい100年余りのデーターだけをもとに、日本の四季がどうたらこうたら。
 残念ながらそう都合よくはいかない。
 人間など精々生きて100年だ。その間の知識を身に着けてすべてを分かったように振舞うなど詐欺師のようなものだ。
 日本の四季は巡る。生意気な根拠など持たぬが、それでも来るべき秋は来る。勿論冬も来るし、春も来る。また次の夏も来
るだろう。
 それでいいのだ。
 下では暑い暑いと云いながらも、立山は秋の気配が濃厚になってきている。
 山里でも昨日は結構な雨が降ってくれた。


 道が濡れるほどの雨は久々だった。


 どことなく秋めいた空気が漂う別山乗越。                     朝の虹が出た。森爺さんも早速撮影。元気だな。
 


8/7
 早朝から高校野球中継を観ている。
 第1試合は四国勢同士、高知と愛媛の、高知中央対川之江の一戦だ。
 高校生ならではの、きびきびした動きが、観ていても心地よい。最近はにわか野球ファンで、プロ野球も楽しみにしてい
るが、プロの連中の所かまわず唾を吐いたり、刺青を丸さらしでのプレーは、古い人間の親爺には気になって仕方ない。
 今朝MLBの試合をちょっとだけ観たが、選手の控えるベンチの床の惨状は、常々気になっていた。唾を吐く行為、飲み
物のカラ、ガムの噛みカス、噛みたばこのカス・・・・・そんなものを無造作に捨て、平気でいる。文化の差と云えばそれまで、
それを片付ける事で金を稼いでいる人もいるのだろうから、汚せば良いと単純に割り切れれば・・・・・。
 「おかたずけしようね。」「ゴミはゴミ箱へ入れようね。」と、親爺ですら可愛い孫にもそう教える。
 生活習慣とは恐ろしいものだ。
 今朝大谷が、イライラしたような顔で、ベンチの床のごみを足で片寄せていた。かなりの時間そうしていた。
 生活習慣の差とあきらめていたのだろうが、余りにも汚すぎてイラついたように見えた。
 人間は易きに流れる。ガム位ならいざ知らず、どこにでも唾したり、墨を入れた肌を誇らしげにさらしたり、子供たちや
若い人たちの範ともなるべきプロのスポーツ選手が、こんなざまでは世も末だ。
 古来日本では刺青は刑罰の一つであったし、「刺青もの」と云う普通の社会人とは一線を画する者への言葉もあった。
 悪いマナーや、悪い習慣まで真似せずとも好いではないか。
 上っ面ばかり真似て、恰好ばかりつけていても、刺青ものやついには与太者と呼ばれるようになってしまう様では、人生
無駄にしてしまう事になる。
 古い爺の繰り言かもしれないが、プロ野球のみならず昨今のスポーツ界の風潮に苦言を呈したい。
 校歌を斉唱する高校生の姿が眩しい。今年から復活したと云う、砂の持ち帰り。泣きながら袋に砂を詰める姿が、あなた
方にはまだ人生の始まりなのだ。
 快晴の山里。夏の甲子園大会を観る季節だ。ただしクーラーを入れた部屋で・・・。


 硯が池が早くも小さくなってきたそうだ。    ミヤマリンドウの一叢が秋めいてきた立山を想わせる。
 

 今シーズンも今が盛りの夏山だ。


8/6
 昨日の立山は賑わった様だ。
 トモちゃんが素晴らしい、別山乗越の夕景を送ってくれた。
 食事は3回戦だったというから、丁度夕食2回戦の終わりころか3回線目の始まりの頃だろうか、きれいな落日となったも
のだ。恐らく落日の館内放送もして、お客様は大喜びだったことだろう。
 思い思いの写真を撮って、思い出と一緒に持ち帰ったことだろう。
 現役の頃、帳場で良くお客さんに声をかけられた。「親爺さんこんな景色いつも見てるんでしょう。羨ましいな。」・・・
 そのころは「どんな景色も見飽きますね、毎日じゃ。」などと憎まれ口をたたいていたものだが、今となれば是非もう一度
見たいものだとしみじみ思う。
 諸行無常、かなわぬ夢も在って良い。


 御前山に登って夕景を眺める人も多い。    山里は久々にお湿りがあり、虹が立った。
 


8/5
 今日の暑さも凄そうだ。雲一つない青空の下、カーッと照り付ける、真夏の暑さなようだ。
 土曜日なので立山へ向かう車が多い。今日は恐らくどこの小屋も満員御礼だろう。昔と違って、予約なしでお願いし
ますと小屋へ飛び込んでも、予約がなければ泊めてはもらえない・・・。
 一昔前なら、「山小屋と名乗るなら、宿泊を断るなんてありえない。」と怒るお客様もいたようだが、電話連絡の出来
無い小屋は無くなって、大概の小屋はネットでの連絡も可能になっている世の中、まあ、予約をしてから行かれること
をお忘れなく。
 もちろん緊急時となると話は別だが、そういう時は山小屋も山岳警備隊に連絡を取りながら連携して対処してくれる
のでご心配なく。
 今日は登山日和。高所でも暑さにやられることがあるので、お気をつけて。


 まるでねばりつくような暑さの山里だ。外に出る気にはならない親爺だ。


 立山のお花畑を吹き抜ける風が恋しい。アオノツガザクラに1輪のコイワカガミ、そしてチングルマが咲き誇る。
 


8/4
 祖父の月命日なので、朝の涼しいうちに仏壇をお参りした。今日の命日は義母も叔母も同じだ。
 立山はいい天気が続いて、奥地の心平の小屋にも結構なお客さんが来てくれているらしい。まあの山小屋は小さく、
心平が詰め込みを嫌うので、16名で満室としている。もちろん緊急時などにはもっと多く収容できるが、平屋の小さな
小屋である。食堂を入れて5部屋あり、そのすべてに部屋名を付けたそうだ。その名がいかにも心平らしい。
 食堂は最後に決めたが「銀河」・・・屋根に穴が開いて透明トタンで出も補修したからか、夜の星空がきれいな場所
だしそれで銀河なのかなと思っていたら、後の4部屋が次の通り。
 受付のある部屋は「天山」その他3部屋は「飛燕、月光、彩雲」との事。何と旧日本軍の軍用機名ばかりである。
 心平の尊敬する祖父が、元川崎の技術者で、飛燕の開発にかかわっていたそうで、幼いころからその祖父の薫陶
を受けて育ち、50の齢を過ぎた今でもかくの通りだ。まあそれは親爺も未だに70を超えてもよく似たものではあるから
何とも言えない。
 が、チングルマやコイワカガミ、コマクサ、クロユリ等と高山植物の名をつけるよりはよほどユニークで素晴らしい。
 しかも心平なりに、屠龍、桜花、雷電などなど「屠る」とか特攻兵器とか、山では会いたくない雷などのつく名は避け
たのだそうだ。
 満室16名。昨日も満室だったそうだ。
 ヨツバシオガマがひっそりと咲く。


 昨日は空輸日。空輸も無事終わった様だ。トモちゃんが送ってくれた動画はこちらにUP→
 


8/3
 昨夜巨人ヤクルト戦をテレビで見ていたが、巨人の坂本と岡本がそれぞれ2本のホームランを打った。こう云う打撃
の激しい試合と云うのは見ていて面白い。ヤクルトの村上にも期待したが、ついぞ不発、悔しそうだった。
 チームよりも、個人の選手を応援している親爺で、まあ強いて言えば巨人の試合放送ばかり多いので、知らずと巨人
を応援しているのだが、親爺が好きな選手は、巨人の岡本、秋広、大勢、ヤクルトの村上、ディーナの牧で、やはり並べ
て見ると巨人の選手が多い・・・。ミーハーだから仕方ない。
 何せにわかファン、細かいところはいい加減に観ているだけだが、結構楽しいものだ。むしろ今や親爺よりオカカの方
が力が入っていて、新聞のテレビ欄で野球放送をつぶさに調べている。
 まあ暑いが、長閑な夏の日々だ。
 真夏の朝の山里。


 1900mより一寸上辺りに雲がかかっている様だ。              立山の朝の写真を見て涼風を感じている親爺だ。
 


8/2
 毎日毎日暑い暑いと、日々を送っている親爺だが、この後の天気予報を見ても晴れが続く。
 冬はあれだけ嬉しかった、天気予報のお日様マークも夏場の2週間以上連続して続いていると、うんざりしてしまう
親爺である。
 それでも立山の山小屋は、奥地の小屋でもお客様が沢山来てくれているようで、心平からも嬉しい便りが届く。
 あれだけ真面目に小屋を運営しているのに、今までが辛すぎたのだ。毎年毎年大なり小なりの雪崩の被害があり、
小屋の補強をこつこつと行い続け、今度はコロナ禍に遭い・・・。
 コロナが治まり、様々な規制が解除され、晴れて迎えた今シーズン。晴天続きは神の下されたもうた褒美かもしれ
ない。
 親爺もこの晴天続きをそう心得て、じっと暑さに耐えるくらい、何でもないことだ。クーラーがあるから・・・。
 これは今から13年前の今日の写真。
 足下に広がる室堂平。地獄谷。まだ地獄谷歩道も通過出来た頃だ。


 今朝の山里からの大日。


 庭のバラも元気よく咲き続ける。                           桔梗もがんbっている。
 

 剱沢と真砂沢の出会いにある、真砂沢ロッジ。心平の小屋だ。


8/1
 葉月朔日の朝も晴れた。
 昨夜17日ぶりに、雨が降った。お湿りにもならなかった雨だが、今朝はやや涼しかった。勿論、9:30を回った現在
クーラーを入れねば過ごせはしない。
 立山は賑わっているようだ。
 山を離れてもう7年ほども経つ親爺なので、山の情報も少なくなり、山が賑わっているのかどうかさえ判然とはしない
のだが、心平やトモちゃんからの便りで、少なくとも去年よりはずいぶん良いだろう事はわかる。特に天候が良いから
山小屋も奥地までにぎわう事は当然だ。
 昨日来た心平からの便りでは、予約状態も頗る良いとの事。3年間の辛い日々を乗り越えた今、光明が見えてきた
という事だろうか。
 今年は久々、実に4年ぶりに心平の大親友、サンゲがネパールからやって来た。
 心平とサンゲは本当に気が合う。最高の飲み友達でもある。だから日々気持ちよく過ごせ、それだけで小さな山小屋
の雰囲気が良くなり、その雰囲気はお客様にも伝わるのだ。
 利益を上げることをあまり考えていない。常に登山者の立場に立って運営している、心平らしい山小屋だ。
 サンゲもネパールへ帰れば、心平の小屋より数倍以上も大きなロッジを経営しているロッジオーナーで、所謂サウジ
(大旦那)であるが、ネパールでは今は雨期、クンブーエリアの山小屋はオフシーズンとなる。そして、心平の小さな山小
屋の方が性に合っているサンゲな様だ。楽しい日々を過ごして欲しいものだ。
 夏真っ盛り。


 どこへ行くにも一本くらいは持ち歩きたいサンゲの笑顔が良い。         珍しく食卓に、いいちこ以外の酒が出てない・・・?
 

 かくして心平、サンゲの真砂沢生活が始まった。登山ルートの見回りと修繕はボランティア・・・。


7/31
 さて7月文月も晦日となった。半月は雨、半月は干ばつ並みの晴れ続き。思い返せば何とも極端な雨、晴れであった。
 その所為だろうか、干ばつ並みの2週間が続くが、その前の手中豪雨により、水をたっぷりため込んだ山々の保水の
お陰で、未だに水枯れ、水不足の声は聴かない。
 昔よく、どこどこのダムが干上がり、湖底に沈んだ村が姿を現した、などと云うニュースを見たものだが、今年はまだ
そんな話を聞かない。
 水はまだ十分にあるのだろうか?
 年の所為か、そんなことばかり気になるが、我が山里に関しては水の心配はないようだ。
 まだ7月が終わるだけだが、親爺なんぞそろそろ秋の涼風が恋しくなってきた。その先に控える冬は考えない。
 これをうろこ雲と云ってよいのかどうか知らぬが、山里の今朝はこんな雲だった。


 陽の射し方で、剱がこんなに緑豊かな山に写ることも有る。          まさに夏山盛りの大日岳。7,8年前の今日。
 

 雄山の社、一の越山荘そして彼方に槍も見える。


7/30
 いよいよ7月も余すところ2日となった。
 すこぶる良い天気なので、今日も朝から立山へ向かう車の音が絶えなかった。喜ばしいことだ。
 暑いのでとても外へ出る気にはならぬし、昨日も書いたがオロロ(ブヨ)がかなり発生しており、こんな毒虫にかまれ
痛い目に合うのも嫌だ。
 今日は土用の丑の日である。大好きなうな丼でも食べようと冷凍のかば焼きを買い込んであるのだが、炭で焼き直
すと圧倒的にうまくなる。そのつもりで七輪も、炭も、炭お越しの煙突も準備してあったのだが、これは室内でやる訳
にはゆかぬ。庭に七輪を持ち出してやる予定でいたが、ブヨの大群に襲われることは必至だ。で、中止し、でもうなぎ
は食いたいから、ガス台の魚ロースターを使い、直火を当て焼き直す作戦にかえた。さてどうなる事か・・・。
 とに角暑い日が続く。雨はお湿りも来ていない。
 梅雨明けとともに続き始めた晴天も、ちょっとどこかで中休みが欲しい。
 今から14年前の、国見HPでホバリングする東邦のラマ。素晴らしいヘリコプターだった。
 金魚鉢型のコクピットは、何度乗ってもスリリングな景観を堪能できた。今朝見つけた写真で、2009/07/30の日付
が入っていた。


 山里は相変わらず暑い。                              大日岳も暑さに霞んで見えている。
 

 剱御前小舎に荷を下ろすラマ。14年前の今日。


7/29
 今日も晴天の土曜日。立山へ向かう車も多い。嬉しいことだ。
 がこの好天気、良い事ばかりでもない。こちらで言うところのオロロ、つまりブヨのことだが、この面憎い虫がかなり
大量発生ソている様だ。
 まあ、こんなに質の悪い虫もないものだ。ハエよりもやや小型で、人間にたかって所かまわず噛みつき血を吸う。
 これは産卵期の雌のみらしいが、大群で押し寄せられたらたまらない。
 主に川原など、水の多いところで繁殖するそうで、大水で孵化する前の大量のブヨが流され、発生も少なくなるが、
この晴天続きだ。
 もう半世紀近く昔の話だが、叔父と二人で、お盆休みの真川にイワナ釣りに行ったことがあった。当時まだ元気だ
った祖母に「盆の間位殺生するなよ。」と叱られるので、そっと隠れて出発、真川の川筋を工事用道路を通って天鳥
(あまどり)辺りまで入って、流石に釣り人など居らず(もっともその工事用道路はチェーンで封鎖されており、当時の
叔父は軌道保線工事の責任者だったので、巡視という事で入ったのだが。)数匹のイワナなど直ぐに釣れると喜んで
車から出ようとしたが、外はオロロの大群が車の排気ガスに集まって、降りるのには覚悟がいる状況だった。
 叔父も普段は頗る慎重だが、きわめて思いっきりの良いところもあって、「おい、1、2、の3でドア開けて外へ出たら
直ぐドア閉めるぞ」と2人で外へ出た。がその凄い事。真っ黒な大群が襲ってくる。所かまわず手でたたくと、一度に何
匹ものオロロがつぶれ下に落ちるが、そんなことは何の役にも立たず、「こりゃだめだ。おい、車に戻るぞ。」と竿を出
す間もなく、どうにかこうにか車に飛び込んだ。が、そのわずかな出入りの間に、オロロは何十となく車に入っていて、
まず狭い車内でそれを、駆逐せねば・・・・・。
 数匹のオロロは車内の隙間に隠れ出てこないが、どうにか運転し、川から抜け出し帰宅した。
 かなりかまれていたが、キンカンかかゆみ止めを塗っておけば何とかなる程度。しかし夏場の真川の釣りにはその
後二度と行かなかった・・・。
 今は昔の話だが、懐かしく可笑しく思い出す。
 今日の立山はいい天気。雲も大分出ているが結構な賑わいとなるだろう。


 トモちゃんがアキノキリンソウを撮影して送ってくれた。山は少しずつ秋めいてくる。 庭の桔梗とバラも綺麗に咲いている。暑い。
 

 夏の別山。親爺には懐かしいエリアだ。


7/28
 いよいよ7月も押し詰まってきた。
 記録的大雨の降り続いた梅雨が、気象庁の予想よりはるかに速く開け、その後は連日の猛暑日だ。まあ、勢いの
良い夏、結構な事ではないか。
 親爺の全く根拠のない予想では、こういうくそ暑い夏は涼しくなるのも突然で、お盆の辺りを越せば、あっという間に
秋めいて来るだろう。その先はどうだかわからぬが、心配をせずとも秋の後は冬になり、長い冬の後はまた春になる
はずだ。
 たかが人間ごときが、気象の変動がどうたらこうたら。環境破壊の所為の天候不順だとやらどうやら。其れこそ余計
なお世話で人心を乱すばかり。
 自然は人間の知恵で測れるものではない。森羅万象ことごとくを説明できる学者がいるとしたらペテン師だ。
 暑いから、親爺の学者嫌い、役人嫌いが余計激しくなる。もう筆を止めよう。
 トモちゃんが剱の夕景を送ってくれた。こんな写真を見ると本当に心穏やかになる。
 心なしか幾分秋めいた夏の山のにおいまでした。


 今日は立山も良く晴れているようだ。さっき雄山山頂のライブカメラを観たら、剱もすっきり顔を出していた。
 

 立山の山里の我が庭には、当地で精霊花(ショウライバナ)と呼ばれるミソハギが咲いている。例年より1週間
ほど早く咲いた様だ。お盆にお供えする花なので、こう呼ばれるらしい。


7/27
 もう今日で13日間雨が降っていない山里だ。昨日オカカと二人で、指折り数えたのだから、間違いあるまい。
 が、その割に山水は流量が豊富だし、今は排雪溝としてのみ認識されている、村中を縦横に流れる昔の生活用水溝
にも豊かな水が流れている。
 これは山里の村を取り囲む、緑豊かな山々の保水能力の高さを物語る。嬉しいことだ。
 昨今の水害による地崩れなど、宅地造成による山の切り崩し、道路整備のための切通などによる山の切り取り等々
が起因していることが結構ありそうだし、甚だしきは廃土の不法投棄同様の盛土等によるものも多い。
 もちろんそれ以外の原因もあり一概に言える事ではないが、緑豊かな山々が突然崩壊するような事は知らない。
 なるほど、人間が生活をしていく上では様々な利便性が求められ、住宅も、道路も必要不可欠なものである。
 が、昔から賢人が言うではないか「過ぎたるは及ばざるがごとし」と。
 つまり何事も、開発なども含め節度を持って、大自然と対話しながら進めなければならぬのだが、経済優先と云う悪し
き慣例が多すぎる。
 学者や、自然保護団体などの意見を尊重する前に、そこで実際に暮らす人々から多くの情報、意見を吸い上げるべき
大自然への鍬入れが、かつて幾つあっただろうか。
 今日もとても暑く、外へ出ない様に過ごす親爺である。


 立山方向も見えない。弥陀ヶ原の下の雲が遮っている。             庭も焼けこんで暑い夏の日だ。
 


7/26
 今日も暑い。夏の盛りで暑いのだから当たり前で、何とかそれをやり過ごす工夫をして、過ごすしかあるまい。
 幸い令和の御代の日本では、エアコンも使えるし、昔ながらの衣替えをしたり打ち水をしたりと、約後ひと月を過ごすほ
かないだろう。
 水浴びや、標高の高いエリアへのお出かけも良いだろう。暑い暑いと汗を流している中に、どこからともなく涼風が吹い
来て季節の移ろいを知るはずだ。
 CO2の排出の付けが今の異常気象だ、とか、CO2の排出をすぐに止めないと世界は滅ぶ、と云うような論調で、ヒステ
リックな声を上げ続けている一部の人たちは、本気で世の中の事を考えているわけがない。
 このようなヒステリーに付和雷同する学者たちも、極端なまでに狭い視野でしか世の中を見ていない。
 尚言えば、この騒ぎを利用して名を売り、金を稼ぐ騒動師、あるいは詐欺師とでもいうべきか。
 声を上げ環境破壊を防ぐなら、その手段を明確に提示し、こうすれば環境破壊は防げると云う道を示すべきではないか。
 自分では何の方策も持たず、単にクジラを取るなと日本の調査捕鯨戦に特攻攻撃をかけてきたグリーンピースと云う、
最悪、最低の自然保護団体を語る詐欺師集団があるが、彼らが今まで何ら自然環境保護に貢献した事例はない。
 自然保護、環境保護など大きな問題は、大きな視野を持って、多角的に世界を眺めることだ。
 ヒステリックに叫べば済む話ではないし、それをさらに大げさに拡散して不安をあおる等、言語道断な話である。
 まあ、それにしても暑い。この夏は。


 高山の涼風が恋しい。

 


7/25
 本来なら今日、明日が立山雄山神社芦峅祈願殿の例大祭である。
 昔の映像が残っているが、何分にも8oフィルムの古い映像だけで、最安のカメラ、最低の撮影技術で取ったものなので
とてもいい画像とは言い難い。
 でも、何となく勢いと云うか、昔の祭りの賑わいと云うか、そんなものが感じられて、若い親爺も神輿の担ぎ手で出ている。
 で、細切れで、ひどい写真だが、写真部屋に掲載しておこう。
 今朝も暑く、元気なのはたまに外で鳴くセミ(親爺には聞こえないが)と青々と茂る草ばかりである。
 今日も大日が炎天下の山里を見下ろしている。


 暑いけれど、帰郷は元気だし、バラもまだ何とか花を咲かせている。毎朝オカカが水やりを絶やさないからだ。
 


7/24
 昨日、芦峅雄山神社祈願殿では例大祭が執り行われた。
 この祭りが、芦峅寺の雄山神社では一番大きな祭りで、本来ならば7月25日、26日の両日にわたり行われる祭りで、雄山
神社本殿である、雄山山社では、今でも25,26両日の例大祭が執り行われている。
 コロナの呪縛を解かれた今年は、さてどうなるやらと思っていたが、村では思い切った縮小を行った。
 これはコロナよりもはるかに深刻な、少子高齢化による村の疲弊を鑑みたもので、今や如何ともならぬ現実を直視した英
断であったと親爺は思う。
 村総代、役員一同が協議し、もはやこれまでと出した結論である。
 ご神体を載せた神輿の、村内巡回を取りやめ、これに倣って子供神輿も神社内の引き回しのみとし、2日間を1日にした。
 神輿は、熊、鷹と2基あり、1基に8名の担ぎ手がとりつく。これだけで体力のある若い人16名の手が要り、これについて回
る警護、露払い、巫女、神主、幟もち、神輿の台もち、笛、太鼓などなど、人口270人前後の高齢化した限界集落に、これだ
けの人数をそろえる事は、すでに物理的に不可能となっていたのだ。
 だが、いざ縮小となると、踏ん切りはつかぬ。何とか外部のアルバイトなどを雇い続けようともがいていたところへコロナの
洗礼を受けた。これは祭りの取りやめ、縮小を余儀なくするもので、ここで一つの踏ん切りがついた・・・。
 冷静に現状を見つめ、今の限界集落でも何とか出来る、最小のものとしたのだ。
 村の伝統も、それを受け継いでくれる子子孫孫の存在無くしては、如何ともしがたい。
 このままでは、多くの伝統が廃れていったように、過去の語り草となるに違いない。
 盛者必衰、諸行無情は世の習いである。
 盛夏の山里を大日岳が見下ろして御座る。


 お姉ちゃんはウォタースライダーが大好き。 憧れの飛行機の窓際に座ったけど、ちょっと座高が足りず外が見えないお兄ちゃん。
 

 何年眺め続けただろうかこの山を。今は写真で見るのが精いっぱい。


7/23
 立山も夏山が盛りとなって来た。7月も20日を過ぎたのだから、山小屋も一番の稼ぎ時になる。
 親爺の長い山小屋経営の経験から言えば、7月8月がメインの稼ぎ時で、9月がそれに次ぐと云った具合だったが、世の
中が徐々に変わって、平成の声を聴く頃から、9月の入れこみが急に大きくなり、8月のお盆が減って、7月も天気次第とな
って来て、やがて8月、9月の売り上げが拮抗する様になって来た。
 登山者の高齢化、そして旅行会社を通じた、ガイド付きのグループ登山。更に山ガールなどと云う言葉に代表された登山
のファッション化(あるいはハイキング化)・・・・・と、山小屋泊まりの登山にも変化が大きく出てきたのだ。
 親爺がまだ若い衆の昭和50年代など、山小屋の予約など殆どなく、来る者は拒まずの詰め込み式だった。
 畳一畳に2名様、などと云う事は当たり前だった。
 食事も、昭和30年代の、カレーか玉子丼、などと云うことは無かったが、冷食のハンバーグや、魚フライがメインで、付け
合わせなどキャベツの千切りぐらい。あとは保存のきく佃煮類が付く程度だった。
 冷食も改善され、種類も増え、野菜も保存の仕方が上手になり、いろんな保存のきく食材も増えてきた。
 そうなると人間、贅沢になって、山小屋の居住環境も問題になってくるようになり、詰込みをやめる方向に流れた。
 が、それは予約でしか受け入れしないという状況にもつながり、一定数の客しか受け入れなくなる山小屋が主流となって
きた。受付で「満室でお泊めできません。」と断ることに抵抗が無くなって来たのだ。
 もちろん緊急事態には対応できるよう、どこの山小屋も可能な限りの準備はしているが、限度もある。
 急な天候の変化で何十人と云う客を受け入れ避難させた経験もあるがやはり限界はある。
 夏山に入り、どこの山小屋もコロナでいじめられあとだから、今年こそはと頑張っていることだろう。
 良い夏山シーズンになって、山小屋も元気になって、お客様にも喜んでほしいものだ。
 山は変わらないが、人は年々変わる。
 立山連峰一帯が、どんなふうに変わって行くのかは分らぬが、山の姿だけは変わらず残るだろう。


 お姉ちゃんは昨日まで、たっぷり泳ぎたっぷり遊んだ。お兄ちゃんは今日から九州に飛んで、別府で二泊の旅行だ。
 

 今日の山里も暑い。


7/22
 雲は完全になくなりはしないが、芦峅の山里にも梅雨明けの声がかかった。
 いい天気だ。青空がかなり広がって、陽光が降り注ぐものだから、気温は一気に跳ね上がる。
 昨日は一日中、クーラーなしで快適に過ごせたが、今日の親爺はもうクーラーを起動した。居間の室温は30度
近くだったが今は27℃に落ち着いた。
 黒部の孫娘は、昨夜からパパママと一緒にお出かけで、今朝はもうプールに入っている写真を送ってきた。
 東京の孫息子も明後日から、パパママの休みが上手く取れて、九州へ2泊三日の旅だそうな。
 末娘も今朝は早朝から友人と連れ立って、どこかのアウトレットへ出かけたようで、まあ、皆それぞれに楽しんで
居るという事が嬉しい。
 人間”遊びをせむとや産まれけむ”である。楽しい時間を糧に生きてゆくのだ。
 親爺もオカカも体力の許す限り、遊び回ろうと思っている。
 おお、大谷先発のMLBの試合が始まった。エンジェルスVSパイレーツだ。さて、みよう!!
 梅雨明けの入道雲はまだ小僧


 バラと桔梗が頑張って咲き競っている。猫額庭とあざける我が庭乍、中々今日はよく見える。
 

立山の空輸は昨日無事に終わった様だ。          閻魔堂もうっそうとした木立に囲まれ夏の草いきれに閉口している様だ。
 


7/21
 今日は山小屋の空輸日らしい。が、かなり微妙な天気でうまく事が運んでいないようだ。
 天気も不安定そうだし、まあ今や親爺の知るところでは無いが、他の山域の空輸も天候で送れたりしている
事がある様だと天気が良くなっても直ぐにヘリが来てくれない。
 昔は東邦航空の小松所長(当時)や荒川さんと、丁々発止のやり取りをしたものだが、今から考えるとどうに
も「ならぬものはならぬのです。」と云う訳で、会津藩の、子供が最初に習ったという「什の掟」にも載っている。
 だから荷物をモッコに積んだり、又下ろしたり、生ものは食品会社の冷凍車にまた収容したり積み込んだりと
ヘリポートの作業は、文句も言わず延々地繰り返され、冷食はともかく、生野菜などは痛んでしまう事が良くあ
ったものだ。
 でもやはりそこは「ならぬものはならぬのです。」と我慢するしかないのである。
 昨日の夕方遅く、一寸今日の好天を期待させる景色が出た。
 が今朝はまだ大気がかなり不安定なようだ。


 山里では立山方面は見えない。大日もガスに隠れている。            別山乗越でもこんな空の様だ。
 

 この雲は恐らく弥陀ヶ原の下の雲海では無かろうか。


7/20
 山里の今日は涼しい。
 やや湿度が高いのは今が梅雨だから致し方ないが、窓を開け放して扇風機だけで快適に過ごせる。
 ちなみに居間の室温は26℃、帰宅して着替えた半そで作務衣で丁度良い。
 月一の薬もらいも終わり、今日はこれでほぼ拘束時間は無し。何でも好きな様に気ままにしていればよい。
 ここしばらく郷土の大相撲力士朝之山が休場していて寂しかったのだが、今日から再出場するとの事。
 あと4勝揚げれば勝ち越しの星を残せるが、そこまでよくは言うまい。
 怪我を悪化させぬ様、できる限りの相撲を取ればよい。
 もし1勝も出来ずとも、4勝の星が残り、幕内4枚目の現在から7〜8枚は下がっても、銃猟陥落は無いだろうから、
怪我完治させ、もう一つ殻を破って、強く蘇ってほしいものだ。
 38歳になっても気力溢れる相撲を取っている、玉鷲を見習う事だ。
 この人のタフネスをわがものとすれば、朝之山は横綱も張れるはず。まだ29歳男の盛りには尚数年ある。
 さて今日からまた、相撲観戦の楽しみが増える。
 霧島、豊昇龍などのモンゴル勢力に押されてばかりでは、日本国技が泣く。
 若元春、大栄翔の日本人関脇の奮起と、琴の若たち日本人若手力士の精進努力を切に望む。
 もちろん朝之山よもっともっと稽古して強くなれ。弱いから負ける。負けぬ相撲を取れ!
 曇り空ながら爽やかな気温の山里。


 夏山直前の訓練を終えた富山県警山岳警備隊。


 落日の大日岳。


 川向の山もガスに霞む。



7/19
 今11:00、5分前ころ、クーラーのスイッチを入れた。Tシャツ一枚では寒いくらいが、大体27℃くらいで、もちろん
これは冷風の当たる面にいてのことだ。
 この夏は梅雨開けやらぬ7月半ば前から猛暑に見舞われることが多かった。
 だから、お盆の前後にはもう涼しくなるだろう、とは親爺の独りよがりな、希望的予報であるが、気象庁などと
云う役所は、「長梅雨に加え、曇天でも暑い日が続く」と云う、外れたら喜ばれる予報を出すことが多い。これは
取りも直さず、悪い方に外れた場合の責めを回避する手の一つだろう。と親爺は心得ている。
 役所と云うところはそんなものだと、今でもそう思っているし、役所など信じていない。
 今朝、買い込んだ電動バリカン状のヘアートリマーとでもいうのだろうか、とにかくそれを使って、伸びて耳にか
かって来た髪を、梳いて見た。
 まあ、収拾不能になれば、川向の床屋へ駈け込めばいいし、やってだけは見ようと、オカカに助けてもらって、
玄関先で、ビニール風呂敷に身を包み、髪を少しジョリッとやってみた。
 鏡を見ながらやれるところなど多くは無いが、面白がりながらオカカが手伝ってくれ、まあ何とか虎刈一歩前の
トラ猫狩りぐらいには仕上がった。
 髪が白髪5割のごましおだから、と事どころぶち見たいにも見える。
 明日は薬もらいに出かけるが、まあ大丈夫だろう。
 高曇りの空の下、大日が見えている。


 立山も今が花の盛り。これは「ミネズオウ」だそうな。


 山里は暑いが、親爺の好きな桔梗が元気に咲いている。            数日前の不動山。炎天下にも、どっしり踏ん張ってたっている。
 


7/18
 昨日長女の嫁ぎ先からもらったチケットで、さだまさしコンサートに行ってきた。
 オカカのお供であることは言を待たない。でもせっかく頂いたチケット、一人で行ってこいとも言えぬ。
 しかし考えてみると、親爺にはコンサートなどと云うものは初めての体験であった。
 オカカは勿論、若い頃にとか、友達たちと一緒にとかいろいろ言ってはいるらしいが、それとて平均以下、先ずは
久しぶりだったようだ。
 親爺は落語が好きで、学生時代は新宿末広亭を主に良く寄せ通いをした。だから、生意気にも文楽や、正蔵、こ
さんなども生で聞くことができた、おそらく最後の世代かもしれない。
 ちょっと時代は下るがオカカと一緒になったころも、寄席へ何とも連れて行った。末広、上野の鈴本、浅草演芸ホ
ールなどだが、コンサートなどへは一度も連れて行ったことは無い。
 まあ、その中歌舞伎を見ることを覚え、歌舞伎座、御園座、南座などへはオカカと一緒によく言った。これは今で
も好きで、60代の頃なら年に1〜2回は行っていたが、70を過ぎた今は2年に一度くらいになってきている。
 で、コンサートである。70過ぎて初めてのコンサートである。まあ、好きな歌い手のさだまさし故、話が8割、詩2割
と云うステージでもそこそこ楽しめはしたが、「精霊流し」を生で聞いた事に大満足した。
 今日も暑く、連休は終わったが立山はガスの中だ。
 青空もわずかに出てはいるが、さだまさしコンサートの歌の割合だ。


 庭の紫陽花をオカカが切ってきて、玄関の花瓶に刺した。いい感じ。     立山ではまだこの位の天気だろう。
 

 こんな空模様が続く7月の梅雨の間。小屋の親爺たちの胃が痛む。


7/17
 山里は朝から青空が広がり、暑い。
 立山も昨夕に天気が良くなり始め、素晴らしい夕景が見られた様だ。
 もちろん今朝の立山も絶好の登山日和。素晴らしい夏山がスタートした。
 そんなことで、ぼんやり昔の山を思い出していて、「岳人の歌」と云う歌が頭の中に広がった。そして思わずおかしく
なって笑ってしまった。
 いろんな歌詞があり、曲の細かいところもかなり違ったりするようだが、所謂詠み人知らずで、作詞作曲者不明の歌
である。歌声喫茶や、山の仲間たちの間で歌い継がれていた歌らしい。
 で、何がおかしいかと云うと、まあ全てがおかしいのだが、”白樺にもたれしは 愛し乙女か 黒百合の花をいつも胸
に抱きて”と云うフレーズが特におかしい。
 もちろん今の国立公園内で、黒百合の花を採取するなど考えられもせぬが、それ以前に、黒百合と云う花は決して 
ロマンチックな花とは思えず、それどころか不吉な花のイメージがあるのだ。
 親爺にとってのそれは小百合姫伝説で、佐々成正の側室小百合が、他の側室の讒言で殺され、佐々家に呪いをか
けると云うものだ。子供の頃に聞いたその話は怖ろしく、以来ずーっと黒百合の花は嫌なイメージだったからだ。
 そんな黒百合を胸に抱く乙女とは果たして、どれだけ不気味な乙女なのだ・・・。
 が、アイヌの言い伝えでは黒百合は恋の花であるとも言い、それなら黒百合を胸に抱く乙女は恋する乙女だろう。
 などなど、どうでもよいことを次々連想する。
 まあ、それだけのんきな生活をしている隠居爺という事だろうが、歯の浮きそうな言葉を羅列したこの歌、平気で歌え
た若い頃が懐かしい。
 昨夕の大日が素晴らしい夕景を見せた。


 今日の立山は、こんな天気である。                         これがアルプスの黒百合だ。
 
 


7/16
 連休初日の朝だが、残念ながら立山は見えていない。室堂から上にガスがかかり、雄山も真砂岳も別山も、とにかく
稜線はガスの中だ。弥陀ヶ原は晴れていて富山平野が見えているから、この後天気は回復するだろう。
 山里は、それにしても暑い。今日は富山市では36℃を超す気温になるとの予報だ。
 流石の山里の我が家も、朝からクーラーの世話になっている。
 早朝から雄山神社の除草作業があった。昔風に言えば「村人足」という訳で、村の各一戸から一人が参加することに
なっている勤労奉仕である。
 今や死語となったニンソクなどと云う言葉がまだ生きているのだから恐ろしい。
 が、限界集落の悲しさ、今や高齢化が進み、昔は青年団などと云う若い衆も大勢いた時代は過去の話となっている。
 だから、親爺たちが若い頃は、実にたくさんの「人足」があったもので、村の用水浚い、冬の小学校、焔魔堂、雄山神社
等々の雪下ろし等々書いてゆくと切りがない。しかも人足とは言わなかったが、神社、焔魔堂、金毘羅宮等々の立山信仰
に関連する神事、仏事も月1回以上の頻度であり、女衆が主にこれを司って来た。
 で、昨今。
 人口もとっくに200人代となり、戸数も100戸あるかないかで、高齢化も進んだ限界集落では、とても人足などと云う勤労
奉仕の招集など意味がないのは明白である。
 用水の浚渫や屋根の雪下ろしなどはとっくに業者に依頼することになっているし、また高齢化した村人たちでは作業も
進まず、個々に保険をかける必要があるため、外注が却って費用も安くなるらしい。
 だから雄山神社の除草作業人足は、ほぼ最後のニンソクとなり、この言葉も村内でも通用しなくなるだろう。
 もちろん今朝の草むしりは、我が家の代表はオカカであった。オカカお疲れ様でした。
 今朝は青空が出ていたが、非常に暑かった。オカカヘロヘロ・・・。


 滑川のお祭りに出かけた黒部のお姉ちゃん。   ママと熱海方面に出かけ水族館も楽しんだ東京のお兄ちゃん。
 

 弥陀ヶ原から上、2400mくらいまでしか見えぬ立山方面。


7/15
 今日の朝は大日が見えていたが、9:30には見えなくなってしまった。天気が変わるのだろう。
 明日からは3連休となるが、立山方面は天気に恵まれる様だ。
 夏山の口開けとなるこの3連休、良い天気でこの夏山に良い弾みをつけてくれれば良いのだが、梅雨明けが待たれる。
 ずっと北陸にいた前線が北上し、それに伴う雨雲が東北に上がった様だ。秋田辺りは観測史上最高の雨量を観測した
そうだ。親爺の大好きな東北、秋田県の皆様も青森県の皆様もお気をつけください。
 今は大相撲名古屋場所。大の相撲ファンを自認する親爺とオカカ、昔名古屋場所で升席を取ってもらい、先年亡くなっ
たトシ君事、鈴木さん夫妻と連れ立って観戦に出かけたものだ。高見盛が頭角を現してきたころだった。
 さて、今場所だが、三関脇が大関昇進を目指している。我が郷土の力士朝之山も本来ならその上にいるべき人なのだ
がどう考えても理不尽で重過ぎる、協会の取り決めやぶりで6場所、1年間の出場停止を受け、大関から三段目まで落と
されていたが、何とか実力を維持し続け、前頭4枚目まで帰ってきて、今場所に戦っている。
 それにつけても空白の6場所。悔やんでも悔やみきれぬ。慢心しおきて破りの夜遊びにうつつを抜かしていた本人も、確
かに悪い。それをいさめる親方がまたバカだった・・・・・。
 老いの繰り言のように親爺もくどくど幾度も述べているが、現状を見るとまたモンゴル勢に頭を押さえられそうだ。
 早々と大関に上った霧馬山改め霧島、3関脇のトップを切って星を重ねている豊昇流もモンゴル勢だ。
 「今まで大関に上がったモンゴル人は皆、横綱になってる。」と云う霧ば山の発言に「そういえばそうだ!!」と憮然とした
親爺である。
 霧馬山は好きな相撲取りであったが、この一言にゾ〜っとした親爺である。
 貴景勝は怪我で再起が困難だ。御嶽海、正代はもう論外だ。協会のバカ幹部どもめこの先また日本人の大関横綱不在
のモンゴル人横綱、大関に日本国技を明け渡すのか。
 また相撲人気は地に落ち、閑古鳥が鳴くぞ。
 日本人横綱、大関をシッカリ育てろ!!
 親爺ここまで書いてきて、息が上がって来た。今の日本人の若者、ガッツがないからな・・・。年寄りがいくら入れ歯をがた
つかせて騒いでも何にもならぬ。でも言わずとはおれぬ。
 相変わらず山方面は見えない。


 山はこんな具合の視界だろう。


 が、明日はこんな天気になるかもしれない。


7/14
 今日は梅雨もちょっと休憩。昨夜までずっと大雨警報が出ていた。
 すごく強い雨が降っては止み、止んではまた降り始めるという状態で、毎春屋根屋さんが雪の被害で瓦が割れていないか
きっちり点検してくれるので、こんな時は安心だ。
 車庫の方もスチールの屋根だから余り雨漏りなどの心配はないが、雨どいが時々詰まる。今年は親爺がよろよろと梯子を
掛けてつまりを掃除しておいたので今の処上手に流れている。
 今は少し薄日も差してきたが、よく雨が降る。梅雨だから当たり前なのだが。
 もう7月で、立山の山小屋も奥地の小屋の営業も始まる。コロナにいじめられ、今年こそと皆頑張っている。
 どこの小屋も大変なここ3年だったが、立山の神仏の加護を頼み、皆元気で張り切っている姿は頼もしい。
 立山は今日も見えず、ガスに包まれている。
 この連休はいい天気が来そうだが。
 

 早くこんな風にきれいに山が見えるようになればいいが。


 我が家の庭の花をしつこく・・・。雨の中の紫陽花。                 晴れ間の下の桔梗。
 


7/13
 今日は母の祥月命日。例により仏壇に燈明と香をあげ、取り寄せておいた菓子もお供えし、心こめてお参りした。
 仏壇の蝋燭の灯の向こうで母が笑っている様だった。
 まだ梅雨は去らず、昨日から「記録的な経験したことのないような大雨」に見舞われている。今日は雨は上がって、たまに
薄日が射したりもしているが、空はまだまだ重い灰色だ。しばらく降ったりやんだりが続くのだろう。
 昨日薄手の作務衣で過ごして、ちょっと寒い思いをしたので、今朝は着慣れた間の作務衣で過ごしている。外気も室温も
余り変わらぬ26℃程なので、やや湿気は高いが丁度良い。
 ライブカメラで確認した立山の様子は、弥陀ヶ原から上はガスで、雄山山頂カメラもガスと雨。天気は悪い。
 来週は連休にちょっと希望的な天気予報が出ているので、賑わう事を祈ろう。
 今日は隣組のTさんの訃報を聞いた。親爺より4つ上、今の世ならまだ若い年だろうに。
 さらに幼馴染にして、会社でも机を並べたこともある、Kさんが入院加療中とのことも知った。親爺より1歳年上である。こん
なご時世で、見舞いにも行けず心苦しいが如何とも出来ぬ。
 雨の被害で眠れぬ世を過ごした方々も多いだろう。ようやく避難指示は解除されたが、雪だけではなく雨にもいじめられる
今年である。
 大自然との共存の難しさをつくづく感じている。
 立山方面は全く見えない。


 親爺の大好きな桔梗は、激しい雨にも耐えて花をまた開こうとしている・・・オカカが今朝、雨に打たれ倒れそうになって
いたのを起こしてやったのだそうな。


 大イチョウも元気だ。                                   川向こうの山々もようやく姿を見せた。
 


7/11
 今朝は大分の旧友、青いと連絡が取れ、少し話したが今回の線状降水帯に入ってる間は何とも言えぬ酷さだったそうで
しかし、幸いなことに何ら被害はなかったそうだ。
 国東半島の突端で、豊後水道に突き出すようないちにある、昔は浜と呼ばれる集落だったと記憶しているが、なんせ半世
紀前の記憶である。まあ、青井も曰く、「海っプチだから大きな水害はあまりないし、川も小さいし、土砂災害も山が低くて先ず
無いから。心配かけたな。大丈夫大丈夫・・・。」
 元気な友の声で安心した。
 しかし、日田や湯布院など大きな被害が出たエリアもある様で、佐賀県や、福岡県でも相当大きな被害が出ているようであ
る。被災地の棟皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 テレビではアメリカ大リーグのオールスター戦を控えたホームランダービーなど放映している、
 明日はナショナルリーグVSアメリカンリーグの対決である。
 まあ、日本同様、オールスターはお祭りで、ムキになる必要もないが楽しみではある。
 今日も長閑に日が過ぎる。


 山からはトモちゃんが、天気が悪くて山が撮れないからと、花の写真を送ってくれた。
 ツガザクラ(これは親爺も分かった)        青のツガザクラ(親爺は左と区別なしだった)  ジムカデ(これもツガザクラくらいに思っていた。)
 トモちゃんは親爺の花の先生でもある。
  


7/10
 九州方面での水害のニュースを見ていると心が塞がる。
 あまりにも生々しい報道画面が続くからだ。
 映像技術、通信ネットワーク網の凄まじい発展により、昔なら聞くこともあまりなかった遠隔地の情報まで、ライブで入っ
て来るようになった昨今、日本中、否、世界中の情報が、茶の間のテレビに飛び込んでくる。
 中にはかなり刺激的で、恐怖を覚えるようなものもある。少なくとも子供には見せたくないようなものも多い。
 さらに気になるのは、大きな災害を伝えるニュースの間の間に、テレビ販売の品物が安いと、キンキンした売り子の声
が響き渡る。放送するのが民放だから、CM自信を否定はできぬが、もう少しデリカシーを働かせられぬものだろうか?
 まあ、報道番組やら、何やらわからぬバラエティー番組に、おちゃらけた芸人と称する人たちが、大した見識も持ち合わ
せず出演して、災害報道の最中に意見を求められ、あるいは余計な発言をして、顰蹙を買うなどいつものことだが、何も
かもごちゃまぜの報道バラエティーは止めたがいいと思う親爺だ。洪水で流される車の後、きれいな湖面で遊ぶ姿を平気
で放送するとは、信じられぬ。
 また爺様の小言になって来た。もうやめよう。
 梅雨の晴れ間にはこんな風景も広がる。ハクサンイチゲの先に剱など「夏山だ!」と想わせる。


 開け行く朝に浮かぶ山々。


 山里は今日も曇天。


7/9
 昨夜は雨が降って、今朝まで降ったりやんだりだったが、比較的穏やかな?雨だったようで、天気予報で最近は良く聞く
様になった、「かつて経験のない雨。」とか「自分の命は自分で守りましょう。」のような言葉も、北陸地方に向けても出てい
たようだが、立山の神仏のご加護でだろう、平穏で穏やかな朝を迎えている。
 もちろんまだ雨が上がってもう降らないという訳ではないだろうが、10:00を過ぎた今、外は明るくなってきて気温が急
に高くなってきた様だ。が、親自宅の居間はまだクーラーの世話にはなっておらず、十分快適に過ごせる。勿論Tシャツ一
枚になってのことだが。
 今日もまた傍らのテレビはMLBの中継が流れ、トップバッターの大谷はヒットを打ち出塁した。が後が続かず残塁。
 毎日毎日オカカと二人、野球中継を愉しんでいる。MLBでは大谷の所属するエンジェルス、その他チームは吉田の所属
するレッドソックス、まあ、チームよりも日本人選手の活躍を応援しているのだ。
 日本のプロ野球では巨人、昭和生まれの老夫婦にはこれが一番馴染み深い。選手の顔もずいぶん覚えた。が、ここまで
書いてやはり親爺とオカカは、ミーハーなにわか野球ファンであることを自認。ミーハーここに極まれり!!
 そして今日からは日本の国技、相撲の名古屋場所も始まる。これはミーハーどころかかなりマニアックな昔からのファンで
ある。親爺自身かつて立山山麓青年相撲大会で、地元村相撲場所優勝の経験も有する・・・・・。親爺の相撲経験日数は約
2週間ほどと実に短いが、学生時代の親友Aは、東洋大相撲部に所属しており、すごい記録を有する。「出場試合全敗記録」
であり、余り誇れぬが大きな図体に似合わない優しい男だったから、勝負の前に負けていたのだろう???
 とまあ、親爺にしろAにしろ相撲の実力など屁のツッパリにもならぬレベルだろうが、目が多少肥えている。
 で、その大相撲観戦も今日から始まり、プロ野球と放送時間がかぶったりするので、どうにも忙しくなりそうで楽しみにして
いる親爺とオカカである。
 山里もこんな天気だ。立山は全域雨なようだ。


 かなり昔の大好きだった(勿論今も大好き)チェリッシュの”石の庭小止みなく小ぬか雨濡らすから・・・”というフレーズを思い浮かべ眺めれば
我が「猫額庭」もなかなか趣があって良い。事に雨に濡れた紫陽花が良い・・・。
 
 


7/8
 昨夜から降り出した雨が今朝も間欠的に続いている。線状降水帯の下で大きな被害が出ているエリアもあるが、芦峅の
山里は今の処穏やかな雨だ。
 心平の実家がある島根県の松江市がかなり降っている様で、少し心配だ。ご両親も親爺夫婦同様の二人暮らし、ちょっと
体調を崩しておられるようなので、どうしていらっしゃるだろうか。何事も無いよう祈るだけだが・・・。
 富山もこの後雨雲の下に入りそうだが、警戒しようにもこればかりは運を天に任せるしかない。
 立山の神仏のご加護を信じ、心穏やかに過ごそう。
 ず〜っと藤圭子の歌声が流れている。昭和の一時代を風靡した偉大な歌手だったことは言を待たぬが、寂しい人生の
終え方をしてしまった人だ。思い出すとあの時代が蘇り何とも懐かしくそして悲しくなる。この人の歌は浪曲師だった父上、
その三味線を担っておられた母上の影響を、どこかに受けていたような気がする。
 雨に打たれた紫陽花は本当に美しく見える。


 今、立山も花盛りな事だろう。コイワカガミや、ツガザクラ、もちろんチングルマや、親爺では覚えきれない花々が咲いているはずだ。
 


7/7
 今日も暑い日だ。季節外れの黄砂の影響だろうか、青空の出ていた朝方から立山方面はやや黄色っぽく霞んで見えた。
 今、10:00現在は雲が広がり、高曇りの空と云った具合だが、気温は高くなっている。
 立山町の気温が32℃、だから山里の気温も30度近いはずだ。居間を閉め切りクーラーの世話になっている。流石の親爺
ですら、半そでTシャツ一枚で過ごしている。
 この処、午前中からBSで放送しているMLBの中継を、オカカと二人観るようになった。大概は大谷の出るエンゼルスの
試合だが、今日はエンゼルスの中継がないので、他のチームのを観ている。日本人投手の菊池が先発しているが、彼は
大谷の高校の先輩だそうな。
 まあ、ミーハーを自任する親爺とオカカの事だ、にわか野球ファンなので、話題の大谷の雄姿を観さえすれば満足だ。
 しかも日本のプロ野球も観るようになり、巨人の岡本や、秋広、大勢のファンである。いかにもミーハー。ヤクルトの村上
も応援して居るのだが、いかんせん放送が少ないし、村上は今不振の真っ最中・・・でも応援している!
 テレビの中継が一番多いのは巨人軍だろう。だから自然と巨人を応援するようになり、選手の顔もいろいろ覚えた。
 これは取りも直さず、WBC観戦の影響で、侍ジャパンに参加していた選手はいろいろ気になるのだが、皆、所属のチー
ムに戻り、それぞれのチームで活躍しているので、全部を応援しているが、なかなか見られない顔も多い。
 まあ、それはともかくミーハーのにわか野球ファンの親爺とオカカではあっても、野球自体の面白さと云うのも、少しずつ
判ってきた気がする。
 そして昔からの大ファンである馴染み深い大相撲も、明後日から始まる。
 我が郷土の朝之山も地位を上げ、三役以上とも総当たりになるだろうし、その実力に相応しい地位を確保することだろう。
 野球に相撲にと親爺とオカカはちょっと忙しくなる。
 快晴の昨日の立山で空輸作業を終えた東邦のへり。剱も完全に夏山の姿になっている。


 黄砂の影響だろう。うすぼんやり霞む大日。                山里も朝は青空が広がっていた。暑い。
 

 庭の紫陽花も花をつけて綺麗になった。                  バラも綺麗に咲いている。
 


7/6
 トモちゃんから朝一でヘリポートの写真が送られてきた。昨日は飛べなかった様だ。
 今日は快晴だから、奥地の小屋から順にヘリが飛んでいるようだ。まあ順調に空輸が進んでいるらしい。
 多くの室堂周辺以外の山小屋は、15日から営業再開との事、いよいよ夏山本番が始まる。
 芦峅寺も昨日夕刻から降り始めた雨が止んで、朝から快晴だ。暑くなってクーラーが要る。親爺などもうヘロヘロで
外へなど一歩も出たくない。普段からゴロゴロしているが今日の暑さは夏の入り口の暑さ。親爺ゴロゴロの良い口実だ。
 オカカは買い物親爺は当然のように留守番である。
 国見HPも青空が広がる


 山里は暑い。大日が良く見えている。                        花開いた紫陽花も暑い朝日を浴びている。
 


7/5
 天気は下り坂だ。皮肉なことに今日は各山小屋の空輸日、午前中ならまだ視界も利いているし、何とかなりそうだが
午後にはもっと崩れるのではなかろうか。
 昨日は朝、心平が入山すると挨拶に寄ってくれた。そして午後遅くにはトモちゃんが今日入山という事で寄ってくれた。
 トモちゃんはこの休暇に家へも帰った様だが、山形方面、おそらく月山あたりへ行ったらしいが雨にたたられ撤退して
帰って来たとの事。でも奥只見を経由して来たそうだ。サクランボをお土産にもらった。甘いサクランボだった。
 今朝から隣の早月小屋のヤンジーが、今日の空輸の荷揚げに一生懸命だった。うまく飛んでくれると良いのだが。
 この時期、いよいよ奥地の山小屋が動き出すのだが、その為の物資空輸が大変だ。
 立山方面はまだ見えている。


 可愛い孫たちの写真が届く。ご飯を食べるお姉ちゃんもまだほっぺにお弁当。プールでひと遊びしたお兄ちゃんもまだ可愛いものだ。
  

 トモちゃんにもらったサクランボ。山形で買ってきてくれた。美味い。


 また梅雨が戻って来そうな今日の空だ。


7/4
 今日も暑い日になりそうだ。山里は朝から快晴で、強い陽射しが降り注いでいる。
 今日で良い天気が三日目となるので、なんだか梅雨が明けたような気分でいるが、例の線状降水帯がかぶった北九州
は大きな被害が出ているようだ。
 被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
 九州と云えば大分県の国東半島に親爺の学生時代からの友人がいる。九州も大雨だとか台風だとか地震だとか、結構
災害の多い地なのだが、気になって電話すると大概大丈夫だ。
 流石に仏の里と呼ばれるエリア、また六郷満山と云う独自の神仏習合の山岳信仰の霊場でもある。親爺の住む山里も
立山信仰の里と呼ばれ、霊場としての立山の神仏に見守られている地であり、比較的天災などを受けにくい。
 両地ともに、こんなことをつい本気になって考えてしまうほど、穏やかな地なのだ。
 親爺は今日も良い天気の山里で、ぼんやりと時を過ごしている。実に穏やかで静かだ。
 明日からは少しこの天気も下り坂だという予報だ。


 垣根の内側の日当たりの悪い所にも紫陽花の花が次々開いている。


 山の冷気が本当に恋しい。

 


7/3
 今朝も一昨日までの雨が嘘のような良い天気だ。
 気温もぐんぐん上がっており、居間のクーラーを10:30頃から稼働。
 思いついて親爺は久々にドローンを上げて見た。立山の全景が見えているだろうし、夏に変わった山里も撮っ
ておきたい。
 で、念のためドローン本体に再充電し、庭に出て上げて見た。が、操縦器のFPV画面が、強い陽射しに負けて
全く見えない。実にうっかりしていた。玄関の中に入れば日陰になりFPVは見えるが、飛行している機体を確認で
きない。こんな基本的な事も忘れるとは・・・。ボケたか。
 それでも5〜6分、どうにか上空へ上げて、立山連峰は撮れた。
 たまのドローンフライト、面白いが、頻繁にやってないと腕が落ちる。
 眩しさをこらえて着陸誘導をする親爺。


 着陸進入するところ。我が庭飛行場はとにかく狭い・・・。


 これは離陸直後の写真。暑い我が山里。


 ひんやりした山の冷気が恋しくなる。


7/2
 昨日は大雨にやられ、ついには避難指示まで出た。我が家の建つエリアはハザードマップで見ても全く白エリア
であるのに、避難先の公民館のほうが山際で危ないし、元より避難など念頭になかった。
 それでもテレビなどで芦峅寺に避難指示が出されたなどと、大げさな報道を出すものだから、友人たちからお見
舞い電話を貰ってしまった。
 「おい大変なようだが、大丈夫か?」・・・こっちは全く雨など気にしていないし、常願寺川の川音も聞こえないし、
全く安閑としているところへのお見舞いだから驚いて「おお、なんだなんだ、全く大丈夫だぞ。なんかまずいことにな
ってるのは、白岩川流域らしいが、こっちは常願寺の川音も聞こえんぞ・・・。」
 本当に不思議な話だ。立山町のLINEでも、芦峅公民館が避難先として開設された旨連絡が来た。確かに土石流
被害は集落の下手半分ほどが警戒エリアになっているが、ハザードマップで見ると、芦峅寺集落以外の地域のほう
が危険度が高いエリアが多いのに、なぜ芦峅寺集落だけが???
 まあ芦峅寺は広大なエリアにまたがり、立山山頂まで芦峅寺なのだから、仕方ないが、それにしても避難所に指定
されたのは芦峅公民館だ。
 かなり腑に落ちない避難指示であったが、まあ誰も従う者も居なかったのではなかろうか?
 今日は快晴。雨も通り過ぎた。
 立山も良い天気の日曜日を迎えているだろう。
 これは10年ほど前の今頃の写真


 昨日から久々に孫娘が来ていて賑やかなことだ。        孫息子はジジも経験のない零戦操縦席に乗り込んだ。飛行機電車小僧になったそうだ。
 


7/1
 いよいよ7月となった。7月と云うのは真夏の始まりだ。
 子供の頃、7月となれば目の前に夏休みがぶら下がり、それだけで毎日が楽しかった。
 立山信仰に彩られた、立山の山里は、7月25日26日と雄山神社祈願殿の、例大祭がある。そして当時の小学校は
7月24日が1学期終業式の日で、貰った通知表を親に見せ、褒められるか叱られるかさえすれば、翌日からは楽しみ
な祭りが始まり二日間続き、その先は8月の末まで続く夏休みなのだ。
 子供のためを思って決められた終業式、夏祭り、夏休みのような気がして、低学年の頃はそうだと信じていた。
 隠居暮らしに入った今では暑い夏は嫌いだが、山小屋時代夏は最高の稼ぎ時、又立山にいれば熱さ知らず。可愛
い高山植物の咲き乱れる別山や御前山は、親爺の散策路で、昼寝場所で実にいい時期だった。
 ハクサンイチゲの可愛い花を眺めながら過ごした一時が、今でも忘れられない。


 文月朔日の山里は雨。こんな天気である。


 葉を茂らせた銀杏にも雨がシトシト降りかかる。


6/30
 一昨日の大雨は親爺の予想をはるかに超える被害が出ていた。
 常願寺川は1級河川で、日本でも有数の暴れ川として有名だが、明治期からの長期にわたる砂防ダム工事で、今は大
きな災害が出ることは少なくなった。
 常願寺川は富山平野に流れ込む川で、立山連峰に源を発する川だ。豊かな水量は立山に降る膨大な雪、立山は富山
平野の貯水槽ともいえるだろう。
 富山平野は豊かな米所だが、常願寺川はその水利の根源であると同時に、急流であり暴れ川であった。だから治水事
業が古くから行われて来たのだ。昭和44年の大水害以来も、砂防堰堤、護岸、の大型工事が次々と行われ、それ以降
大きな水害は無くなった。
 我が山里から一尾根か二尾根越えたところに、白岩川と云う2級河川があり、大辻山に源を発する川である。
 比較的穏やかな川という印象だが、中流にはロック・フィールド式の白岩ダムがある。
 今回はこの川の流域が大きな被害を被った。前述の白岩ダムが警戒水位をオーバーしたため、放水したのも一因かも
しれぬが、立山町上市町の境界線を流れる川で、この川のダム下流域の水田、人家に大きな被害が出た。
 昨日立山に通じる唯一の県道である、富山立山公園線も一時土砂崩れで通行止めになったが、復旧されたとのことで、
さしたる用事もないのだが、親爺とオカカと連れ立って、親爺の軽4WDで、先ずは岩峅寺まで下り、上滝にわたり旧大山
町の常願寺川対岸の道路を見てきた。
 千垣トンネルを過ぎたあたりから土砂の流出痕があり、そこから延々と約1kmほど、間欠的に土砂が出たようだ。まだ
重機が稼働しており、誘導員の指示を受け交互通行をしたが、混雑も混乱もなかった。
 旧大山町の道路も土石採集プラントの辺りから土砂が流出していて、これも瓶岩橋(廃止予定で通行不可)の近くまでや
はり所どころ土砂の流出跡が見られた。
 とまあ、こんなところで、道路については昨日の中に平常通行になったらしい。
 富山地鉄立山線の岩峅から立山駅までの区間も今日は平常復旧する。
 いずれにせよ昭和44年度の災害を知る人たちも少なくなったが、身近でこんな水害が出るとは思わなかった。
 白岩川流域の被害を受けた皆様にお見舞い申し上げます。
 庭の垣根の内側の紫陽花も少しずつ花開いてきた。


 最近の孫たち。お姉ちゃんは夏祭りの露店で友達と大はしゃぎ。お兄ちゃんはチュッチュを見つけて赤ちゃん返り?
 

 いかにも梅雨らしい山里である。


 むしむしする日のおやつに、葛切りはとても美味い。


6/29
 我が山里は常願寺川の河岸段丘上にある。村落の家々が立ち並ぶ、旧立山堂沿いは、常願寺川の河床より標高が
かなり高く、洪水による被害は嘗て聞いたことは無い。
 土砂崩れは小規模なものは有ったかも知れないが、民家が押しつぶされたなどと云う土砂崩れも聞いたことがない。
 各地方自治体が作っている、ハザードマップでも洪水、土石流の危険区域は無いことは無いというレベルだ。
 が、村の周囲と云いだすと、芦峅寺と云うエリアは国立公園立山のエリアも拗ねて網羅するので、それは何とも言い
難い。そして村に通じるルートは何箇所かが崩れやすいところがあり、昨日も一時通行止めになっていた。今は復旧
して通行できるレベルだから大したこともなかったのだが、これとて数年に一度と云う頻度である。
 とにかく昨日はひどい雨だった。今日はもうそんなことがあったかと云う天気で、青空が広がっている。
 かなりピントの甘い写真だが、早朝の不動山。


 ちょっと陽射しが広がり始めて緑が美しく光っている。               今シーズン初めてのトウモロコシ。美味しかった。
 

 庭の紫陽花は垣根の外側に向かい花を開いていた。日当たりが違うのだろう。



6/28
 昨夜から雨で、今朝も雨です。コロナ6回目の副作用で、倦怠感がひどく起きるのがいつもより2時間もあとになりました。
 オカカも一緒に6回目の接種をしたのですが、打った腕が痛いだけで特段の倦怠感は親爺だけです。まあ、これが5歳の
歳の差なのかもしれません。
 幸い熱は出ていないので、今日明日はいつも以上にごろごろと静かに時を過ごしましょう。
 今も雷雷がごろごろ言っており天気は実に不安定です。
 昨夕はトモちゃんが立ち寄ってくれました。休暇で自宅へ里帰りするそうで、アマナ(あまどころ)をわざわざ届けてくれた
のです。
 さっとゆでて、マヨネーズにちょっと醤油を垂らし、和えて頂きました。美味い事この上なしです。
 起きているとやや疲れます。更新もこれで終え、ちょっと休みます。
 雨の中、まだ開花せぬ紫陽花。


 立山ではニッコウキスゲが花を開いている。


 いつも親爺部屋から眺めていた梅雨の景色。                    垣根のバラは雨に打たれて花を散らしている。
 


6/27
 今日はオカカと二人、これからコロナの第6回目接種に向かう予定。止めようかと思っていたのだが、又流行ると
大変なので、転ばぬ先の杖である。
 最近は言わぬが、毎日何人かの患者は出ている様だし、高齢者の罹患は致命的だとも言うから。
 孫が飛行機に興味をもった。それを聞くとジジは嬉しい。
 孫が来たときラジコン模型をもって飛ばしに連れて行こう。まだ飛ばせる場所ならいくらもあるだろう。
 ドローンはもう飛ばせて当たり前のオートフライト機だが、ラジコンのシンプルな機体は操縦せねばならない。それが
面白いのだ。
 まだ小さすぎるが、飛ばせて見せてやることで、更に興味を持たせる。いやいや楽しいことだ。
 夏の孫の来訪に、思いをはせながら、さて飛行機の整備をしておこうと思う親爺だ。
 今手元にある由一飛ばせる機体。やはり冷戦である・・・。


 不動の山も濃緑に山肌を茂らせている。


6/26
 今日は祖母の月命日、仏壇に燈明と香を上げお参りした。
 良い天気が続いていて、今日も青空が広がっているが、予報によれば段々天気は下り坂へと入り、明日辺りからは
梅雨が戻ってくる様だ。
 雨を示す傘マークが、毎日並んでいる。かなりジメジメすることだろう。
 今日大相撲の番付発表があった。我が郷土の力士、朝乃山はようやく東前頭4枚目。昨場所が西14枚目だったが、
12勝を挙げ、10枚余り幕を上げたことになる。まあ、実力は大関である。協会の厳しすぎる処罰で6が所の出場停止
を喰らい、3段目まで落とされた。たかが協会の外出自粛規制やぶりで、若い力士の夜遊びが過ぎた程度と思うのだが
大関が協会の諮問に対し嘘をついたという事での処分だった。
 まあ、この朝之山の親方が、彼の大ちゃんで、弟子以上に遊び歩いて、遂に協会を追われた人だから、その辺りの躾
が出来ていなかったのだろう。
 とにかく大関の力を持っている朝乃山、7月場所も気を緩めず精進して、力を発揮して欲しいものだ。
 ちょっと気になったのは体重だ。嘗ては179kg程あったと記憶するが、現在は168kg。10kg程減っている。トレーニング
で絞り込んだのならいいのだが・・・。
 6月も間もなく終わる。7月ともなれば本格的な夏が始まる。
 庭のテッセン2輪花開いた。


 黒部のお祭りに行って、いろいろ買ってもらったお姉ちゃん。 羽田空港へ飛行機を見に行ったお兄ちゃん。二人とも元気だ。
 

 山里から大日もよく見えている今朝だ。

 


6/25
 6月もいよいよ終盤に入ってきた。梅雨の最中なのだが、ちょっと中休みらしく、昨日今日と雨は降っていない。
 今日は雲がちだった昨日より青空が良く広がって、厚い陽射しも降って来る。
 立山もいい天気な様だ。少し雲も見えるが、立山全域快晴と云っても良いだろう。良い登山日和だ。勿論局地的に
天候の急変はあって当たり前の高山だから、天気に騙されず、無理をせずが原則だが。
 親爺にはあまり関係ないのだが、日曜日である。で、親爺も今日はゆっくりしよう。毎日ゆっくりだから今日もゆっくり
と云うべきか・・・。
 空輸が上手く終わって各山小屋もホッとしていることだろう。
 立山も昨日は結構雲が多かった。


 山里上空にも青空が広がっている。


 そして今日は大日も見えてきた。

 


6/24
 今日は黒部の孫が来る予定だったが、長女(ママ)が熱を出してしまったので、来れなくなってしまった。この前から
あちこちで歩いていたので、疲れが出たのだろう。孫はパパに任せ1日休養するそうだ。
 ジジババは孫を迎える準備をして、待ち構えていたのだが肩透かしを食って、ジジは寂しくて仕方ない。
 最近野球を観る事を覚え、ついには大リーグの大谷の出る試合も観戦するようになったので、今朝からテレビの前
で観戦している。
 まことに長閑で、平和な土曜日。このままではボケてしまうのではないかと気になるくらい自由で、のんびりしている。
 つげ義春は親爺も大好きな漫画家だが、もう80代半ばに達しているはずだ。驚くほどの寡作な漫画家だが、この方
しか描けぬ世界を持っている。実弟に当たるつげ忠雄も漫画家で、かなり兄義春の作風に似ているが、又違い、この
方も親爺は大ファンである。この兄弟作家は活動は全く別々だが、兄弟作家の殆どの作品は読んでいる。
 で、今また「つげ義春日記」と云う日記をみつけ、読んでいる最中で、ちょうどつげ氏が子育ての時期で昭和50年代
の部分なので、僅かに数年遅れて子育てにかかった親爺にも、その事々が身につまされて良くわかる。
 ついつい読みふけって、毎夜午前様である。
 面白い本、興味ある本は楽しいばかりではなく、ボケに向かいそうな頭と心を刺激し、ボケ防止にも役立つ。と、信じ
て今日もまた読み漁る。
 何日ぶりかで晴れた。気温はまだ左程高くはなく過ごしやすい。


 昨日と比べ青空が見えるだけ良いが、山里は弥陀ヶ原の雲海の下にいるのだろう。        こんな夕景が出れば翌日に期待できる。
 


6/23
 早朝から営業のスーパへオカカの運転手でついていった。余り長く家にこもりっぱなしだと、出不精が板につきすぎ
ニートになってしまうかもしれないので、たまには世間の風を吸いに出かけねばなるまい。
 沈没船タイタニック号を見に行くというツアーで、一人三千数百万円の料金を払い乗り込んだ富豪たちの潜水艇が
行方不明になり、大きなニュースとして流れていたが、酸素残量が無くなる時間が過ぎ、行方もまだわからない。
 残酷な話だ。酸素切れで海底に置き去りになり、死を待っていたのだろうか。そんなことを想うと遭難者が哀れで、心
が痛んだ。が、今朝になって潜水艇の本体らしい破片が発見されたらしい。もしそれが本物なら遭難者はすでにほぼ
即死状態で旅立っているという事になるそうだ。
 潜水艦の事故はひどく哀れだ。考えるのも恐ろしい。
 恐らく今回の潜水艇の事故はもう、遭難者は旅立ってしまっているはずだ。ただその最期が出来れば船体破損事故
で、皆あっという間に旅立ったと思いたい。
 大富豪だろうが何だろうが、悲惨な最期であった。遭難者の冥福を祈ります。
 山里は雨が降りしきっているが、平穏である。
 平穏であることに感謝をしながら今日を過ごそう。


 雨が降り、立山ももちろん見えない。今日は立山も雨の様だ。          庭のバラが雨に打たれ、花弁を散らす。
 


6/22
 今朝から雨。今は止んでいるが湿度が高く、気温は23℃しかないが何やら鬱陶しい。
 我が家の庭にも梅雨の風情にぴったり合う、紫陽花が一叢あるが、まだ花が咲いていない。オカカが西洋紫陽花より
和紫陽花を好むので、我が家の紫陽花は和紫陽花だそうだ。
 親爺は植物にはほとんど興味がない方で、高山植物の名前を聞かれても、ちょっと難しくなると判らなかった。
 流石に、チングルマやイワカガミなど数種類はわかったが、まあ、そんな程度のもので花好きなお客様よりもレベルが
遥かに低い。
 30代から50代まで、仕事で通い詰めたネパールで、山案内のシェルパは仲間同様の友人ばかりだったが、その連中
にこの花の名前は?と聞くと95パーセントの確率で「それは白い花」「これは赤い花」と返事が返ってきて、中でもものぐさ
な連中は、花とのみ答えた。
 でもネパールの国花「ラリグラス(シャクナゲ)」だけは皆流石に知っていた。まあ親爺並みで、連中とは気が合ったし、
今でも付き合いは多い。
 そんな中でも、クンブーの入り口ルクラで、チングルマと同じ花を見つけて驚いたあことがある。まあ、親爺の目で見た
事だから確証はないが、あれはチングルマと同じだった。因みに兄弟分のシェルパに聞いたら「白い花だよ。」との事。
 梅雨の山里にいて、昔のネパールを思い出している。
 今日は立山は見えていない。


 栗の花が咲いている。                                 どくだみも一叢。
 


6/21
 昨日は親爺が通院日だったが、今日はオカカが歯科医の予約日で、朝から出かけた。
 心平のご両親から、毎年楽しい年賀状を頂くのだが、有年の年賀状に「財布の中にはカードが増えて行ってパンパン
です。」という景気の良い話が出てきて、しかしそのカードは大半が診察券だったと云うオチがついており、おお笑いしな
がら読んだものだが、最近はそれが身につまされて良くわかるようになった。
 親爺の財布にも、内科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科の診察券の他に、まだ総合病院の診察券も入っている。
 医療の最先端を行く日本、有難い話だが古希を過ぎた今、なるべく普段の生活を見直し、自分に合った生活を無理なく
続けて、なるたけ自然に旅立ちたいものだ等と殊勝なことを考えたりしている・・・。
 夏至となった。
 真夏はこれからだが、四季の移ろいの中で、それぞれの楽しみを見出しながら過ごそう。本音は夏の暑さに恐怖を禁じ
えぬ親爺なのだが。
 夏至の朝の大日だ。


 山は晴れていると本当に美しい。


 庭のバラの花が、もっとアップで写せと煩く語りかける。なるほどこれだけきれいに花開いているのだから・・・。
 


6/20
 なんと気づけば6月も20日だ。もう三分の二は過ぎたのだ。
 ここ数日天気が良いので、すっかり梅雨入りしたことは忘れているが、今は立派な梅雨の最中である。まあ、幸い長雨
もなく、さほどジメジメもしないので、今の処過ごしやすい。
 心平が昨日入山した。衛星電話以外使えないエリアなので連絡はないが、遭対無線で無事到着と連絡があったそうで、
剱御前小舎でそれを傍受したトモちゃんが親爺にも知らせてくれた。無事到着さえすればあとは小屋開け作業だ。十分な
時間的余裕はあるし、明日は空輸予定だそうだが、天気予報では何とか天気ももちそうだ。空輸と云えば親爺現役時代の
ヘリポートの写真が何枚もあるが、何気なく仲間と写した写真には、早々と旅立った連中や、体調を崩して長期入院してい
る面々が元気に笑って写っていて、何とも懐かしくもあり寂しくもある。時の移ろいは無常である。
 隠居した後も元気に生活して居られる今に、親爺は感謝している。山歩きや、体力を使う渓流釣りなどはもう無理だが、
ドライブ旅行程度ならまだまだ大丈夫。この元気を維持するために、せっせと医者通いをしている親爺だ。
 トモちゃんが送ってくれた御前山の夕景が懐かしい。


 今日は立山の方にはガスがかかっている。                     我が家の庭は花盛りだ。
 


6/19
 今日はまだいい天気だ。少しづつ雲がちになってきているような気もするが、雨が降ることは無いだろう。
 トモちゃんがLineで写真を送ってくれるので、山の景色がライブで見られる。
 昨日は父の日。三人の娘たちから親爺へのプレゼントが届いた。
 海鮮の詰め合わせは長女、かりんとうの詰め合わせは次女、松坂牛は末娘。いや、古希を過ぎて尚、娘らに父の日を
祝ってもらえるのだから有難い事だ・・・・・。
 今朝心平が真砂沢ヒュッテへ入山するのに立ち寄って行った。あいにく親爺はまだ夜具の中でゴロゴロしていて、顔を
見られなかったが、朝の掃除機がけをしていたオカカに挨拶をし、元気に入山していったそうだ。
 で、トモちゃんに心平入山の旨連絡して置いたら、早速写真を送ってくれた。
 山も平穏で、視界もよく、心平の通過ルートに心配はないだろう。剱沢雪渓は熟知している心平である。
 何でも、今年から衛星電話によるインターネット接続がかなり格安でできるようになるそうで、ツイッターなどのSNSで
情報を発信していく予定とか。真砂からのライブデーターが入手できれば、登山者もずいぶん助かるだろう。まあ、すべて
一人で切り盛りしている小さな山小屋だから、そんなに頻繁にデータ発信はできぬだろうが、無いより良い。
 とにかく今シーズンも無事に、小屋仕舞まで良い営業が続けられるよう親爺も祈っている。
 昨夕の剱岳。


 後立の峰々もよく見えている。                              山里はすっかり初夏の趣だ。
 

 庭にはテッセンが咲いた。



6/17
 すっきりと晴れた土曜日で、気温も上がっている。
 随分雨に洗い流された山肌や木々の緑が、透き通るように朝日に映えて輝いている。青空と緑、そして我が庭を彩る
バラやその他の花々。実に爽快な朝である。今、昨晩着こんだ厚手のシャツを脱いで、一層爽やかになった。
 立山も昨晩は久々の夕景、トモちゃんが良い写真を送ってくれた。(この写真は写真部屋に掲載)勿論今日はピーカン
だ。しかも今の処登山者も少ない様だ。今日の登山者はゆっくり立山を愉しめるだろう。
 朝日に雨上がりの木々の緑が映える。


 大日も雪衣を脱ぎ捨てた、夏姿の山になった。


 庭の緑も、盛りだ。


6/16
 今日も雨空だ。梅雨冷で気温も低く、外気温は17℃程だろう。親爺も作務衣からジャンパーに着替えた。
 やや肌寒いのは構わないが、じとじとした湿気も感じられるようになり、少し不快だ。まあしかし、今は梅雨の最中である。
 6月も半ばを過ぎ、この梅雨が明ければ夏・・・と、高齢者にはあまりうれしくもない季節が来るわけだが、今日のような梅
雨冷の冷え冷えとした中にいると、あの暑さが少し恋しくなる。
 若い頃なら夏は待ちわびた、活動の季節で、山々を愉しんだり、川ではイワナ釣りや、鮎漁、下手なラジコン飛行機やヘ
リコプターで遊びと、暑さでバテる事など無かったが、今やあのギラギラした太陽の下に出る事すら恐ろしい夏である。
 雨が又強くなってきた。午後からは少し回復するとの予報だが、さてどうだろう。
 石積みの間から顔を出したオコジョ。ガスに隠れてそこいらを走り回る。


 ガスに包まれた日は、オコジョだけではなく雷鳥も活動の時間。多分番(ツガイ)だろう上手に隠れ、辺りをうかがう。
 

 山里のバラは梅雨の雨に打たれ花をまた落とす。


6/15
 最近、野球を観る面白さに目覚めた親爺とオカカだ。
 今までテレビ中継の野球などはがっかり番組の代表で、全くと言っていい程観なかった。
 親爺は子供のころから、野球には全く興味が無い方で、漫画で「ちかいの魔球」や少し長じてからは巨人の星なども読ん
だが、ことさら好んで読んだ訳でもない。
 同じ作家の作品ならちかいの魔球より、紫電改のタカだし、巨人の星より荒野の少年イサムのほうが遥かに好きだった。
 野球と云うスポーツに興味がなかったのだ。一応のルールも知ってはいたし、有名プロ野球の選手も知ってはいたが、興
味がなかったのだ。
 では古希を過ぎてなぜ?
 それは今年のWBCのテレビ観戦からである。いやいや初戦の中国船、次戦の韓国戦・・・と実に面白く観戦した。
 助っ人のヌートバー選手、言わずもがなの世界の大谷、村上や和真、吉田、源田、近藤などなど内外の有名選手の名前
を覚えたし、WBCが終わっても、アメリカ大リーグの中継や、日本国内のプロ野球も観るようになり、それがささやかな楽し
みとなって来た。
 アメリカ大リーグは、大谷所属するエンジェルス中心だし、国内プロ野球も当地で放送回数の圧倒的に多い、巨人軍を中
心に観ているが、選手名も覚え、今は巨人の和真(岡本)や、秋広、丸、中田、大城、坂本、大勢(翁田)等々のフアンである。
 もちろんヤクルトの村上もファンだし、前述のWBC出場選手たちも応援している。
 いやいや、親爺もオカカも、実にミーハーである。にわか野球ファンである。
 しかし楽しいものは楽しい。今もエンジェルスとレンジャースの試合を観戦中だ。
 鬱陶しい梅雨に負けぬ様、野球の応援に集中だ。


 ああ梅雨の風景だ。でも決して不愉快な風景ではない。鬱陶しくはあれど何とも言えぬ情緒がある。
 

 オカカが庭の手水鉢に、紫露草をいけた。しっとりよ良い風情だ。


6/14
 今、ワールドニュースに出てきた米国大統領、バイデン氏を見て、お年寄りを見て感ずる哀愁をひしと感じた。
 もちろん世界の大国アメリカの大統領閣下である。威厳もあるし権力も持っているだろうが、そんな氏でも、第一印象が
老人のみが持つ威厳溢れる哀愁では、もう大統領と云う重職は相応しくない。
 後進にその道を譲り、豊富な人生経験を持ち、知恵溢れる老人としてアドバイザー的立場で政治家を導いていただきた
い。もう自ら生臭い駆け引きの場には出ない方が良い。アメリカという国は自由社会で、民主国家だ。
 だからバイデン大統領の引退をだれも阻止しようとはせぬ。ましてや自分しか大統領は不要などと、思っておられるはず
もないし、国民と米国の法律がそれを許さない。
 習近平は自ら皇帝にならんと欲している様だ。プーチンも大王たらんと欲している。
 この前時代的独裁国家を作ろうとしている、共産主義者たちは頭がおかしいのではなかろうか。
 いみじくも一国の主権者たるものが、核兵器を使用することを平然と口にしているのだから、これらの人々は勿論くるって
いるのだ。
 バイデンさんはこんな人々を黙らせる力を持っているはずだが、ちょっと体力がなさ過ぎて、重要な決断ができるのだろう
かと云う危惧が伴う。
 他国の政治に口出しすることは失礼なことだ。だから何も言わないでおくがアメリカにはもっと強い大統領を渇望する。
 日本のアメリカ傀儡政府など、アメリカがくしゃみをすると風邪をひいているのだから。選挙にすら行きたくなくなるのだ。
 どうぞ強いアメリカを取り戻し、世界をけん引して欲しい。戦後生まれの親爺など、アメリカ文化の豊かな側面ばかり見せ
つけられて育ったのだ。
 アメリカ以外の正義がどこにあるのか知らない。
 最後に北欧の嘴の黄色いヒステリー気質のめんどりに一言。地球環境破壊をどうやって防ぎ、今の生活をどうやって維持
するのか、それとも、今の生活をすべて捨てて産業革命以前の生活に戻り、地球環境を守るのか。その具体的提案をぜひ
行ってからキーキー騒げ。
 ああ、親爺には昨夜の睡眠導入剤がまだ残って、思考経路が狂っている様だ・・・・・。
 夕景の剱を見て、心落ち着いてきたが・・・。


 梅雨の始まりの山里。
 

 立山の夕景は素晴らしかったようだ。


6/13
 今日は婆様(母)の月命日。朝、仏壇に燈明と香を上げお参りした。実にやさしい母の顔が浮かんで来た。
 最近は次女の顔が若き日の母の面影を残しているような気がする・・・。とにかく優しく、皆に慕われた人だった。
 ここ数日のうちに、親爺は2回ばかり可笑しな夢を見て、目が覚めた。
 1回目は昼寝の時、どこやら見た事のある、中国東北部のような黄色いっぽい道路の上。親爺は駅か、車のある駐車
場へ向かい歩いているのだが、着かず、途中で聞いても方角を教えてくれるが着かない・・・いらいらしながら、困りはて
ていると、ガスに巻かれ、視界が閉ざされる。その時なぜか手に座布団を持っていて、それを折り曲げて枕にして寝て、
こんな時は動いてはいかんと云う子供時代から体に叩き込まれた教えのとおりして、ふっと横を向くとそこに見慣れた引
き戸があって、俺は夢を見ていたと判ったが、すっかり目覚めるまでに1分はかかったかも知れぬ。
 二回目は今朝の明け方。何やら家の前が騒がしい。起きだして旧道に向いている親爺部屋のカーテンを開けると、何
と、子供たちが我が家の小屋根に上に登って騒いでいる。大声で「このバカ者どもめ!」と怒鳴りつけると、慌てて下に
降りて逃げ出してゆく。近所の家の戸も開いて「何の騒ぎだ」と逃げてゆく子供たちを叱っている。
 子供たちがどうやって屋根に上ったのか、どうやって屋根を降りて逃げて行ったのか、全くわからない。夢だから・・・。
 怒り心頭の親爺に、その子供らの引率者が謝りに来るが、「責任者連れてこい!」と親爺は怒り狂っている。住居不法
侵入だから、警察にも連絡するぞ!!と夢の中の親爺は頭から湯気を立てている。
 と、親爺の右手にオカカの手が触れた。ウ〜ンと目が覚めたら、そこは夜具の中であった。夢だと気づいた。
 いやいや可笑しな夢だ。
 昼寝の時はNHKの海外番組を見ながら寝落ちした時。
 今朝の明け方は、イノシシやクマが家の近くに現れるというニュースを何度も見た後寝込んだからだろう。
 こんな単純な親爺の夢の話だが、どうも目覚めた後が宜しくない。
 すっきりと現実に戻るのに、しばし時間がかかるからだ。が、天気が少しずつ良くなってきた。もうこんな夢は見ないだ
ろう。爽やかな気候から、ジメジメの梅雨に移ろう間で体調が変わり、見せた夢だろう。
 こんもりと緑に覆われた不動山である。


 山仲間のMさんが良いサクランボを送ってくださった。孫のS君の結婚の証人になったからだ。有難く頂いた。


6/12
 黒部の長女夫婦が孫を連れ、リゾレーナ八ヶ岳に出かけた。次女はパパが勤務日なので、鉄オタの孫と二人で、箱根
やら埼玉やら、鉄路をフル利用して、方々へ出かけている。公共交通機関の発達した大都会在住ならではの事だろう。
 可愛い孫が喜び楽しんでいる写真が、両方からラインで送られてきて、親爺とオカカはそれを見て喜んでいる。
 昨日はそんな日曜日だった。
 寒くなったり暑くなったり、比較的寒暖差が出やすい山里故、親爺は軽い鼻風邪。転ばぬ先の杖と、薬を飲みながら、
ゴロゴロと日を過ごしている。
 孫たちの愉しんでいる姿と云うのは、親爺にとっては一番の良薬で、かわいい姿に心が和み体調も良くなってくる。
 今日は月曜日。お姉ちゃんは保育園の先生や、お友達の楽しかった話を振りまいているだろうし、お兄ちゃんの方も
仲良しさんや、先生たちに、色々話しているだろう。
 山里は昨日より少し暖かくなるそうだが、今の処、室温はまだ22℃あまり。毛布を膝に乗せキーボードをたたいて居る。
 立山も弥陀ヶ原から上はガスの中の様だ。
 昨日よりは少し明るい空だ。


 プールが一番お気に入りの孫娘。でもケーキ作り体験もすごくおもしろかった様だ。
 帰るのが嫌になるほど楽しんだそうだ。
 

 鉄オタお兄ちゃんは箱根登山鉄道にも乗ったし、再開されたマックアドベンチャーのハンバーガーづくりにもトライ。
 ちょっとお昼寝時間に重なって眠い盛り・・・。でも頑張った。
 


6/11
 昨日は何となく体調不良・・・なまくら病で、このページの更新もさぼってしまった。
 自分のボケ防止と、日記を兼ねて書き綴っているだけのページだから、更新をさぼっても世間様には全く影響もないし
たまに古い友人から、「どうした、さぼりか、又?」と連絡がある程度だ。
 が、ボケ防止でも継続は力。とにかくできる限り継続せねば、本当にボケてしまう。
 一昨日の夕刻、オカカにご飯だよと呼ばれ、寝そべっているところから立ち上がろうとしたとき、足が座布団にわずかに
引っかかって、ちょっとバランスが崩れたと思うや、目の前のテーブルによろけて尻もちをついて転んだ。
 特段けがもなく、音にオカカが驚いただけで済んだが、親爺自身が一番驚いた。
 「なるほど!これが老人性の転倒だ。」と。
 僅かの足のバランスの崩れが、カバーできない。筋力、反射神経、バランス感覚・・・・・すべてが老化している。特に筋力
の低下がひどい様だ。まあ、いまさら筋トレもできぬし、何とか現状維持して、転倒によるダメージなどを受けぬ様に注意す
ると云うのが一番の対策だと思った。
 雨の日曜日、ジメジメとこんなことを考えていると益々湿っぽくなりそうだ。
 今日も大リーグ野球でも見ながら、読書でもしよう。
 剱御前小舎からトモちゃんが送ってくれた夕景。昨日は朝3℃しかなかったそうだ。


 今朝の山里からは大日が雨に滲んだ様に見えている。


 今朝も、庭の垣根のバラは花盛りだが、折角開いた花が花弁を散らし、少しかわいそうな気もする・・・。
 


6/9
 ロングドライブの疲れが、今日になって出てきた。
 何となく気だるく、昨夜は熟睡できず、まだ10:00前なのに眠気がする。まあさりとて特段どこかが痛むとか、辛いとか
いう訳ではなく、なまくら病とでも云った気だるさだけだ。
 濃いめのコーヒーか緑茶でも飲めば少しシャキッとするかもしれぬが、自分で淹れるのも面倒なのでよした。
 昨晩など、古い本を読み返していて、ついつい読みふけり、本を閉じ寝込んだのが2:00過ぎだったから、余計にだる
く眠気さえするのだろう。
 親爺の悪い癖で、面白い本を読みだすと止まらなくなるのだ。日中にいくらも本を読む時間はあるのに、明るく皆が起
きている空間は、皆が寝静まった暗い空間より本に集中できない。ついついほかの事に気を取られたり、はては転寝を
してしまったりと、何ともしまらぬ。で、夜中に夜具の中での読書という事になるのだ。
 ひとえに老化の所為かとも思うが、そうばかりでもなく、子供の時からそんな癖があったような気がする。
 まあ、自由時間がたっぷり使える隠居の身ゆえ、どうでもよい。好きな本位、好きな時間に読めばいい。
 曇天の山里で、開き直っている親爺だ。
 不動の山にもガスがかかっている。


 不動にガスがかかっているくらいだから、立山は当然見えない。庭にバラが花盛りなのだが、雨に打たれると何となくかわいそうだ。
 

 花弁が雨に散っている。



6/8
 昨日有峰へ出かけ、折立へも足を延ばした。十三重の塔(とみえのとう)と呼ばれる愛大生遭難の慰霊碑も遠くだが
参拝し、折立を後にした。
 そのままダムをほぼ一周し、まだ新緑鮮やかな木立の間を延々と走り、飛越トンネルを越えて飛騨に抜けた。
 山の村集落へ下り、更に大坂峠を越え、国府に出、野菜産直販売店あじかに立ち寄り、高山ラーメンをすすり、41号
線から帰路に就いた。
 特別目的があっての有峰行でもないが、若い頃アルバイトで馴染んだ薬師の山域は懐かしい。有峰にはその頃の匂
いが残っているような気がする。
 2,3年コロナや何やらで行かなかったが今年は今年は久々に行ってきた。それで満足だ。
 いつもと変わらない有峰湖。


 雲で山はすっきり見えなかったがダム湖を巡る道は、新緑に染まりそうな緑が、まさに滴っていた。
 

 十三重の塔を遠くからお参りし、折立を離れた。折立も昔のままだ。


6/6
 今日は高曇りの山里だが、立山も同様な天気だ。
 昨日午後からだるいな、と思っていたら、夕食頃から悪寒、筋肉痛、肩こりなどと一気に不快な症状が出て、前夜夜具
をはねのけて寝ていて、寝冷えし、風邪をひいたらしい。仕舞には微熱も出てきて、21:00にはベッドに入った。
 葛根湯を服用したが、いつものように効かない。仕方なく22:00ちょっと前に沈痛解熱剤を服用し、少し悪寒がとれて
23:00前に寝てしまった。
 4;00に寝覚めたが、不快症状はほぼ取れて、まだ早いので睡眠導入剤を1/4にして飲んで7:45まで寝た。
 今朝は普段通りに朝食も頂いたし、現在もほぼ普段通りPCの前でキーボードをたたいている。
 まだ完全復調でもないが、これ以上悪くならなければいい。
 今日はこの後完全休養だ。(ほぼ普段と一緒だが・・・)
 少し眠気がするが、明け方に飲んだ睡眠導入剤の所為かも知れない。
 穏やかな高曇りの山里だ。


 緑に覆われつくした不動の山。何となくこの山を見ていると気が鎮まる。

 
 庭のバラもどんどん花を開いて美しい。


 昨日の昼食。特製つけ麺に焼きナスに、自家製ジンジャービアー。美味しく頂いた。


6/5
 親爺は突然、数年以上前に夢中になっていた、ジンジャービアー造りを思い出し、数日前からその仕込みを始めた。
 ジンジャービアーとは何でもイギリス発祥の、発泡飲料のことで、生姜シロップに、レモンや香料を混ぜ、ドライイースト
を入れ発酵させ、発泡飲料とするものだそうな。
 ジンジャーエールは生姜ベースのシロップに香辛料などを混ぜ、それに炭酸水を加えて発泡飲料としたものだそうで、
親爺時代の剱御前小舎厨房長だったクミちゃんが、その原液を何度か親爺に送ってくれた。
 だからジンジャーエールはアルコールが入っていない。
 でも、ジンジャービアーは発酵による発泡飲料となる訳で、僅かなアルコールも発生する可能性があるそうで、日本で
はこれは酒税法だか何とかで禁止されているそうだ。だから下手にアルコール濃度が高いジンジャービールは密醸と
なるらしい。
 親爺は下戸である。その親爺がおいしく飲んで何ともないジンジャービアーはアルコール分が1%以上な訳はない。
 アルコール分0.5%と云う、市販の微アルコール飲料で、顔が赤くなる親爺である。
 で、昨夜飲んだのだが、美味い。生姜と、グローブ、唐辛子が効いて、甘く、辛く、さわやかである。
 一寸生姜が利き過ぎた。少し加減をして、又作ろう。やり始めると面白い。
 今日も良い天気で、屋内の気温は23℃ 湿度26パーセント。実に快適な日だ。
 緑が美しい清々しい山里である。


 これがジンジャービアー。冷蔵庫で冷やして飲むと美味い。 居間も明るい日が射して清々しい。
 

 立山は2500mから上がガスっている様だ。


6/4
 今日は朝から良い天気である。真夏のような空ではないが、青空が気持ちよく、まだ気温も左程上がらない。
 立山は雄山の山頂カメラで見る限り、高曇りの空だが視界は良く、雄山山頂から剱もよく見えている。昨日が土曜で天気
もそんなに悪くはなかったから、登山者もそこそこ入っているだろうが、なにぶん6月である。恐らく左程の混雑もあるまい。
 剱御前小舎は今はマー君が閉鎖せず開けているが、親爺時代の最後の5年ほどは6月の営業を見合わせたものだ。
 その位採算のとれぬ6月営業で、一月の山小屋の運営にかかる費用を見ると、相当の赤字が出るわけだ。夜間回す発電
機の燃料代も出ないのだ。一月の累計宿泊者数が30人などと云う年が良くあった・・・。
 剱周辺の他の2か所の山小屋も、春の営業を止め、7月からの営業にしている。是とて当然の成り行きだ。
 世の中が便利になり、奥山でも情報交換が簡単になり、小屋が閉鎖されていることを知らずに奥まで入って難儀をするなど
今の世の中ではありえない。
 山小屋も世につれ姿が変わる。お客様も変わってくる。登山人口は減って来る・・・。否登山人口どころか日本の人口が減
ってきているのだ。
 少子高齢化。今高齢者の仲間に足を踏み入れて、人生の斜陽を眺めているが、日本の国もまた斜陽国となるのだろうか。
 山の姿は変わらねど、我が山里の村はとっくに人口が300を割っている。高齢化は言わずもがな。


 青空の下、庭の垣根のバラはますます生き生きと花を咲かせている。
 

 

 孫のために買ったNゲージも、8月に孫が来るまで仕舞う事にした・・・・・。


6/3
 6月に入るや雨が来て、一足早い梅雨の予行演習の様だったが、今日はようやく雨が上がった。
 線状降水帯とかいうやつが、頭上に被って来ると、長雨が続き、とんでもない被害が出ているようだ。まあ、言葉は変わ
っても長雨が、レーダー画面で目視でき、さらにその継続時間までも予測できるという事だろうが、「自分の命は自分で守
って下さい。」などと云う表現は気分が悪い。何となく突き放した言い方だからだ・・・さりとてほかの言い方は難しい。
 まだ続いている長雨だろうが、被災された皆様にはお見舞い申し上げます。
 これは10年ほども前の剱御前小舎の前からの写真だが、こんな夕日が見える翌日は大概晴れた。


 今朝の山里は雲海の下。まだ立山方面は見えていない。


 梅雨直前?の庭の垣根のバラが一生懸命華を開き始めた。オカカ曰く「手入れがかなり大変なんだよ」親爺は関知せず。
 

 鉄オタ卵の孫に買ったNゲージだけど広げて見ると結構な大きさ・・・。


6/2
 6月になったばかりなのに、日本列島はもう、台風の影響を受けている。
 台風に伴う暖気と、大陸から降りてくる寒気が我が頭上に前線を作り、おかげで朝から雨が強く降ったり弱まったりしな
がら降り続いている。
 今朝は完全に目覚めるまで何やら気だるく、寒いような、暑いような,とにかくすっきりせぬ目覚めだった。
 体調が特段悪いとは感じないが、この天気の変化に、老いた体がついてゆけないのだろうかと思った。
 今日は東京の孫に、ジジが買い込んだ鉄道模型を組み立てて、撮影して送ってやる予定だ。
 鉄道模型と云ってもミニカーで有名なトミーのトミックスNゲージのベーシックキットの線路を組み立て、操縦ボックスを取
り付け、4両編成の「かがやき」を載せるだけだ。
 とはいえ、結構なサイズなものだから、そのスペースの確保が難しい。56cmX112cmとは・・・。
 まあ後で組み立てて、又ばらして片付けておけばいい。座敷のテーブルがちょうどいいだろう。
 立山も山里も雨、まあのんびり過ごそう。


 雨が降って生き生きしているのは垣根のバラばかりだ。咲き始めたと思うや、2,3日で一気に花をつけ咲かせている。
 

 特売のいちごで朝食にスムージーを作った。まあ、結構なものだ。


6/1
 いよいよ初夏となった。
 6月1日の朝は、初夏に相応しく気温がぐんぐん上がり、外に出ると暑い。
 朝方はさほど暑くはなく、肌寒いような気がして、薄手のトレーナーを少し厚手のものに代えた親爺なので、余計に暑く
感じるのかと思っていたが、、隣のトシコ姉も「今日は暑いぞ〜。」と云っていたし、町民検診から帰ってきたオカカも外は
暑いと云っているので、親爺はますます暑くなると思っていたが、居間に座り込んでいると暑さは感じない。温度計も22℃
で、止まっている。丁度快適である。
 トモちゃんが良い写真を送ってくれるので親爺はとても助かっている。
 下の岩場に佇む雷鳥などまさに「孤高の雷鳥」と名付けたくなる。実にいい写真だと親爺は喜んでいる。
 山にずっといる人でなければ、なかなか撮れぬ写真だ。


 山里の庭には白いバラや、ピンクのバラ、赤いバラが矢継ぎ早に花を開かせる。初夏なのだ。
 

 まだ雪が残る立山だが、まもなくこの雪も激減するだろう。


 ジジの大事な孫にと、親爺が取り寄せたNゲージの鉄道模型。「自分も遊びたかったんでしょ。」とはオカカ。

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